2023年中学新設の注目校・流通経済大学付属柏中学校の開校初年度入試
「世界に雄飛する社会有為な人材の育成」という教育理念をバックボーンに、独自のプログラム「未来創造教育」を展開すべく、2023年春に中学校を開校する流通経済大学付属柏。高校サッカーやラグビーの強豪校として名高い同校の2023年1月22日に行われた中学開校初年度の第1回一般入試の様子をお知らせします。〈取材・撮影/市村幸妙〉
日本通運株式会社の「社会に貢献し、豊かな未来を創る」という企業理念と、流通経済大学の「世界に雄飛する社会有為な人材の育成」という教育理念をバックボーンに、独自のプログラム「未来創造教育」を展開すべく、2023年春に中学校を開校する流通経済大学付属柏。
高校サッカーやラグビーの強豪校として名高い同校の2023年1月22日に行われた中学開校初年度の第1回一般入試の様子をお知らせします。〈取材・撮影/市村幸妙〉
コロナ禍を駆け抜けた受験生たちが集合!
2023年1月22日、2023年度に中学校を新設する流通経済大学付属柏の第1回一般入試が実施されました。
男女計60名の募集定員のところ、男子130名、女子96名の応募者があり、当日は幸いなことに欠席者はあまりいなかったとのこと。地方からの受験生も含まれていたそうです。
いずれにしても同校を志望する受験生たちが元気に入試を受けられたことに、開設に向けて奔走してきた先生方は安堵の表情を浮かべていました。
なお、12月に行われた第一志望入試は男女計50名のところ、男女合わせて140名を超える応募者があり、定員をしっかりと満たしています。
以降に行われる入試も順調に応募者数を伸ばしており、注目度の高さが見て取れる同校。一般入試も厳しいものとなりそうです。
流通経済大学付属柏へは、つくばエクスプレス(TX)柏の葉キャンパス駅または東武野田線の江戸川台駅からスクールバス、もしくは路線バス(「流経大柏高校前」バス停など)が通っています。
スクールバスの所要時間は、いずれも10分程度。同校の高校生の両駅の使用比率はおよそ半々くらいとのことです。
TXが使えるため、柏などの近隣地域だけでなく、台東区や足立区などの東東京エリアをはじめ、八潮や三郷といった埼玉県東部から通いやすいこともたくさんの受験生が集まった一因といえるでしょう。
実際に在校生の居住エリアもかなり広いのだそうです。
清々しい空気のなか行われた第1回入試
入試当日の開場時間は7時40分、入室完了時間は8時40分です。
上記の通り、入試当日もTX柏の葉キャンパス駅と東武野田線江戸川台駅両駅から特別便のスクールバスを運行。7時、7時25分、7時30分、7時55分、8時発の計10便が発車され、受験生が安心して試験を受けられる体制が整えられていました。もちろん入試後も各駅行き計18便のスクールバスが用意されていました。
なお、教員用駐車場を開放しており、自家用車で訪れるご家庭も多く見られました。
これはあくまで現状での措置とのことですが、受験生にとってよりリラックスできる方策なのではと感じ入ったことも事実です。
なかにはお父さんだけ自家用車で来て、受験生はお母さんと一緒に電車とスクールバスを使うといった親子も。入学後のスクールライフをシミュレーションしたものなのでしょう。
正門を入って左手には、中学一期生を迎え入れる準備が進む中学校校舎や充実の図書・メディア棟「RYUKEI LINKS」、ラグビーコートを兼ねた広々としたグラウンドを望むことができます。
7時30分を過ぎた頃から受験生親子が続々とやってきます。
バスや自家用車を降り、試験会場である高等学校校舎へ粛々と向かいます。
校舎入り口の階段を登ると、受験票を提示しての顔確認ののち、検温・手指消毒を行います。
先生方は検温などをしつつも一人ひとりに明るく優しく声かけしており、受験生の緊張感も少しはほぐれたのではないでしょうか。
いよいよ校内へ入り上履きに履き替えたら、受付で試験会場の案内や受験生・保護者へのお知らせの用紙をもらいます。
受付を済ませ校舎内を進みますが、親子が一緒にいられるのは途中まで。受験生は3・4階の試験会場へ、保護者は控え室である階下のカフェテリアへと進みます。中には自家用車内で待つという保護者もおいででした。
なお、同校の第2回と第3回入試は流通経済大学の新松戸キャンパスで行われます。お間違えのなきよう、お気をつけください。
第4回入試は第1回同様、試験会場は同校高等学校校舎です。
今年の受験生たちは、この丸2年間のコロナ禍で不自由さや窮屈な思いも抱いていたことでしょう。
中学校へ入ったら、思いっきりのびのびとスクールライフを送ってほしいものです。
がんばれ、中学受験生!