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受験情報ブログ

2024年私立・国立中学受験者数は52,400名と微減ながら受験率は過去最高の18.12%に!《首都圏》

今春2024年の首都圏私立・国立中学校の受験者総数〈推定〉は過去2番目の52,400名になりました。

約3年半続いたコロナ禍がひとまず落ち着きを見せた今春2024年の首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」〈首都圏模試センター推定〉は、前年よりわずか200名減の「52,400名(前年比99.6%)」と過去2番目の受験者数となり、受験率は「18.12%」と、過去最高となりました。

受験者数52,400名は過去2番目、受験率18.12%は過去...

約3年半続いたコロナ禍がひとまず落ち着きを見せた今春2024年の首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」〈首都圏模試センター推定〉は、前年よりわずか200名減の「52,400名(前年比99.6%)」と過去2番目の受験者数となり、受験率は「18.12%」と、過去最高となりました。

1991年と2007年の2回のピーク時を上回る過去2番目の受...

過去39年間を振り返ってみても、1回目のピークとなった1991年(バブル景気のピーク時)の「51,000名」、2回目のピークとなった2007年の「50,500名」を上回り、過去最多となった昨春2023年の「52,600名」に続く過去2番目の受験者数となりました。

2024年は小学6年生のおよそ「4.7人に1人」が中学受験!

なお、この52,400名という「私立・国立中学校の受験者総数」には、公立中高一貫校の受検者のうち私立中学校を併願受験していない「公立中高一貫校のみの受験者」は含んでいません。

首都圏の今年の公立中高一貫校の実受験者のうち、私立中も併願したと推定される約6,800名を除くと、「公立中高一貫校のみの受験者」はおよそ8,905名。これに先ほどの「私立・国立中学校の受験者総数」の52,400名を足すと、61,305名。この61,305名が、何らかの形で中学受験・受検をした小学校6年生の総数ということになります。

のべ応募者総数は今春も増加、男女とも合格率は変わらぬ厳しさへ...

この表の画像では文字が小さく見えないかと思います(※内容は添付PDFの資料でご覧いただけます)が、先ほどの私立・国立中学受験者数「52,400名」の受験状況を見てみると、①昨年2023年入試に続き「のべ応募者総数」が今年はさらに増加していること、②変わらぬ受験者数の高止まりにより、男子・女子ともに(受験者総数を募集定員で割った)「合格率」は前年の厳しさを引き継いでいます。

つまり受験生にとっては、変わらぬ厳しさが維持された入試になったということです。

来春2025年入試も厳しいものになると考え気を引き締めて!

こうして過去2番目の受験者数と過去最高の受験率を記録した今春2024年の首都圏中学入試ですが、これから中学受験に挑んでいく小学生と保護者にとっては、来春2025年の中学入試状況がどうなるのかが気になることと思います。

昨年度2023年に実施された模試の小5受験者数と今後の少子化(小学校卒業生数の減少)を考え合わせると、今後は少しずつ中学受験者数は右肩下がりになっていくことが予想されます。
しかし、一方では今週2024年の首都圏中学入試でも、変わらぬ高い”中学受験熱”が感じられたことが象徴しているように、逆に受験生数が増加する、あるいは高止まりを維持する要因も見て取れます。そうした意味では、中学入試の厳しさは、来春2025年入試でも受け継がれるものと考え、気を引き締めて挑んでいくべきでしょう。

ただ、必要以上に心配したり、及び腰になることはありません。2020年度からスタートし、来春2025年(2024年度)には第2期の本格的な改革が予想される新たな大学入試改革や、2020年度~2022年度にかけての、小・中・高校の新たな『学習指導要領』全面実施など、大きな“教育の変化”のもとで、多くの私立中高が自校の教育をブラッシュアップして、より良い教育を作り上げようと工夫を重ねています。
つまり、それだけ、いまの中学受験生(小学生)にとっての「良い学校」の選択肢は増加しているのです。

希望を持って前向きに、この春からの「受験勉強の新年度」の学習と受験準備に踏み出していただきたいと思います。