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受験情報ブログ

豊島岡女子学園中学校の2/2実施「1回入試」レポート

2023年2月2日に実施された豊島岡女子学園中学校の1回入試についてレポートします。

2022年、創立130周年を迎えた伝統校・豊島岡女子学園中学校・高等学校。2022年より完全中高一貫校として舵を切った同校の131年目の入学生を迎えるべく、2023年2月2日に実施された1回入試についてレポートします。〈取材・撮影・文/市村幸妙〉

首都圏女子トップ層が揃う入試

「道義実践」「勤勉努力」「一能専念」の3つを教育方針として掲げる豊島岡女子学園中学校・高等学校。道徳的であること、真面目にコツコツと努力することを目標に、自分の才能を発見し、磨いていく6年間です。

昨年は創立130周年記念の記念すべき年。式典の後には、生徒たちによる記念演奏会が池袋駅西口にある、東京芸術劇場で実施されました。


弦楽合奏部や吹奏楽部、コーラス部の生徒たちがオーケストラを編成し、素晴らしい響きを見せました。また琴部や桃李連という阿波踊りを行うクラブも華やかなパフォーマンスを行いました。


なお、同校のクラブ活動は全員参加となっており、コーラス部は全国大会でも活躍している強豪の部活動です。

堅実だったり活発だったりチャーミングだったりと、さまざまな個性を持つ生徒が揃う同校。首都圏屈指の最難関層の女子が集結する入試です。第1回入試は募集定員160名のところ、応募者数は1060名。受験生数は微減したものの、ほぼ例年通りとなりました。

温かな校風で、勉強も行事等にも一生懸命取り組める環境に加え、池袋という利便性の高さなど、多くの受験生を惹きつけています。

開門前から整然としている受験生たち

入試当日の開門は7時ですが、6時50分を回ると受験生親子が続々とやってきます。

7時より前に到着した受験生の希望者は開場準備ができるまでの間、ホールを入ってすぐの「蝶の間」と呼ばれる応接コーナーで暖を取ることができます。

もちろん、開門まで校門前で保護者と一緒に過ごす受験生もいます。

7時ぴったりに開門すると、まずは「蝶の間」の受験生が会場内へ向かいます。校門前の先生方の声かけにより、自然と整列していた受験生たちが力強い足取りで校内へと入っていきます。保護者は校門の前でお別れです。

「落ち着いて、いつも通りに!」、「実力を出せば大丈夫!」とあちらこちらから激励の声が聞こえます。ハグやハイタッチ、記念撮影をしている親子の姿も。

受験生たちがやってくるピークタイムは7時30分ごろ。

登校時の混雑回避のために、各回とも3つのグループに分けて入室順に着席します。グループ1の点呼・説明は8時5分〜20分、グループ2は8時15分〜30分、グループ3は8時25分〜40分となっており、試験開始時間が異なるので、終了時間もそれに伴ってずれていきます。

明るく出迎えられる受験生たち

校舎内に入ると竹鼻志乃校長をはじめ先生方の元気な声が、まるで受験生一人ひとりに届くかのように響きます。

検温はモニターで。その先で手指消毒をしたら、車路と呼ばれる広々とした空間で上履きに履き替え、試験会場へと向かいます。

特に混雑や混乱もなく、つつがなく豊島岡女子学園中学校の入試が始まりました。

なお、コロナ禍以前は高2生が受験生のサポートを担当していましたが、今年は生徒たちからの要望もあり、中3生の有志がお手伝いをしていました。

受験生はより歳の近いお姉さんたちがすぐそこにいてくれる安心感を味わったのではないでしょうか。

ちなみに、2月11日の合格者ガイダンスは新入生と共に、今年からはコロナ禍以前のように保護者おふたりまで校内に入れることになりました。

竹鼻先生は「保護者の方もホッとされたことでしょう。お子さんを支えてくださった保護者の方に参加していただきたいのです」とお話しくださいました。

受験生の皆さん、保護者の方々、本当にお疲れ様でした! この経験は皆さんの大切な糧になることでしょう。

春にはピカピカの笑顔で充実した学校生活をお送りいただきたいと思います。