私学の魂『芝浦工業大学附属中学高等学校』7月統一合判・解答解説掲載
高度な「ものづくり教育」をめざす男子中学&共学高校
2017年4月、校地移転し、校名も変更して2 年目を迎え、いま首都圏でも大いに注目される存在となった芝浦工業大学附属中学高等学校。中学は変わらず男子校ですが、ユニークな形態の共学校となった同校の教育を新たなステージへと進化させる陣頭指揮をとってきた校長の大坪隆明先生に、新キャンパスへの校地移転、恵まれた新校舎での新たな教育、そして入試改革とその手応えについて、今回はお話を伺いました。
記事の見出し
・新キャンパス移転2年目を迎えて、授業のあり方が劇的に変化。
・新生・芝浦工大附属中高がめざす、新たな「STEAM教育」とは?
・中学入試と高校入試の変革と狙い。3科目入試、第一志望者入試の導入と高校での女子募集による変化と手応え
・さらなる発展に向けて。自分の人生に"自信と自己肯定感を持って"幸せに生きていける力を育てたい
「新校舎は全館Wifi が使えるようになっていますので、授業が劇的に変わりました。現在、中1 と中2、高1 と高2 の生徒は全員、キーボード付きのタブレットを持って授業や学校生活に生かしています。富士通製の比較的安価ながらパフォーマンスの良い機種です。
また、新校舎になって、理科室が3 教室、技術室が2 教室、コンピュータルームが2 教室と、物理的に教室数が増えたことで、もともと本校の特色でもあった実験・実習、ものづくりの授業がいっそう進化しています」と校長の大坪隆明先生。
「また、入学してくる生徒の居住地と通学圏、学力層も変わりました。今年の入学者の進路希望を聞くと、東大や東工大を希望している生徒もいます。そういう意味では、学力的に賢い生徒、意欲や目標の高い生徒が増えているので、教員も変わらないといけない変化の節目を迎えています」
確かに、この豊洲の新キャンパスへの移転が発表された2013 年以降、中学入試における同校の人気は一段と高まり、とくにこの1 ~ 2 年は入試の難易度も上昇しています。
「タブレットによるインターネット活用については、ゲームやSNS、反社会的サイトの閲覧などは禁止していますが、必要以上に制限をするよりも、生徒自身の権利と自由を大事にして、上手な使い方を身に着けると同時に、彼らの発想の広がりを促したいと考えています。まだ過渡期ではありますが…」と大坪先生。
この1 ~ 2 年の中学入試では、2 年後に迫った「2020 年大学入試改革」の影響もあり、有名大学附属校の人気が上昇傾向にあります。芝浦工業大学の附属校である同校も同様です。
記事ではさらに、芝浦工業大学附属中学高等学校の教育、取り組みについて、詳しく掲載しています。
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