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本日発売『AERA』「大学入試改革とアクティブラーニング」

本日発売『AERA』に「大学入試改革とアクティブラーニング」大特集が掲載!

今春2016年首都圏中学入試も、すでに1月入試のヤマ場を越したこの1月下旬。1月20日からは千葉エリアの入試が開始されると同時に、東京都内の私立中学校の出願受け付けも開始され、各地の私立中学校の人気動向もかなり明らかになってきました。

「大学入試改革とアクティブラーニング」の大特集!

そうした中学入試シーズン真っ只中のこの時期に、本日1月25日(月)発売の『AERA』〈朝日新聞出版発行〉2016年2月1日号に、「大学入試改革とアクティブラーニング」の大特集が掲載されました。

関連記事としては全22ページにわたるこの記事が、この時期に掲載されたことは非常にタイムリーでもあります。ちょうど4年後の「2020年大学入試改革」の初期(2年目)の当事者にあたるのが、現在の小学校6年生だけに、すべての中学受験生にとっても無関係のことではありません。むしろ、そうした今後の変化を見通しての「学校選び」が焦点になってきたことが、この2016年中学入試の大きな特徴のひとつといってもいいはずです。

詳しくは同誌を購入してご覧になっていただきたいと思いますが、この『AERA』大特集の記事構成(目次)は、下記のようになっています。

①学校/親も子どもも教師も迷う大学入試改革 アクティブラーニング最前線
西東京市立栄小学校、関西大学初等部、新座市立第二中学校、工学院大学附属中学校……P10
「フランス革命を1ヶ月」教えられる教師は限られる……P14

②制度/プロが徹底解説 入試改革8つの要点
いまの中1と小3の受験で何が変わる?/記述式問題ってどんな試験?
/中高一貫校が有利なの?・・・ほか・・・P17

③受験/試されるのは「今」より「のびしろ」
中学受験は激変/麻布,聖学院,品川女子学院,三田国際・・・思考力方入試の問題付き・・・・・・P23

④塾もアクティブ 難関中学受験に強い「個性派塾」・・・P26
課題図書も「ゼミ」、タブレットで復習 大手塾の双方向メソッド・・・P28

注目したいのはここ!

なかでも③の「受験/試されるのは『今』より『のびしろ』」の記事は、「中学受験は『大学入試改革』を見据えて激変」というサブタイトルと、「受験シーズンが始まった。中学受験組にとって、大学入試改革は決して『先の話』ではない。中学入試自体が、改革を先取りする形で、大きく変わり始めているからだ。」というリード文で、今春2016年入試で拡大してきた「思考力・表現力・英語力重視」の新たな入試の出現について紹介しています(首都圏模試センターも同誌の取材に対して入試情報を提供しています)。

記事中には、①聖学院中の2015年入試の第2回特待選抜入試の思考力テスト問題、②品川女子学院中で今春2016年入試から新たに導入される第3回「表現力・総合型入試」のサンプル問題、③麻布中の2015年入試の社会科問題、④三田国際学園中のインターナショナルクラスのサンプル問題、の一部抜粋が順に紹介され、

今春2016年入試では計86校が実施する「適性検査型入試(思考力型・PISA型入試」や、同じく計64校が実施する「英語入試(英語選択入試)」を含めて、今春2016年の中学入試で生まれた“新たな入試の潮流”について紹介してくれています。

「試されるのは今より伸びしろ」

もう2月1日からスタートする東京・神奈川の中学入試本番も目前ですが、こうした新たな動きと変化、それらを先取りしている私立中高一貫校の入試の“多様化”にも目を向けて、最後の学校(=併願校)選びをしていただくことにも大きな意味があると思います。

それにしても「試されるのは今より伸びしろ」というのは、とても素敵な記事タイトルだと思います。こうした意味のことは、実は中学受験の世界では数10年前から言われ続けてきたことです。まだ若干12歳の少年・少女が挑む中学入試では、完成された、隙のない学力(知識)よりも、この先の中高6年間で大きく伸びていけるような、意欲や資質、知的好奇心、考える力こそが、従来の中学入試でも(本質的には)問われ続けてきたことだと私たちは理解しています。

そうした各私立中高一貫校からの、新たな入試問題に込められたメッセージと想いを、多くの中学受験生と保護者に受け止めていただければと願っています。