渋谷教育学園幕張の一次入試には首都圏優秀生が一堂に!
2016年、男女あわせて1,899名の出願者があった渋谷教育学園幕張。魅力的な教育内容と校風により、一都三県を越えて入学希望者が後を絶たない高い人気を誇る同校。毎年右肩上がりで受験生数が増えていますが、今年はこの数年で最も多くの受験生を集め、厳しい入試となりました。
渋谷教育学園幕張の教育目標「自調自考」
東京・神奈川入試が始まる2月1日には、私学各校への入試に臨む受験生が、この日ここに集結したということは、日本でも屈指の実力をもつ中学受験生たちが一斉に揃ったということです。
同校の掲げる教育目標「自調自考(じちょうじこう/自らの手で調べ、自らの頭で考える)」は、学校生活の柱の中で最も大切なものとされていて、何事にもあきらめることなく、積極的に取り組むことのできる人間の育成を目指しています。
最寄は
時代を見据えた先進的な取り組みとグローバルな環境が日常的にあり、私学教育をリードする渋谷教育学園幕張は、JR京葉線・武蔵野線「海浜幕張」、JR総武線「幕張」、京成線「京成幕張」の3駅が利用可能ですが、圧倒的に「海浜幕張」を使う生徒が多い模様。
戦いの朝!固い握手、弾ける笑顔
受験生の集合時間は8時30分ですが、最寄りの海浜幕張駅では7時を過ぎたころから、受験生親子が電車からどんどん降りてきます。
7時30分を回ると、受験生の列が駅から途切れることなく続きます。両親と揃って和やかな雰囲気だったり、受験生と歩を進めるお父さんは出勤前と思しき姿の方も多数。
校門を挟んだ両側には、塾の先生方がズラリと並び受験生たちを熱く迎えます。先生方と固い握手を交わした受験生、緊張した面持ちから一転、弾けるような笑顔が印象的でした。
準備万端!
その先にあるのは「これより先は受験生のみ入れます」という看板。ここからはもう保護者は入れません。思い思いのことばをかけたり、受験票や上履き、水筒などの荷物の確認をしたり……。受験生を抱きしめるお母さん、やさしく肩を叩くお父さん、互いに手を振り続ける親子の姿。受験生はみな力強い足取りで昇降口を昇っていきます。
在校生によるフォロー。ふだんはやんちゃな生徒たちだが
渋谷教育学園幕張では、中1から中3までの生徒、およそ50名が有志のボランティアとして入試のお手伝いをしています。なかには中1から高3まで活躍した生徒もいるそうです。
ボランティアとして活動する生徒に立候補した理由を尋ねると「自分が入試のときに、先輩が優しく声をかけてくれたから、自分もそうできたらと思って手を挙げました」と、誇らしげな表情で話してくれました。
この生徒たちは、入試会場である各教室で受験生たちのフォローなどをするだけでなく、保護者控室である講堂でも活躍。我が子の近い将来像が彷彿とした保護者の方もいたかもしれません。
ある先生は、「ふだんはやんちゃな生徒たちですが、こうした機会に積極的に手を挙げてくれるのはうれしいことです。こういう場も含めたところから、社会性が身に付いていくと良いですね」と話してくれました。
前を向いて乗り切っていこう!
説明や出席確認を経て、8時45分からはリラックス体操で体をほぐしていざ渋谷教育学園幕張の入試が始まりました!
ここでの合否によって、併願作戦の練り直しなども検討が必要になってくる受験生もいると思います。
前を向いて、これまでの努力を思い出し、納得のいく中学受験として乗り切ってください。がんばれ、中学受験生!