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2/3PM 関東学院六浦中学校が自己アピール型入試を実施

2/3(月)午後、関東学院六浦中学校で自己アピール型入試が行われました。

2/3(月)の午後、関東学院六浦中学校で自己アピール型入試が行われました。試験科目は「日本語リスニング」(45分)、「プレゼンテーション」(10~15分)になります。

集合時間は14時30分

関東学院六浦中学校の「自己アピール型入試」の集合時間は14時30分です。13時30分、予定通りに開門しました。この日はお隣の関東学院大学でも入試だったため、学校の付近はあまり人がいませんでした。構内に入ると先生と受験生、そして保護者の方の姿が見られました。

今年の関東学院六浦中学校の自己アピール型入試は今年で2年目になります。今年の入試には6名の

受験生が挑みました。

1時間目は「日本語リスニング」

14時40分、「日本語リスニング」のテストが始まりました。試験時間は45分。テーマが異なる文章が2題出題されます。受験生は問題用紙と一緒に渡されたメモ用紙に放送で流された内容の大事だと思うことをメモしていきます。

関東学院六浦中学校は入試までに自己アピール型入試体験会を実施しているので、今年の受験生も全員体験会に参加していたようです。体験会では、メモの取り方など先生からアドバイスをもらっているので、聞いている内容を全て書き残すのではなく、自分が大事だと思うことだけメモしていました。このようなノウハウは、授業など人の話を聞く際に大事な要素で中学校に入学以降も使えます。

受験生は放送が終わると、試験監督の先生の合図で問題用紙を開き、問題に取り掛かります。どの受験生も一心不乱に問題を解いていきます。問題は1テーマにつき、5~6問で長文の記述問題も出題されます。

2時間目は「プレゼンテーション」

「日本語リスニング」テストが終わると教室を移動し、15時40分から「プレゼンテーション」が始まります。受験生1名に対して、試験官2名で行われます。プレゼンするテーマは事前に学校に提出しますが、内容は自由です。この日、取材させていただいた受験生の1人は自分がこれまで調査・研究してきた「モノレールを通す計画」をプレゼンテーションしていました。

まずは、黒板に自分が事前に作成してきた紙を貼り、プレゼンテーション開始です。モノレールを通そうとする地域を具体的に挙げ、なぜそこにモノレールが必要なのか、なぜ電車ではなくモノレールなのかを一生懸命試験官に説明していました。実際にその地域を自分の足で歩き、そこの場所の高低などを資料で調べあげていて、聞いているこちら側がうんうんと納得できるようなプレゼンテーションでした。

そして、試験官の前に用意された席に座り、質問を受けます。どうして、この内容をプレゼンテーションしようと思ったのかなど、聞かれたことに対して自分の考えを述べていました。

試験官の前で1人でプレゼンテーションするので、はじめはかなり緊張したようですが、質問を受けるうちに緊張も少しずつほぐれてきたのか、時折受験生の顔に笑顔が見られるようになってきました。

好きこそ物の上手なれ

関東学院六浦中学校の「自己アピール型入試」は、好きこそ物の上手なれという言葉が最もよく表れる入試だと言えます。受験生一人ひとりにはキラリと光る能力があり、その能力は4科・2科の入試だけでは評価しきれないと思います。

事前の自己アピール型入試体験会は、5年生の参加者もいたと広報部長の野本先生から伺いました。新タイプ入試と呼ばれるこのような入試は、募集のためということで小6から受験を考えるといったことが多かったと思いますが、年々このような能力を6年間で活かして指導してくれる学校に期待する保護者の方が多くなってきたように思えます。

このような受験生たちが6年後どのような成長を遂げてくれているのか、今から楽しみです。