“英語の聖和学院”が行う[英語インタラクティブ入試]
受験生が自分の得意な型を選べる聖和学院の入試科目に、新たに[英語インタラクティブ入試]が加わりました。日本語または英語の作文と英語インタラクティブテストで行われます。
“英語の聖和学院”が行う[英語インタラクティブ入試]
新たに加わった[英語インタラクティブ入試]は、2月2日午後のC入試、3日午前のE入試で選択できる入試型で、日本語または英語の作文(50点40分)と英語インタラクティブテスト(50点20分)で行われます。構成は、学校ホームページに、下記のとおり紹介されています。
[英語インタラクティブ入試]
●入試の構成
ネイティブの試験官、受験生
●入試の内容
1. 英語での自己紹介
2. 試験官がエクササイズゲームのルールを説明
受験生の英語理解力を評価します。
3. エクササイズゲームを実施
受験生の英語表現力を評価します。
4. エクササイズゲームのまとめ
受験生の英語コミュニケーション力を評価します。
入試の流れ、評価する点とともに学校ホームページにアップされているサンプル動画からもわかるとおり、聖和学院の[英語インタラクティブ入試]の試験官は3人で、すべてネイティブの先生。一人が受験生グループと会話、残る二人がその様子を見守りながら、文法は正確ではなかったとしても相手に自分のことを伝えようとする意思、コミュニケーション力を評価します。
[英語入試]も選べます
従来から行ってきた、作文(日本語)+英語スピーチ、または作文(日本語)+筆記で行われる[英語入試]も、計4回の受験機会があります(A入試:2月1日午前、B特待選抜入試:2月1日午後、D特待入試:2月2日午後、F特待入試:2月4日午後)。
英語スピーチは、“Do you like (something)?”“Yes./No.”に理由などを加えていくやりとりをイメージすると良いとのこと。A入試は英検4級レベル、B・D・F入試は英検3級レベルを目安にすると良いでしょう。
11月17日入試問題解説会、1月12日入試対策説明会を開催
これからの説明会は、入試問題に踏み込んだアドバイスが聞けるチャンスです。
11月17日(土)の入試問題解説会は、各教科からのお話があります。入試までの受験勉強に役に立つことでしょう。そして年が明けた1月12日(土)は入試対策説明会で、より実践的なアドバイスになっていきます。
聖和学院の特徴的な入試、[プレゼンテーション入試]も練習会が行われており、今年度はあと1回、11月11日(日)の開催です。電話で予約の際に時間を指定されます。練習会では、持ち時間のうち始めの10分間はプレゼンテーションの練習、次の10分で保護者を前にして、実際に発表します。わが子が堂々と発表する姿に、思わず感涙する保護者の方もいらっしゃるそうです。入試本番でも、子どもたちが自分の可能性に気づき、一歩も二歩も踏み出せるのが、[プレゼンテーション入試]の魅力でしょう。
[プレゼンテーション入試]は出願に際し、「自己紹介書」を提出します。記載するのは、「活動歴(これまで熱心に取り組んできたこと)」「活動計画(これから力を入れて取り組みたいこと)」。活動歴を証明する書類(証明書や賞状などのコピー)があれば添付します。練習会参加者には、活動歴の書き方の添削指導があるのも、ありがたい心遣いです。
説明会日程はコチラ↓の添付ファイルもご参照ください。
「まちがってもいいじゃない」
聖和学院では、国語科でもビブリオバトルや表現の時間など、プレゼンテーションの機会を多く設けています。もちろん、初めから人前で話すのが好きだったり得意だったりする生徒ばかりではありません。初めてのときは泣き出したり、机にしがみついてでも前に出ることを拒否したりする生徒がいることもあります。それが、中3くらいになると、ニコニコして、プレゼンテーションを楽しめるようになっていくといいます。単に回数を重ねるからだけではありません。耳を傾けてくれるクラスメイト、「大丈夫だよ」「やり直したっていいじゃない」と励ましてくれる友人たち。オーディエンスでもあり、応援団でもある人がいてくれる、温かな校風のなせるわざと言ってよいでしょう。
From SEIWA to the World
英語教育は聖和学院の大きな魅力です。
中学で英語を学び始める1年生の4月・5月頃は、生徒の多くは英語が好きという時期です。6月の中間テストをはさみ、徐々に苦手意識を持つ生徒も出てくるようになる頃に夏休みに入りますが、8月に中1、中2生を対象に湘南国際村を利用して、イングリッシュキャンプを行い、苦手意識を払拭するようにしています。この時期に英語で日記を書き始めます。生活での出来事、その時の思いを英語で表現することに慣れながら、英語のスキルを磨いていくのです。15年以上続く、中3生対象の大学の先生による英語(週1回、CALL教室での授業)、英字新聞の作成やすピーチコンテストへの参加など、様々な角度から英語の4技能習得に努めています。また英検の級別対策講習や、TOEIC受験対策講座も実施し、手厚くフォロー。その結果、聖和学院の中3生の100%が英検3級以上を、66.7%が英検準2級以上を取得しています。現中1生はこれまでに全員が英検の級を取得しており、準2級を取得している生徒も複数名います。
22歳の夢
多くの生徒が、22歳になったときに、大学を卒業し社会に飛び立ちます。その時までに、どのような夢を描き、どのような形で国際社会に貢献するか。聖和学院では、そんな自分の22歳までの未来をイメージして“履歴書”の形式に書いています。このことは、これから先の目標を見つけるきっかけになっているようです。礼拝も、生徒が自分と対話する貴重な時間として、聖和学院の教育を支えています。
同時に、社会に目を向ける活動や、外部のコンテストや大会に積極的に参加しています。朝日新聞のオーサー・ビジットという企画に応募し姜尚中氏をお招きしたこともありました。学年を縦割りにしたグループで逗子市の交流イベントに参加してのプレゼンテーション、神奈川県の黒岩知事との「対話の広場」に参加し直接、意見をお伝えすることなどを経験しています。
その生徒の活躍をプリントにして配付することが、自然に行われています。例えば、今年10月に黒岩知事との対話に参加した際には、学んだことやみんなと共有したいこと、印象に残ったことばを参加者一人ひとりが書いたものも掲載して、学院全体で共有しました。こうした日常の何気ない取り組みが、友達をリスペクトする気持ちや、自分もがんばろうと励みにする雰囲気を作り、生徒個々に自己肯定感をもたらします。「まちがってもいいじゃない」と言い合える校風が、鎧を一枚ずつはがしていくのでしょう。
少人数の女子校であること
聖和学院は少人数の女子校です。生徒会役員や部活動の部長、副部長などのリーダーになって活躍するチャンスも大きくなります。誰もがフル稼働する、その他大勢のいない学校、みんなが主役の学校です。先生と生徒の距離も近く、指導も丁寧です。何しろ、添削やコメントを書くやりとりがきめ細やかなので、先生の赤ペンは一週間に1本インクがなくなるほどだといいます。卒業後に国内外の大学、大学院に進み、社会で活躍する卒業生たちは、在学中により良く意見を言う精神を学んだ、と振り返るのも、「感性豊かな、そして表現力豊かな」人を育てる聖和学院の教育が土台となっているとの思いが強いからでしょう。様々な分野で活躍する社会人卒業生が、CIRCLE WISE(卒業生のキャリア形成支援企画)に参加して、後輩に話をしてくれます。大学生はオリジナルキャンパスツアーで後輩を案内します。