雪が舞う2月2日、城北学園の中学入試レポート
東京・神奈川の入試スタートから2日目を迎えた2018年2月2日、東京都板橋区にて私立城北中学校の第2回入学試験が行われました。今年の出願者数は2月1日が372名、2月2日が779名。出願者数は昨年に比べて2日間とも40名以上の増加となりました。
志願者数は第1回、第2回とも40名以上の増加
東京・神奈川の入試スタートから2日目を迎えた2018年2月2日、東京都板橋区にて私立城北中学校の第2回入学試験が行われました。
例年、城北学園の入学試験は2月1日、2月2日、2月4日の計3回行われています。
今年の出願者数は2月1日が372名、2月2日が779名です。城北学園は教育のICT化を意欲的に進めていることで注目を集めており、出願者数は昨年に比べて2日間とも40名以上の増加となりました。
前日から天気が心配されていたとおり、2月2日はあいにくの雪となりました。城
北学園がある板橋区では、明け方前から雪が降り始めていたそうです。しかしながら城北学園に着いてみると、受験生と保護者が通る道はきれいに雪が掃かれていました。
それもそのはず、実は朝4時半から城北の先生とスタッフが集まって、校内の主要な場所の雪かきをしていたのです!城北学園の思いやりの校風がよく分かるエピソードです。
受験生集合時刻は8時20分
受験生の集合時間は8時20分ですが、雪による交通機関の影響を考えて早めに動き出したのでしょう。例年よりも早い時間帯に登校してくる受験生が全体的に多かったようです。
最初の生徒が正門前に到着したのは7時5分頃でした。
試験開始時間を遅らせる学校もありましたが、城北学園は予定通り8時40分から試験開始となります。雪の影響で遅れてしまった受験生は別室受験の対応となりますが、ほとんどの受験生は定刻通り登校することができました。
最寄り駅である東武東上線「上板橋駅」から川越街道をわたったところで、城北学園正門へと続く住宅街の細い路地があります。
受験生親子が雪で怪我をしないように、城北の先生と在校生(中学三年生の校風委員)による丁寧な交通整理が行われました。
道路に雪が残っている場所も多かったので進みは遅かったですが、受験生の歩みは雪道に負けず力強いものでした。
7時の時点ではまばらだった受験生親子の人影も、7時15分を回った頃から徐々に増え始め、7時40分〜50分に登校のピークを迎えました。
塾の先生方からの激励を受けて…。
正門から校舎へと向かう道の両側には、雪にもかかわらず早朝から待機していた進学塾の先生たちが受験生を出迎えます。
先生と固い握手を交わし、熱い励ましの言葉をもらう受験生。
すこし緊張した面持ちから一転、弾けるような笑顔が印象的でした。
到着にた受験生親子の大半は控え室の食堂へ
受験会場となる高校棟教室への入場は7時30分からとなっています。雪の中、早く到着した受験生親子がすぐに暖を取れるように、控え室である食堂は朝7時から開放されています。
例年では、広場のベンチに談笑しながら時間を過ごす受験生親子も多いのですが、今年は雪のため、多くは控え室である食堂に向かいます。
暖をとりながら、復習に時間を充てる受験生。それを心配そうに、でも頼もしそうに見守る保護者たち。
7時半を過ぎると、試験会場である教室にすぐ向かう受験生もいれば、集合時間の直前まで食堂で親子一緒に過ごす受験生もいます。
どの受験生も「自分が持っている力を存分に発揮する」ためのベストな過ごし方をしているのでしょう。
わが子を試験会場へと送り出し、試験終了を待つ保護者
わが子を見送った保護者は、保護者控え室となっている講堂や食堂へと向かっていきます。
城北の試験時間は国語・算数が各50分、理科・算数が各40分となっており、試験自体はお昼(12時25分)に終わる予定です。
朝食をゆっくり食べられなかった保護者への配慮でしょう、控え室の食堂では軽食とお茶が用意されていました。
また、もう一つの保護者控え室である講堂では、小俣校長の挨拶と5分ほどの学校紹介ムービーが上映されました。
城北生の学園生活の様子を観ながら、子供達の中学生活に思いを馳せる保護者たち。
これまで親子二人三脚で頑張ってきた中学受験も、最後の試験は一人で立ち向かわなければいけません。
受験生全員がこれまでの努力の成果を発揮できるよう心から応援しています。がんばれ、受験生!