女子高生サミットin KUMAMOTOに参加の鷗友学園女子、2020年入試の変更点
11月の「女子高生サミットin KUMAMOTO」に招致されるなど「元気な女子校」の筆頭格、鷗友学園女子。2020年入試で、アドミッションポリシーを守りつつ試験時間を変更します。
2020年入試で各教科の試験時間を5分短縮
鷗友学園女子中学校は、4科均等配点・均等時間の入試を行う学校です。4科均等配点・均等時間の学校(入試)は、女子学院、頌栄女子学院、鎌倉女学院、清泉女学院前期などで、決して多くはありませんが、いろいろなことに興味・関心を持ってほしいというメッセージであるともいえるでしょう。
さて鷗友学園女子は、2020年入試で各教科の試験時間を5分短縮することを発表しました。
これまでは集合8時10分、4教科各50分、試験終了12時40分という時程でしたが、2020年度からは4科とも45分に短縮、試験終了時刻は12時20分に繰り上がることになります。
これに伴い、問題の分量も昨年度の9割の時間で解けるように多少軽減するとのこと。アドミッションポリシーに基づき、配点と試時間の「4科均等」は変更せず、「各教科を少しずつ軽減することで、受験生にどの教科でも実力を発揮し、最後まで集中して取り組んでほしい」としています。
鷗友学園女子のアドミッションポリシーは、「小学生のみなさんへ」として、学校ホームページに次のように記載されています。
鷗友学園は、キリスト教精神に基づき、「慈愛と誠実と創造」を校訓として心の教育を行っている学校です。本学園では、次のような生徒のみなさんに入学してほしいと考えています。
1.大学受験のための学習だけではなく、あらゆることに興味・関心を持つことができる生徒。
2.自ら進んで問題を発見し、その解決に向けて、仲間と協力して真剣に取り組むことができる生徒。
3.困難な状況の中でも、しなやかに粘り強く、自分の人生を豊かにしようと努力する生徒。
女子高生サミットin KUMAMOTOに参加します
アドミッションポリシーの最後に「みなさんも、目を輝かせて自ら進んで学ぶ鷗友生の一人に加わりませんか」と呼びかけがあります。まさにその輝く目を持つ鷗友生の行動力を示すニュースが届きました。
11月16日に、熊本で「女子高生サミットin KUMAMOTO」が開催されます。参加校は全国の女子校5校。熊本信愛女学院、賢明女子学院(兵後)、セントヨゼフ女子学園(三重)、南山女子部(愛知)、そして鷗友学園女子です。
これまで熊本信愛女学院は、熊本県私学振興課の支援により先進的な女子教育を行っている他校との交流事業を行ってきました。今回のサミットは、全国に規模を拡大しての企画です。生徒が考えたポスターには、次のような、マララ・ユスフザイさんの父、ジアウディン・ユスフザイさんの言葉が紹介されています。
「人口の半分を占める女性たちの力を信じていないのなら、その国は片方の翼で飛んでいるようなものです。でも鳥はひとつの翼では飛べない。ふたつの翼が必要です。私は娘の翼を折らなかっただけ」
このサミットに招かれた鷗友学園女子では、40名もの生徒がサミット参加希望の手を挙げたそうで、校内プレゼン、生徒互選という代表者の決め方も鷗友らしさを感じさせます。代表者5名は、サミット当日まで参加校の生徒たちとWEB会議を開き企画・運営を考えていくことになっています。