国学院久我山が2018年から女子部に「CCクラス」を設置!
国学院大学久我山〈東京・杉並区。男女併学校〉が、来春2018年の中学入試から、女子部の一般クラスを「CCクラス(Cultural Communication Class)」に変更(再編)して募集を行うことを公表しました。
女子部の一般クラスを「CCクラス(Cultural Comm...
国学院大学久我山〈東京・杉並区。男女併学校〉が、来春2018年の中学入試から、女子部の一般クラスを「CCクラス(Cultural Communication Class)」に変更(再編)して募集を行うことを公表しました。
すでに同校WebサイトのTOPページには、この改革が大きく表示され、新たな女子部「CCクラス」のコンセプトが紹介された告知チラシを見ることができるようになっています。
もっと日本を。もっと世界へ。
同校の入試広報部からのお知らせによると、今回の改革は、「2018年度中学入試より、女子部の『一般クラス』が『CCクラス―Cultural Communication Class』に変わります。これは、国学院大学が掲げる『もっと日本を。もっと世界へ。』のコンセプトのもと、文化交流に光を当て、『日本の文化や伝統を学び世界に発信できる人・他の国の文化や伝統を相互に尊重し合える人・英語を意欲的に学びフレンドシップを深められる人になる』ことを目標にしたクラスです」ということです。
同校からの外部発信用の資料には、平成30(2018)年度スタートの女子部「CCクラス」についての詳細が紹介されていますが、そのなかの「a.今までの「一般クラス」と違いは何ですか?」という質問に答える形式で、下記のように紹介されています。
英語や国際文化交流に関心がある生徒を集め伸ばすクラスです。 国際交流、異文化交流、国際理解を深めるカリキュラムにし、4技能を中心「英語力」伸ばすプログラムを充実します。 これからの社会は、どのような道に進んでも英語のコミュニケーションは欠かせません。
Approach-1
Approach-1
「Global Studies」の時間を設けます。
→中学各学年、土曜日の 3・4時間目に2時間連続で実施します。
国際理解・異文化交流プログラムを中心に実施。その他、 英字新聞つくり、英会話、Math In English、留学生との交流・教養講座など。将来は縦割り授業も実施。午後は月 1回程度の 回程度の 「特別プログラム」 を計画中。
→高校は 「Global Studies」の時間を1時間作ります。
例1)「華道・茶道・能楽」について、学んだことを海外の人伝える
例2)修学旅行「ニュージーランド」に向けてのワークショップ
例 3)今ある様々な問題を、世界の人と協同して議論し解決する取り組み
など
Approach-2~3
Approach-2
アクティブな学びを積み重ね、4技能を中心に「英語力」を育てます。
英語力の目標値は、中卒時英検準2級・ GTEC (中卒時グレード4・高卒時6)です
Approach-3
社会 ・理科・英語等を中心に「調べる →まとめる(議論する)→発信(発表)する」授業を採り入れます。
Approach-4
高校卒業後は、早慶上理を中心に、Kokugakuin&GMARCHから東京外語大・首都大等の国公立や海外大学進学など、多様な進路を想定しています。
国学院久我山女子部の特徴を鮮明に!
難関国公立大学への進学を目標にした『STクラス』を男子部、女子部ともに設定し、私立中高一貫校のなかでも希少な「男女併学(別学)」校としての特長を生かし、男子・女子ぞれぞれの発達段階に応じた学習指導で、女子部の生徒の学力と成果も大きく伸ばしてきた国学院久我山中高。
今回の『CCクラス』体制の導入は、その『STクラス』の確かな成果と、小学生の保護者、受験関係者からの高評価に加え、女子部一般クラスの教育でも、さらに多様なニーズに応えつつ、国学院久我山女子部の特徴を鮮明にするための変更と受け止めてよいでしょう。
さらなる教育の進化・深化をめざして、新たな女子部「CCクラス」設置という改革に踏み出した国学院大学久我山中高の近未来の成果が楽しみです。