2015年入試も一段落。しかしまだ間に合う入試!
しかしまだ間に合う入試があり、合格発表も終わっていない!
すでに今日は2月6日。1月初旬の茨城エリアからスタートし、1月10日からの埼玉エリア、20日からの千葉エリア、2月1日(日)から東京・神奈川で始まった2015年の首都圏中学入試も、ようやく一段落しようとしています。
受験できる機会はまだ残されている!
すでに合格を得られた受験生は、親子でホッとして喜びをわかちあっていることでしょう。
もちろん、まだ明日2月7日(土)以降に行われる入試も残っており、今春入試が終わったというわけではありません。これまでの結果をバネに、最後のチャンスで合格を勝ち取ろうと、親子でチャレンジを続けている受験生も、まだ大勢いるはずです。
さらに、2月初旬までの入試結果を受けて、十分な入学者を確保するために、いわゆる追加募集を実施する私学もあります。それらの私学の追加募集は、わずかな募集定員で行われることが多いのですが、それでも怖がって敬遠する必要はありません。受験生と保護者にとって「この学校なら良い」と思える私学を受験できる機会があるのならば、勇気を出して、そこに挑んでいっていただきたいと思います。
そして一方では、2月3日に都内の公立中高一貫校のみを受検して、2月9日(月)朝の合格発表を待っている小学生も大勢います。そうしたお子さんにとっては、受検した公立中高一貫校に合格できれば嬉しい限りですが、どこも倍率は非常に高く、実際に合格できるお子さんはほんの一握りです。
そうした公立中高一貫校の受検生と保護者のなかには、これまでの受検準備や学校選びの経験を通して、「私立の中高一貫校もよいかも…?」と考えるようになった方もいることと思います。そうしたご家庭にとっても、明日2月7日以降にも、まだ受験できるチャンスが残されています。
私学を第1志望にしてきたお子さんも、公立中高一貫校を第1志望にしてきたお子さんも、もしまだ進学先が決まっていなければ、「まだ間に合う」受験チャンスとして、私学の追加募集や、先の2月2日に朝日新聞の夕刊でも紹介されていた私立中の「適性検査型入試」「思考力入試」の機会に(下記のような、まだ間に合う入試に)、ここでもう一度注目していただいてはいかがでしょうか?
■2月7日
◎共栄学園(第4回・チャレンジ・特進&進学クラス・適性)男 7名(2015年新設)~2/7締切。
◎共栄学園(第4回・チャレンジ・特進&進学クラス・適性)男 4名(2015年新設)~2/7締切。
■2月10日
◎聖徳学園(思考力入試)男 25名(2015年新設)~2/9締切。
◎聖徳学園(思考力入試)女 12名(2015年新設)~2/9締切。
■2/10PM
○千代田女学園(適性検査型B) 7名(2015年新設)~2/10締切。
■2月11日
○淑徳SC(特選・第4回) 0名(▲1名。0.0%)~2/11締切/昨年1名
◎武蔵野東(第3回・特別選考,適性試験)男 0名(2015年新設)~2/11締切。
◎武蔵野東(第3回・特別選考,適性試験)女 1名(2015年新設)~2/11締切。
すべての合格を大切に、家族で喜びあってほしい
そして、これまでの合格結果には、みごと第1志望校の合格を得た喜びもあれば、惜しくも第1志望校の合格には届かなかったけれど、それ以外の併願校には合格でき た喜びなど、さまざまな合格に対する受験生親子の“想い”があります。なかには、いわゆる「押さえ(=滑り止め)」校だけの合格にとどまった受験生もいる ことと思います。
それでも、すべての合格は、一人ひとりの受験 生と保護者(ご家族)にとって大きな価値のあるものです。第1志望であるなしに関わらず、すべての学校の合格の喜びを親子で噛み締めて、これまでがんばっ てきたお子さんと、それを支えてきたご家族へのご褒美として受け止めていただきたいと思います。
さらには合格だけでなく、惜しくも不合格という残念な結果も含めた、一生のうちで今年しかできない貴重な中学受験の体験を、しっかりと前向きに受け止め、お子さんの今後の成長につながるバネや励みとして、上手に親子で生かしていただきたいと思います。
難しく考える必要はありません。第一に、親は「受かった(進学を決めた)学校が、お子さんにとっての最良の進学先と思う」こと。第二に、お子さん自身は、その進学先に4月に入学してからの学校生活で「早く学校に馴染み、よい友達をつくり、それぞれの希望や目標を持って、楽しく学校生活を送る」こと。第三に、 親子でともに、進学を決めた新たな環境での「中高6年間の学校生活のスタート(=中学入学)を祝い」、そこで4月から始まるお子さんの学校生活や体験を、親は「楽しく見守ってあげる」こと。それだけでよいはずです。
これまで親子で一緒に努力をして、無事にこの1~2月の中学受験に挑んでいくことができただけでも大変なことです。がんばってきたお子さんと、それを支えてきた保護者。そうしてお互い過ごしてきた過程を、この時期、まずご家族で労いあっていただきたいと思います。
今後まだ動く、中学入試の追加合格、繰り上がり合格
この場に参加しないお子さんは原則として「入学辞退」と見なされることから、この会の後に、追加合格の発表が、これらの難関校から始まり、それが玉突き的に、このほかの併願校に順繰りに影響して、多くの私学で追加合格が出されることになります。
その結果、今後まだ多くの私学で、追加合格が数名ずつ出されることになるでしょう。そういう意味で、各校とも合格発表(受験生にとっての合格可能性)は、まだ完全に終わったわけではないのです。