2日午後入試!高輪中学の「算数入試」を緊急レポート!
今年の出願は332名。昨年の292名からは40名の増加となりました!充実の教育内容と面倒見の良さ、そして伸長を続ける大学合格実績は今年も多くの「算数自慢」からの絶大なる支持!
面倒見の良さで人気の男子進学校
赤穂浪士が眠る墓所としても知られる港区「泉岳寺」。そこに隣接する男子の伝統校「高輪中学」で本日2月2日、算数のみの単一教科で午後入試が実施されました。2014年からは高校からの募集を停止するなど、ますます一貫校としての色合いを強めている高輪中学。同校の名物入試とも言える「算数入試」は2002年からスタートしました。近年ではいくつかの私学で単科目型の入試が実施されていますが、その先駆けとも言える存在です。
今年の出願は332名。昨年の292名からは40名の増加となりました!充実の教育内容と面倒見の良さ、そして伸長を続ける大学合格実績は今年も多くの「算数自慢」たちから支持を集めているようです。
都会の喧騒とは無縁の泉岳寺
高輪中学校へのアクセスは、都営浅草線・京急線「泉岳寺」から徒歩3分。泉岳寺の山門を通り抜ける道程は、都会の喧騒を忘れさせてくれる落ち着きがあり、好天の陽射しとあいまったこの日は、まるで受験生を温かく向かい入れてくれるような和やかさがあります。集合まで余裕のある午後2時前には、本番前の「合格祈願」でしょうか。泉岳寺でお参りする受験生親子の姿も・・・。なかにはお弁当を食べて、入試に備える受験生も見受けられました。
混雑の少ない入試前
午前の入試と違い、午後からの入試は受験生の来場時間も大きく異なります。また午前のB入試と午後の算数入試をダブルで受験する生徒たちが食堂で待機していたため、混雑のピークはほとんどありませんでした。
塾の先生たちが通路で激励
校門から昇降口までは緩やかな上り坂。途中には校歌が刻まれた歌碑が配置されるなど、非常に落ち着きのあるキャンパスとなっています。坂を登ると昇降口までは屋根付きの渡り廊下(階段)となっていて、そこで激励に訪れた塾の関係者が受験生たちを出迎えます。少し恥ずかしそうにしながらも、先生たちとがっちり握手!その後、受付までの階段を威勢よく駆け登ります。昇降口で上履きに履き替え、いよいよ試験教室へ。校内の要所には高輪の在校生たちが案内役として配置され、「未来の後輩たち」を誘導します。「受験番号は?」「3○2○番です」「4○5教室だね。急いで転ばないでね!」「ハイッ!」在校生たちの親切な対応に、受験生たちも憧れの眼差しを向けています。14時20分頃から徐々に座席が埋まり始め、指定集合時間の10分前となる14時35分頃にはほとんどの生徒たちが着席をして、試験開始を待ちます。
いよいよ決戦へ!
2月2日の午後入試ということもあり、多くの生徒が受験を経験しているのでしょう。トイレに向かう姿からは緊張の様子は感じられません。得意の「算数」で勝負できる自信があるから、かもしれませんね。
14時45分には試験時の注意事項が監督の先生から説明され、いよいよ算数の問題と解答用紙が配られます。この「算数入試」の問題は一般入試よりも難度は高めの出題となっていますが、高輪独自のオリジナリティあふれる問題が取り揃えられています。「来年は絶対高輪に!」「俺、算数は得意なんだよな」という2017年度受験生は是非チャレンジしてみてください。 そして時計は15時00分。「はじめてください!」の合図とともに「算数自慢」たちの熱戦がスタートしました。
4月からは希望にあふれたキャンパスライフが君たちを待っている
今年で15回目を迎えた算数入試。この入試を経て入学した生徒たちについて広報部長の真壁亨先生に伺うと「算数入試で入学したからといって、他の教科が劣っている生徒はほとんどいません。逆に得意の算数と数学を活かして選抜クラス入りする生徒も多くいます。進学先も理系に限らず、中学から始めた英語が楽しくて、国際系の学部に進学する生徒など、本当にさまざまです」(真壁先生)。生徒の特性を決めつけることなく、多種多様な選択肢を用意することで、生徒の可能性を広げてくれるのも高輪中学の魅力のひとつ。
さあ、2016年入試もラストスパート!4月からは予想を超える感動体験が君たちを待ち受けています。
がんばれ中学受験生!