2月1日、男子御三家・麻布の入試レポート!
東京・神奈川の受験シーズンが到来!
本日2月1日、首都圏中学入試のメインステージともいえる東京・神奈川の中学入試が、いよいよ本格的にスタートしました。男子御三家である麻布中学校・高等学校にも、早朝から大勢の受験生と保護者が訪れました。
私服の御三家、人気は健在
麻布の今年の志望者数は967名。昨年度(908名)に比べると59名の増加となり、受験者数は過去5年で最高人数を記録しました。麻布の募集人数は300名ですので、倍率は約3.2倍と激戦が予想されます。私服の御三家、その人気は健在のようです。
2020年大学入試改革の影響
受験生の集合時間は8時30分ですが、激励に駆けつけた多くの進学塾の先生やスタッフの方々は、6時30分には正門の内側でスタンバイしています。2020年大学入試改革の影響でしょうか、テレビ取材のカメラも何台か見ることができ、社会的な注目度の高さが伺えました。7時を過ぎたあたりから、受験生の姿がちらほらと見られるようになりました。なお、保護者控室である講堂が朝から開放されており、早めに到着した受験生は集合時間まで親子一緒に暖をとれるように配慮がなされています。
優しい朝日に照らされて
途切れ途切れだった受験生親子の列も、7時30分を過ぎた頃から人数が増え続け、7時50分を回った頃にはピークとなりました。最寄りの日比谷線広尾駅からの街道沿いでは、難関校・麻布に果敢にチャレンジする受験生親子を朝日が優しく照らしてくれていました。
塾先生方の激励、力強い握手
正門から校舎へと向かう道には、早朝から準備をしていた進学塾の先生・スタッフが応援のために列をなし、生徒たちを各々励ましながら見送っていきます。先生たちの激励に、力強い握手でしっかりと応える子供たち。その様子を傍らで暖かく見守るお父さんお母さんの目には、うっすら涙も見え隠れします。
強い気持ちと覚悟を持って
8時15分になると、いよいよ試験会場となる教室への移動が始まります。先に到着していた受験生から順番に、麻布の先生に誘導されながら教室へと向かいます。保護者や塾の先生が付き添えるのはここまでとなります。最後に二、三の言葉を交わして、ひとり歩き出す受験生たち。その足取りと表情には、強い気持ちと覚悟が表れているかのようでした。
麻布の試験は長丁場
麻布の試験時間は国語・算数が各1時間、理科・社会が各50分です。朝9時に始まって14時30分まで続く長丁場の入学試験となっているため、わが子を見送った保護者は一度帰路につくか、もしくは保護者控え室となっている講堂へと向かっていきます。お昼の休憩時間50分には体育館や教室が開放され、受験生は自由に昼食をとることができますが、全ての試験が終わるまでは保護者と会うことはできません。そのせいもあり、保護者控え室である講堂は、他の私学とは少し違った独特な緊張感に包まれていました。この長い長い入学試験の待ち時間、わが子が十分に力を発揮できるようお祈りをすることで、親子一丸となって立ち向かっているのでしょう。がんばれ、受験生!