白梅学園清修の第4期卒業生が大学入試で現役進学率97.8%
その白梅学園清修中学校が、来春2016年入試では、「英語(+面接)入試」を今春の2回〈2/1AMと2/1PM〉から3回〈2/2に追加〉に増設し、特待生制度も拡大(「※SS」特待と「B」特待を追加)することを先に公表しました。これにともない、今春は2月4日に行われた第4回入試は廃止という形になります。
白梅学園清修の教育。英語教育の実践
白梅学園清修中高一貫部の教育理念は「自主・自立・自律の心、気品とフロンティア精神の育み」。その理念のもと、「社会の第一線で活躍できる女性の育成」に基づく英語教育を実践しています。ちなみに中学1年次の英語授業時間は、公立中学校の「週150分」に対し、白梅学園清修中では「週350分」(授業時間は7時間)
1年次からネイティブ教員による授業が豊富で、「自分のことを英語で話せる楽しさ」を知り、2年次のロンドンでの英語研修(2週間)と、4年次のフランス(アルザス)への体験研修(2週間)という、全員必修の2度の海外研修が、同校の生徒の語学力はもちろん、「自主・自立・自律」の精神と、自ら考え行動できる主体性を育みます。
同校では、そうした「清修だからできる経験」=「10代に経験すること『Priceless』」と位置づけ、①英語を話す経験と話せない経験、②英語や日本語以外の言語に触れる経験、③日本(歴史・言語・文化など)や日常生活(家族の大切さ・平和とは・豊かさとは)に関する新たな発見や気づき、などにかけがいのない価値があることを強調しています。
そのほかにも様々な先進的な教育の取り組みを実践!
そのほかにも、「エリアコラボレーション」と呼ばれる、部活動とは違う習い事という新しい放課後の使い方(プロの指導のもと、高いスキルを身につける)や、「フードエデュケーション(食育)」、出会いやコミュニケーションの場としてのラウンジやアトリウム、廊下のカウンターなどの空間、すでに中学開校間もない時期から導入されていた電子黒板によるICT授業など、私立中高一貫校のなかでも、様々な意味で先進的な教育の取り組みを実践してきたのが、この白梅学園清修中高一貫部です。
今回の入試改革の狙いは
そうした同校が、「2020年大学入試改革」への対応を視野に入れ、さらにその先の社会で求められる力を大きく育てていくための教育姿勢が反映されたのが、今回の入試改革であるともいえるでしょう。ちなみに、今春2015年入試でも、適性検査型入試の受験生から12名が入学したという、その入学率の高さは首都圏でも指折りです。おそらくは公立中高一貫校を志望していた(とくに近隣エリアの)受験生にとって、それだけ同校に魅力があったということでしょう。
来春2016年入試に向けても、白梅学園清修中高一貫部の教育のあり方とその成果に、大いに注目したいところです。