東京立正が2016年から中高一貫イノベーションコースを始動!
東京立正中学校〈東京都杉並区・共学校〉が、来春2016年から「中高一貫イノベーションコース」を始動し、さまざまなスタイルで小学校生活に励んできた子どもたちを迎え入れる多様な入試を実施することを、6月24日(水)に実施された塾対象説明会で公表しました。
東京立正の来春2016年度の入試日程
来春2016年中学入試の日程は以下の通りで、①2科目入試、②英語入試〈※2016年新設〉、③AO(スポーツ・芸術・習い事)入試〈※2016年新設〉、④奨学生入試、の4種類の入試が実施されることになります。
◇2月1日
募集人数30名
〈午前入試〉 2科目入試、AO入試。
〈午後入試〉 2科目入試、英語入試A型・B型
◇2月3日
募集人数15名
〈午前入試〉 2科目入試、英語入試A型・B型
〈午後入試〉 奨学生入試
◇2月5日
募集人数5名
〈午前入試〉 2科目入試、英語入試A型・B型
この4種類の入試の形態は、それぞれ以下のようになります。
4種類の入試スタイル
①2科目入試
筆記試験+面接(得点化しない)
国語100点+算数100点=合計200点
②英語入試 A型
筆記試験+面接(得点化しない)
英語100点+算数50点+国語50点=合計200点
《英語筆記試験》
英検4級 → 得点70点認定
※筆記試験の結果が70点未満でも英検4級による認定の得点を認める
英検3級 → 得点100点認定。英語テストなし。
英語入試 B型
英語面接+国語+算数
英語面接50点+算数75点+国語75点=合計200点
※面接評価ポイント7種類 1ポイント5点~15点
③AO(スポーツ・芸術・習い事)入試
自己PR面接50点+算数75点+国語75点=合計200点
※面接評価ポイント5種類 1ポイント5点~15点
スポーツや芸術などに小学校時代から習い事の一環として学んできた児童を対象とする。入学後は個々の生徒が行っている習い事をフォローし、学習との両立をめざす。
④奨学生入試
筆記試験と面接(得点化しない)
国語100点+算数100点=合計200点
※奨学生入試合格とされる筆記試験合計得点
A:80%→入学金・6年間授業相当額
B:75%→6年間授業料相当額
C:70%→6年間授業料半額相当額
D:65%→入学金相当額
⑤上記「奨学生入試」以外の入試における奨学金について
200点の合計得点の65%以上を得た場合は入学金相当額の奨学金。
東京立正の「完全中高一貫プログラム」。スキル育成
5年後の「2020年大学入試改革」をひとつの節目に、日本の教育が大きく変わろうとしているこの期に、東京立正中学・高等学校は「グローバル化に対応できる心豊かな人材の育成」をめざして、あらためて中高6年間一貫教育ならではの「完全中高一貫プログラム」のグランドデザインを中高一貫イノベーションコースのものとして掲げ、「生命の尊重・慈悲・平和」という建学の理念のもと、「人間力」「知力」「国際力」「情報力」の向上とともに「6つのグローバルスキル」を育てていく方針を明らかにしています。
この「6つのグローバルスキル」とは、①ケアリングマインド(おもいやりの精神)、②チャレンジ・スピリッツ(主体性・積極性・チャレンジ精神)、③ソーシャル・コミュニケーション(語学力とコミュニケーション能力)、④ソーシャル・チームワーク(協調性と柔軟性)、⑤ロジカル・シンキング(論理性と情報編集能力)、⑥ネイティブ・アイデンティティ(異文化理解と日本人としてのアイデンティティ)、です。
「中高イノベーションコース」のデザイン
仏教の精神をバックボーンに、急速にグローバル化が進む現代~将来の社会で切実に求められる「生命の尊重・慈悲・平和」を建学の理念に掲げ、同時に「IB(国際バカロレア)プログラム」の理想とする「10の学習者像」にも共通するグローバルスキルを育てていこうとする東京立正中高。
そうした同校が、多様な子どもたちを迎え入れ、互いに違いを認め合って尊重し合う教育空間を創るために、この新たな「中高一貫イノベーションコース」〈説明会・体験授業などの案内はこちら→tokyo rissho_01.pdf〉がデザインされ、その実現のために多様な入試形態が用意されたということでしょう。
英語入試はA型、B型からの選択がユニーク!
筆記(A型)か面接(B型)かどちらかを選べる「英語入試」もユニーク。すでに英検を取得した小学生も、英会話だけに親しんできた小学生も、自分の英語の既習スタイルに合わせて受験することができます。
「A型」は筆答試験のあるタイプの入試で、英検3~4級取得者はかなり優遇されます。「B型」は、まだ中学受験では数少ない英語の筆答試験が課されないタイプの入試ですので、英会話だけに親しんできた子どもたちも受験しやすくなっています。
東京立正中学校の入試の多様化にあらためて注目し、2~3年塾に通って勉強するという従来の受験準備スタイルに限らず、多様な小学校生活を送ってきた子どもたちが、良質な私学の中高一貫教育のもとで大きく成長することに期待したいと思います。