昌平高がこの冬、駅伝、ラグビー、サッカーの3種目で全国大会へ!
昌平中学校の併設高校である昌平高等学校は、この冬、女子駅伝、ラグビー、サッカーの3種目で揃って全国大会への出場を決めました。冬に行われる高校スポーツの風物詩ともいえる大会に同時に三部が揃っての出場は、埼玉県でも初の快挙です。
三部が揃っての冬の全国大会出場は埼玉県初の快挙!
昌平中学校〈埼玉・北葛飾郡。共学校〉の併設高校である昌平高等学校では、この冬、サッカー部、ラグビー部、女子陸上競技部の三部が揃って埼玉県予選を勝ち抜き、みごと全国大会に出場することになりました。
冬に行われる高校スポーツの風物詩ともいえる大会に同時に三部が揃って出場できるということは、とくにスポーツが盛んで県予選から厳しい戦いになる埼玉県では快挙です。
12月中には、これら三部の埼玉県大会優勝のお祝いと全国大会への壮行を兼ねた祝賀会が、学校・同窓会・PTA会の関係者によって行われるそうですが、その案内の文面にも、「同時に三つの部活動が(冬の全国大会に)出場することは埼玉県内初であり、快挙であるとも言えます。12月末に行われる全国大会では、埼玉県代表として各部が持てる力を存分に発揮してくれるものと信じております」と記されています。
それだけに、各種目の埼玉県予選の模様を伝えた毎日新聞の11月の紙面には、「昌平V」の見出し文字が次々に踊ることになりました。
女子陸上競技部は強豪・埼玉栄を制して悲願の初優勝!
女子陸上競技部は、女子第29回「全国高等学校駅伝競走大会」の埼玉県予選で全国大会での上位進出の常連校ともいえる埼玉栄と1区から激しく競い合い、デットヒートを続けて4区・5区では抜きつ抜かれつのデットヒートの末に、“悲願の初優勝”を勝ち取りました。
女子区間賞は1区と2区を埼玉栄、3区、4区、5区を昌平の各走者が占めるという圧巻の実力を見せた両校でしたが、今年の栄冠は昌平チームが勝ち取りました。
12月24日(日)のクリスマス・イブに開催される「全国高等学校駅伝競走大会」は、女子の出発が10時20分、男子の出発が12時30分で行われ、女子の実況放送は、NHK総合テレビ、ラジオ第一放送で、ともに10:05から行われる予定です。
小学生と保護者の皆さんにも、ぜひ昌平高・女子駅伝競技部の雄姿に声援を贈っていただければと思います。
ラグビー部は4連覇狙う強豪・深谷高を制して初優勝!
ラグビー部は、11月18日に行われた第97回「高校ラグビーフットボール大会」の埼玉県大会の決勝で、4連覇を狙う深谷高を終了間際の逆転劇によって21対17で破り、花園への切符を手に入れる初優勝を果たしました。
この初優勝によって、昌平高ラグビー部が出場する第97回「全国高校ラグビーフットボール大会」は、12月27日(水)から東大阪市花園ラグビー場で行われ、すでに行われた抽選会によって、初戦は大会2日目の28日(木)に八幡高(滋賀)と対戦します。
そして初戦を勝ちあがることができると、次はシード校で2大会連続7回目の優勝をめざす強豪・東福岡高と対戦。今大会唯一の初出場校となった昌平高の健闘が期待されます。
この「全国高校ラグビーフットボール大会」には今年も、全国大会出場の常連校といえる国学院大学久我山(東京)、桐蔭学園(神奈川)、茗渓学園(茨城)など首都圏の進学校をはじめ、2回目の出場となる函館ラ・サールなどや土佐塾など各地の進学校も出場しますが、今回初出場の昌平高にも、やはり“文武両道の”活躍が期待されます。
サッカー部は浦和西高を破って3年ぶり2回目の優勝!
サッカー部は、11月19日に行われた、第96回全国高校サッカー選手権大会の埼玉県予選の決勝で、宿敵・浦和西高を2対1で破って、3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
この試合の結果を伝えた毎日新聞の紙面には、昌平高の藤島崇之監督の「女子陸上部が都大路、ラグビーが花園ということで『今度は俺たちだ』という気持ちで戦った」という試合後の談話が紹介されています。
第96回全国高校サッカー選手権大会は12月30日(土)に東京・駒沢陸上競技場で開会しますが、昌平高は初戦、12月31日(日)に広島皆実高(広島)と対戦し、2回戦進出をめざします。
この全国高校サッカー選手権大会は年末に開会しますが、2回戦以降は年をまたいで1月に行われ、決勝は1月8日(祝・月)が予定されています。先のラグビーやバスケットボール、バレーボールなどとともに、最も高校卒業に近い冬の時期に全国大会が行われるだけに、高3の部員にとっては「大学入試直前の時期」を迎えます。
そういう時期に、全国大会出場と優勝をめざしながらも、勉学や大学進学との両立をめざす高校生チームには、熱い声援と賛辞が贈られます。昌平高サッカー部のメンバーも、きっとこの両立を見せてくれることでしょう。
埼玉県初の「IB(国際バカロレア)MYPプログラム」認定校!
この三部揃っての全国的な活躍が期待される昌平高等学校が、併設の中学校を開校したのが2010(平成22)年。まだ8年目を迎えた新進の中高一貫の進学校ではありますが、今春2017年3月には、IB(国際バカロレア)中等教育プログラム(MYP)の認定校として埼玉県初の認定を受けています。
国際バカロレア(IB)とは、国際バカロレア機構(本部:スイス)が提供する国際的な教育プログラムです。2016年末時点で世界中で約5,000校(日本国内:39校)がIB教育を実践し、各国の大学も評価しています。文部科学省はIB認定校の増加を目標に掲げています。
昌平中学・高等学校はIB中等教育プログラム(MYP)の認定校で、IB認定校とは、「質の高い、チャレンジに満ちた国際教育に信念をもって取り組む」という理念を共有する学校であり「昌平中学・高等学校も、このような教育に取り組むことが、生徒にとって大切であると信じています」と同校のWebサイトには紹介されています。
変化する社会と入試にも対応する“世界標準の”中高一貫校!
さらに同校Webサイトの「IB(国際バカロレア)教育」のページには下記のように述べられています。
「今の小学生が大学受験を迎える際、大学入試は大きく変化する予定です。知識重視のセンター試験が廃止され、思考や判断など知識の活用力を問う試験になります。新たな大学入試への対応にIB教育は効果的です。導入を検討する学校が増える中、本校は国際バカロレア機構による審査を経て、埼玉県初のMYP認定校になりました。
本校では中高一貫生に対して、MYPに沿った授業を日本語で行ないます。対象学年は中学1年生から3年生までの全員です」
つまり、昌平中学・高等学校は、すでに今後大きく変化する社会や大学入試にも十分に対応できる力を育てる“世界標準の”教育を導入している私立中高一貫校です。
昌平高の全国的な活躍から中学受験生も勇気と励みをもらおう!
この冬、三部揃って全国大会に駒を進めた女子陸上競技部、ラグビー部、サッカー部の活躍も期待される一方で、同校の“世界標準の”中高一貫教育のもとで育った生徒が、やがて大学に進学し、社会に出て世界の舞台で活躍を見せる日も遠くはないはずです。
そうした昌平中学・高等学校の在校生はもちろん、いま中学受験をめざしている小学生にも励みや勇気を与えてくれるような、この冬の昌平高等学校の女子駅伝、ラグビー、サッカーでの全国の舞台での活躍を、大いに期待したいと思います。