八王子実践中が大改革「Wonder Innovation」へ!
八王子実践中学校〈東京・八王子市。共学校〉が、来春2019年から中学校の教育を刷新し、「Wonder Innovation Hachioji 2019」というフレーズのもと、大きく変わることを先に公表しました。
八王子実践中の「Wonder Innovation」とは?
八王子実践中学校〈東京・八王子市。共学校〉が、来春2019年から中学校の教育を刷新し、「Wonder Innovation Hachioji 2019」というフレーズのもと、大きく変わることを先に公表しました。
八王子実践という校名は、とくに女子バレーボール部の活躍で全国的に知られていますが、実は高校入試では、今春2018年入試でも都内で最多の受験者数(のべ志願者数)を集めている人気校です。
その大人気の高校に併設される形で、中学はこれまで小規模でのアットホームな教育体制を続けてきていましたが、「2020年大学入試改革」を契機に大きく変わろうとする日本の教育の変化の節目に、新たな時代に求められる力を育てる私立中高一貫教育校として生まれ変わるべく、教育内容と中学入試の大きな改革に踏み出しました。
それが、今回ご紹介する八王子実践中学校の教育・入試改革「Wonder Innovation Hachioji 2019」です。
「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を育成
実質的には中学校の新設開校に近いともいえる今回の八王子実践の改革「Wonder Innovation Hachioji 2019」は、この5月から私立中の合同相談会などで配布され始めた「“刷新”Wonder Innovation Hachioji 2019 八王子実践中学校は大きく変わります」と表紙に謳われたリーフレットと、学校案内のパンフレットに紹介されています。
そのリーフレットには、~学び合い」すべての生徒がレギュラーです。~と題された下記の紹介があります。
〈自重・自愛・自制・自立〉建学の精神「実践」に基づき、豊かな個性を育み、他者への思いやりを持って社会で活躍する有用な人材教育を目標としています。
八王子実践中学校は、「2020年大学入試改革」に対応した〈思考力・判断力・表現力〉〈主体性・多様性・協働性〉を育む教育に取り組みます。
授業が楽しく、学校が好きになるアクティブラーニングを!
同じように「“刷新”Wonder Innovation Hachioji 2019」と「2019年、八王子実践が変わります」と表紙に謳われた学校案内のパンフレットに紹介されています。
そのパンフレットの冒頭ページには、もう少し柔らかな表現でこう書かれています。
2020年の大学入試改革を見据えて、八王子実践中学校の教育が大きく変わります。
〈思考力・判断力・表現力〉〈主体性・多様性・協働性〉を育むアクティブラーニングを実践し『授業が楽しい』をコンセプトに教育改革に取り組みます。
生徒一人ひとりと親身に向き合い「将来のキャリアプラン」をともに考えながら「今すべきこと」をサポートする。
夢を膨らませグローバル社会に大きく羽ばたく力を育む八王子実践中学校の新しい教育がはじまります。
3年後には併設高の合格を確保して他の高校の受験が可能に!
これらのリーフレットや学校案内パンフレットのなかで紹介されている八王子実践中学校の教育改革の方向性をまとめると以下のようになります。
① 内部進学にこだわらず、他の国公私立高校への受験が可能。
誰でも八王子実践高校の優先入学制度によって合格を確保したうえで他の高校入試にチャレンジできる。
② 生徒自身が「楽しい! 面白い!」と感じられる授業を展開。
生徒一人ひとりと真正面から向き合うことができる少人数教育の体勢で、「授業が楽しい! 勉強が好きになる!」授業と体験重視の教育を行います。
③ 「学び合い」すべての生徒がレギュラーの教育。
生徒同士、生徒と教員が互いに学び合い、ひとりも置き去りにすることのない「学び合い」の教育を実践。全国の私立中でも珍しい「3学年協働学習」も導入します。
④ ICTの活用推進。
タブレットを用いた授業で、これからの社会に必要な思考力・判断力・表現力等の育成を図ります。予習や復習用の動画配信、不得意科目用ドリルなど、生徒自ら学習に向かう環境作りにより高い主体性を養い自学自習力を育成します。
⑤ 1クラス20名を目安とした少人数クラス編成と個別進学指導。
一人ひとりに目をやり、きめ細かなサポートを行います。学校生活・学習・進路のすべてに教員が生徒ときちんと向き合いながら生徒が抱える問題を解決します。
八王子実践中学校の特色ある教育
さらには放課後のサポートやグローバル教育、特色ある教育としては下記のような展開が予定されています。
① 放課後の自習プランを教員がサポート。
放課後の学習施設<J-Lab.>を開放し、高校生と同じく本校教員や外部講師による特別講義を実施。徹底したサポートで各自の目指す進路を実現します。とくに放課後の「やりたいことプログラム<J-mind>では、自分でプログラムを作成し、生徒自身の“やる気”を引き出し、モチベーションを高めます。
② グローバル教育の充実。週2時間のネイティブによる100%英語授業。
グローバル化に伴う英語4技能の強化が求められるなか、全員が中学在学中に英検3級あるいは準2級を取得することを目標に、担任と英語教員が一体となってサポートします。中学3年間の英語授業は週7時間。そのうち2時間はネイティブ教員とのチームティーチングによる100%英語授業です。
③ 特色ある教育(3学年協働学習、プログラミング教育、探究型学習、課外活動サポート)。
先にも触れた「3学年協働学習(学び合い)」のほかにも、情報科教員による「プログラミング教育」、「探究型学習(自然豊かな地形を生かしたフィールドワークやアクティブラーニング)」、勉強と習い事との両立を支援する「課外活動サポート(文化・スポーツで活躍したい生徒の支援)」など、八王子実践ならではの教育環境とリソースを、特色ある教育に結びつけて展開します。
首都圏は唯一の「2科・4科入試」を実施しない私立中に!
そして、そうした教育改革の方向性を中学入試にも反映して、八王子実践中学校は大胆な入試改革に踏み切りました。先のリーフレットには下記のように紹介されています。
“刷新”平成31年(2019)度入試~新たな受験スタイル導入!~
平成31年(2019)度入試から、2科入試・4科入試を3種類の入試方法に変え、①適性検査型入試(適性検査Ⅰ〈作文〉+適性検査Ⅱ〈総合〉)、②自己表現入試(プレゼンテーション型)、③英語入試から選択していただく受験スタイルになります。
これによって八王子実践中学校は、全国でもほとんど例を見ない(首都圏の私立中ではおそらく現在は唯一の)「国・算の2科目または国・算・社・理の4科目入試を実施しない」ユニークな入試実施校ということになります。
早くから中学受験のための進学塾に通ってこなかった小学生や、公立中高一貫校のみを受検するつもりでいた小学生でも、自分の強みや得意科目、読解力や表現力、英語力などを生かして、八王子実践中学校の入試にチャレンジすることが可能です。
こうした入試スタイルや、入学後の「課外活動サポート(文化・スポーツで活躍したい生徒の支援)」などは、中学入学後も学習と習い事の両立をしていきたいという意欲を持つ小学生に向けて、大きく門戸を広げてくれた入試だと理解して良いでしょう。
6月6日(水)に第1回入試説明会が開催
すでに八王子実践は、高校だけではなく中学校の女子バレーボール部も全国トップレベルの活躍を見せていますが、それ以外にもバレエでの海外留学を目指しながら英検準2級を取得している生徒や、小学校から「能」を習ってきた生徒、バトントワリングで高いレベルの活躍をめざす生徒など、多彩な生徒が在席しています。
また、そういう課外活動に打ち込む生徒と家庭にとってありがたいことのひとつに、八王子実践中学校が、首都圏(1都3県)で最も「学費が安い」私立中(初年度納入金=入学金21万円を含む約63万円。2年次以降は約37万円)であることも特筆できるでしょう。
JR八王子駅から徒歩でも約13分で通学できる八王子実践中学校に、通学可能なエリアから多くの、多様な資質や才能、意欲を持つ小学生と、その保護者からの注目が集まること可能性が期待されます。
直近では、来週6月6日(水)11:00~、第1回の入試説明会が行われます(その後、7月と10月以降に計5回の入試説明会が予定されています)。ご参加には同校Webサイトからのご予約が必要です(当日までお申し込みが可能です)。
八王子実践中学校の教育・入試改革「Wonder Innovation Hachioji 2019」に関心を持っていただいた小学生の保護者には、ぜひ一度、同校に足を運んでみてはいかがでしょうか?