東京・神奈川の入試スタート!男子御三家・麻布の人気は健在
本日2月1日、首都圏中学入試のメインステージともいえる東京・神奈川の入試が、ついにスタートしました。
今年もほぼ前年並みの志願者数。麻布ファンの根強い人気!
男子御三家のひとつといわれてきた麻布中学校・高等学校にも、早朝から大勢の小学6年生と保護者が訪れました。天気予報では「一時的な雨・霧雨」とありましたが、幸いにも雨に見舞われることなく、登校することができました。
麻布の今年の志望者数は908名。昨年7月の模試では麻布志望者の減少が目立っていましたが、ふたを開けてみれば昨年度(916名)とほぼ変わらない志望者数でした。私服の御三家、その人気は健在のようです。
試験当日の朝
受験生の集合時間は8時30分ですが、激励に駆けつけた多くの進学塾の先生やスタッフの方々は、6時30分には正門の内側でスタンバイしています。麻布の公式ホームページに「午前8時15分頃までにおいでください」と明記されていることもあり、7時台から学校に向かう受験生親子の姿はそれほど多くはありません。
早めに到着した受験生は、7時から講堂(保護者控室)が開放されているため、集合時間まで親子一緒に暖をとることができます。
男子御三家・麻布に果敢に立ち向かう受験生たち
途切れ途切れだった受験生親子の列も、7時30分を過ぎた頃から人数が増え続け、7時50分を回った頃にはピークとなりました。やはり男子御三家・麻布に果敢に立ち向かおうとする受験生と保護者だけに、校舎に向かう足取りと表情には、強い気持ちと覚悟が表れているかのようでした。
正門から校舎へと向かう道の左側には、早朝から準備をしていた進学塾関係者が激励のために列をなし、受験生を各々励ましつつ見送っていきます。8時15分を過ぎると、いよいよ試験会場となる教室への移動が始まります。
試験は長丁場に!緊張感に包まれる保護者控え室
先に到着して講堂に待機していた受験生から順々に、麻布の先生方に誘導されながら教室へと向かいます。保護者が受験生に付き添えるのはここまで。最後に思い思いの言葉をかけて、わが子を送りだす保護者たち。中庭を勇ましく歩いていく我が子を見る眼差しには、祈るような思いが込められています。
わが子を見送った保護者は、いったん帰路につくか、もしくは保護者控え室となっている講堂へと向かっていきます。麻布の試験時間は国語・算数が各1時間、理社が各50分。朝9時からお昼の休憩をはさみ、15時30分まで続く長丁場の入学試験としても有名です。
お昼の休憩時間50分には体育館と教室が開放され、受験生は自由に昼食をとることができますが、全ての試験が終わるまでは保護者は我が子に会うことはできません。
そのせいもあり、保護者控え室である講堂は、他の私学とは少し違った独特な緊張感に包まれています。
保護者もこの長い長い入学試験の待ち時間、わが子が十分な力を発揮することができるようお祈りをすることで、親子一丸となって入試問題に立ち向かっているのでしょう。がんばれ、中学受験生!