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2019年、湘南学園は新たに「湘南学園ESD入試」を導入！

投稿者：編集部

カテゴリ：入試

2018/07/20

独自の教育“湘南学園ESD”を展開する湘南学園は、2019年入試で「湘南学園ESD入試」を導入。

独自の教育実践、“湘南学園ESD”を展開する湘南学園は、2019年入試で「湘南学園ESD入試」を導入します。ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な社会の担い手を育む教育」と訳されます。...

湘南学園は、持続可能な未来の担い手の育成を目指しています。

ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されます。ユネスコスクールのホームページには、「私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学びです。ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育です」と記されています。

湘南学園では、教科教育・総合学習を軸に、キャリア教育、グローバルな学び、食育、自治活動など、学校生活すべての分野において、独自の“湘南学園ESD”を展開しています。なかでも総合学習は、その軸。中1から高3まで6年間の発達段階に応じて、自分を知ることから始まり、地域に目を向け、生活圏の外に足を踏み出し、日本に、そして地球規模の問題に目を向けていく継続性のあるプログラムで、実社会で行動できる人になることを目指す、人格形成のカリキュラムです。生徒たちは、新聞やテレビの報道を鵜呑みにするのではなく、フィールドワークや多くの人々との出会いで見たり感じたりした経験をとおして考え、議論することを学んでいます。

その湘南学園が、2019年入試で、“湘南学園ESD”入試を導入することが、学校ホームページで発表されました。

湘南学園ESD入試は、2月1日午前

これまでの、A日程2月1日午後（2科）、B日程2月2日午前（4科）、C日程2月3日午前（4科）、D日程2月6日午前2科という他の入試日に変更はありません。従来どおりのABCD各日程は当日インターネット、翌日掲示発表ですが、2月1日午前に新たに設定した入試は、湘南学園ESD入試の発表は、翌日（2日）20：00インターネット、翌々日（3日）9：00掲示発表となっており、湘南学園のアドミッションポリシーをより鮮明にした、意欲的な入試といえるでしょう。

発表された資料によれば、入試の流れは下記のとおりです。

動画の提出（事前提出）
↓　小学校時代に取り組んだこと、
↓　湘南学園で挑戦したいこと
記述・論述（2月1日午前）
　　　SDGsの17のゴールのうち、いずれか一つに関する出題。
　　　そのテーマに関する「現状」を短い文章と資料で示します。
　　　　1.資料をもとに、考えがえられることを書けるだけ書き出してもらいます。
　　　　2.もし、その状況に自分が置かれたらどう感じるかなど、
　　　　　「テーマ」を自分にひきつけえ考えてもらいます。
　　　　3.「テーマ」に関する「現状」を改善するためのアイデアを提案してもらいます。

SDGsについての細かい知識を問うというものではありません。
なお出願はWEB出願のみに変更。
正式な要項の配布は秋の入試説明会からとなります。

2017年度にはクラウドファンディングに12のプロジェクト

湘南学園ＥＳＤ教育では、様々な教育が実践されています。「ＰＢＬ［Project（Problem） Based Learning：課題（問題）解決型学習］」として、クラウドファンディングを利用したものも特徴的な取り組みでしょう。これは2016年度の準備期間を経て、2017年度から本格的に開始されたもので、2017年度には生徒主導の12のプロジェクトがあり、成果をあげました。

この外にも湘南学園では、保護者が中心のＮＰＯ法人「湘南食育ラボ」が運営する食堂とも連携するなど、ＥＳＤの観点で社会の多様な人々との協働が自然に行われています。