山脇学園中が来春2/2PMに「探究サイエンス入試」を新設!
山脇学園中学校〈東京・港区。女子校〉が、来春2020年入試では、2月2日(日)午後に「探究サイエンス入試」を新設することを、令和元年初日の5月1日(水)に公表しました。
2/2(日)PMに「探究サイエンス入試」を新設!
山脇学園中学校〈東京・港区。女子校〉が、来春2020年入試では、2月2日(日)午後に「探究サイエンス入試」を新設することを、令和元年初日の5月1日(水)に公表しました。
今春2019年入試では、2月1日午後に「国・算1科午後入試」という得意科目選択型の入試を新設して話題を呼び、多くの人気を集めた山脇学園ですが、さらに来春は、同校の教育の特色のひとつでもある「探究+サイエンス」の学びを反映した、ユニークな入試を導入して、受験生と保護者に“メッセージ”を発信したことになります。
「理科〈30分・100点〉」と「課題探求(60分)」で行われる、この新設「探究サイエンス入試」がどのような内容になり、どこまで人気を集めるのか、いまから楽しみです。
1.「探究サイエンス入試」スタート!
山脇学園入試広報室から届いた「山脇学園中学校 2020(令和元)年度 新入試について」と題したお知らせには、下記のようなメッセージが紹介されています。
1.「探究サイエンス入試」スタート
〈目的〉
本校は、8年余にわたり科学的探究エリア“サイエンスアイランド”で「科学を通して社会に貢献する志を育てる」ことを目標として、科学への志と技術を育むための様々な教育を行ってきました。サイエンスアイランド誕生以来、自然科学への興味を持つ多くの生徒たちがここで学び、志の実現へ向けての大学進学を果たすようになりました。
本校には、好奇心を持って未知の世界へ臨み、探究心を持って課題を見つけ出そうとする生徒が、科学への志を豊かに育む環境があります。自分の好奇心を満たす教育環境を活用して、未知の世界へ臨む生徒、探究心を持って課題を追及する生徒に入学していただくために、この入試を行います。
新設「探究サイエンス入試」で問われる力とは?
さらに、この“メッセージ”は下記のように続きます。
〈入試の方針〉
・自然科学に向き合うための、小学校理科の基本的な知識と、計算力・読解力があるか
・観察を通して、独創的な視点から問いかけ、自ら課題を発見し、条件のなかで集めた情報から事象を論理的に説くことができるか
・知識や考えを人に伝えるコミュニケーション能力を備えているか
① 理科(30分)
小学校理科の基礎知識を問う過程で、計算処理の必要な問題・読解力の必要な問題を出題する
② 課題探究(60分)
根拠のある仮説に基づいた実験の組み立てと実施、情報の収集と分析、考察の表現各々のプロセスやその成果から、受験生のポテンシャルを評価
※②については、チャレンジ課題を6月に出します。また、本校のオープンキャンパスや説明会で、探究力チャレンジ講座を用意します。
2月には「帰国生入試」増設も!
また、山脇学園中学校では、来春2020年入試では、「探究サイエンス入試」を新設すると同時に「帰国生入試」の増設することが、先のお知らせに記載されています。
2.「帰国生入試」増設
〈目的〉
本校は15年余にわたり帰国生入試を実施してきました。入学した帰国生は校内で生き生きと学び、海外での経験を生かして積極的に活躍しています。また、学習面においても、好奇心を持ち意欲的に取り組み得意科目を伸ばしながら、自分の志を育み、実現しています。
このような帰国生が入学できるチャンスを増やすために、2月にも帰国生入試を新設し、「国語+算数」を含む多様な受験科目パターンを用意しました。
2/2(日)AM「帰国生入試」の受験科目パターンは?
〈入試の方針〉
2月2日(午前)に実施する。
受験科目は2科目3パターンから選択
⇒①国語+算数 ②英語+国語 ③英語+算数 いずれも各教科50分100点
英検は添付すれば、級に応じて国算の合格ラインについて考慮
国語・算数 ⇒問題は、同日の一般入試B問題と同じ。日本人学校出身者にも受験してもらいたい。
英語 ⇒英語の問題の難易度は、第1回帰国生入試と同じ(英検3級~2級の混合問題)
帰国生入試と英語入試の入学者は、多文化共生を重視する「クロスカルチャークラス」(中1次)に所属。
同クラスでは英語はスタート時から習熟度別授業(4レベル)。国語の取り出し、社・理の補習を実施。
“多文化共生”重視の山脇学園がもうひとつ出会いの門戸を開く!
もともと早くから帰国生入試を実施し、いま首都圏では半数近い私立中が実施するようになった「英語(選択)入試」も、他の私学に先駆けて導入してきた山脇学園中学校。その果断な行動力と先見性は、まさに今後の女子教育に新風を吹き込むものです。
赤坂という都心の一等地の恵まれたキャンパスを生かして、“イングリッシュアイランド” 、“サイエンスアイランド” 、“リベラルアーツアイランド”など、生徒のモチベーションと探究心を高めるユニークな学びの空間を設置し、新校舎建築も含めて、新たな教育環境を整えた山脇学園中・高。
来春2020年入試でも、こうした新たな入試を導入することで、さらに多様な受験生との出会いを実現し、次のステージへと進化しつつあると理解して良いでしょう。
関心のある小学生と保護者は、同校のオープンキャンパスや説明会に、ぜひ足を運んでみることをお勧めします。