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私学の魂『聖学院中学校・高等学校』11月統一合判解答解説掲載

穏やかな校風に独自の「21世紀型教育」で世界に通じる思考力と強さ、逞しさも加えたミッション系男子校

ヴォーリズ建築による趣ある校舎を持つ聖学院中学校・高等学校は「男子を大きく成長されてくれる学校」として、高い評価を得る存在になっています。独自の「21 世紀型教育」の展開と、先進的な「思考力入試」を導入したことによって、多方面の教育関係者からも注目されている聖学院。今回は、副校長として「チーム聖学院」をまとめる清水広幸先生と、21 教育企画部長の児浦良裕先生にお話を伺いました。

記事の見出し
・「人間力×思考力×国際力」をコンセプトに、変わらぬ「オンリーワン教育」で他者のために生きる人間を育てる
・アタマは学校でしっかり鍛えられる。さらにココロを鍛えるために、聖学院の体験教育がある
・一人ひとりのギフト(才能)を信じ、“井の中の賜物、大海に飛び出す” ファーストペンギンになろう!
・何にでも果敢にチャレンジして失敗できるうちに失敗を重ね、やがて男子が成長できる苗床でありたい
・様々なプロジェクトを同時進行。全体のストーリーを生徒の成長に結びつけ、教員チームの結束と柔軟性が力に!
・私立中のなかでも先進的かつユニークな3種類の「思考力入試」をすでに導入し、子どもたちの多彩な資質 ・ 才能を評価!

 東京都北区中里。駒込駅から徒歩約 5 分の立地に、同じ学校法人の姉妹校 ・ 女子聖学院と隣接して建つ聖学院中学校 ・ 高等学校。同校の教育とキャンパスの象徴でもあるチャペルの塔の鐘が毎朝、近隣の住宅街に響きます。この聖学院中高が、いま首都圏の中学入試で、大きな注目を集めています。多感な成長期の中高 6 年間に、「男子を大きく成長されてくれる学校」として、高い評価を得る存在になっているからです。聖学院は、米国の宣教師 H・H・ガイ博士が1903(明治 36)年に設立した神学校を母体に、1906(明 治 39)年、石川角次郎を初代校長とする中学校を開校。以来、一貫してキリスト教精神に根ざした“唯一無二の人間教育”を実践し続けてきました。キリスト教プロテスタント系の男子校は、私立中高一貫校のなかでも希少な存在で、いま都内では聖学院中高と立教池袋中高の 2 校のみ。歴史を遡れば、麻布 中高が創立時は同じプロテスタント系の男子校として設立されていますが、カトリック系である暁星中高を加えても、現在では都内に 3 校しかない男子校のミッション ・ スクールのひとつです。その聖学院教育の柱となるのは、キリスト教精神に基づく「人間教育、学習指導、体験学習」の3つで、この3本柱の中心にあるのは、「Only One for Others(=他者のために生きる人)」の理念です。自分を生かし、他者を生かす共生の関係を求める教育精神は開校以来ずっと変わらないものであり、ナンバーワン教育ではなく、オンリーワン教育です。この揺るがぬ理念をベースに、教員が男子の成長の可能性を信じ、時に温かく、時に厳しく育ててくれる教育姿勢が、いま多くの小学生と保護者から好感と大きな期待を寄せられている秘訣ともいえるでしょう。

そうした理念と教育環境、校風のもとで、聖学院の生徒は、心身を大らかに育み、知を磨き、今後ますますグローバル化が進む世界で生き生きと活躍できる能力と自信を培っていきます。そして 2002 年には、3 カ年にわたる教育会議を経て「聖学院教育憲章」を策定しました。創立100年の節目を経て、その“原点”へ立ち帰る教育指針を掲げた聖学院は、この2018年には創立112周年を迎えました。そこで新たな言葉で掲げられた聖学院教育の3つの柱は、「人間力×思考力×国際力」。創立から変わることのない“心の教育”のもとに、さらに、現在の子どもたちが生きる近未来の社会で求められる「21世紀型スキル」を育てるために、“世界水準”の教育プログラムを駆使し、独自の体験教育を工夫し続けて、次代 を担う若者の育成に力を注いでいます。

記事ではさらに、聖学院中学校・高等学校の教育、取り組みについて、詳しく掲載しています。
記事の続き、詳しい内容はPDFファイルをご参照ください。