《速報》2022年の首都圏の私立・国立中学受験者数は過去最多の51,100名、受験率も過去最高の17.30%に!
2年続きのコロナ禍のもとで行われたにも関わらず、首都圏模試センターの推定による今春2022年の首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」は、前年より1.050名増加の「51,100名(前年比102.1%)」、受験率は「17.30%」と、いずれも過去最多・最高となりました。
受験者数51,100名、受験率17.30%は過去最多・最高!
2年続きのコロナ禍のもとで行われたにも関わらず、首都圏模試センターの推定による今春2022年の首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」は、前年より1.050名増加の「51,100名(前年比102.1%)」、受験率は「17.30%」と、いずれも過去最多・最高となりました。
バブル景気の1991年のピーク時を上回る過去最多の受験者数
過去30数年間を振り返ってみても、1回目のピークとなった1991年(バブル景気のピーク時)の「51,000名」と、2回目のピークとなった2007年の「50,500名」を上回り、一気に過去最多の受験者数となっています。
2022年は小学6年生のおよそ「4.76人に1人」が中学受験...
なお、この51,100名という「私立・国立中学校の受験者総数」には、公立中高一貫校の受検者のうち私立中学校を併願受験していない、「公立中高一貫校のみの受験者」は含んでいません。
首都圏の今年の公立中高一貫校の実受験者のうち、私立中も併願したと推定される約6,500名を除くと、「公立中高一貫校のみの受験者」はおよそ11,000名。これを先ほどの「私立・国立中学校の受験者総数」の51,100名を足すと、62,100名。この62,100名が、何らかの形で中学受験・受検をした小学校6年生の総数ということになります。
のべ応募者総数は再び増加、男女とも合格率は低下へ!
この表の画像では文字が小さく見えないかと思います(※内容は添付PDFの資料でご覧いただけます)が、先ほどの私立・国立中学受験者数「51,100名」の受検状況を見てみると、①昨年2021年入試では、いったんやや減少した「のべ応募者総数」が今年は再び増加していること、②受験者数の全体的な増加により、男子・女子ともに(受験者総数を募集定員で割った)「合格率」が下がっています。
つまり受験生にとっては、昨年以上に厳しさを増した入試になったということです。
2023年入試も受験生増加の可能性大。気を引き締めていこう!
こうして過去最多の受験者数と最高の受験率を記録した今春2013年の首都圏中学入試ですが、これから中学受験に挑んでいく小学生と保護者にとっては、来春2023年の中学入試状況がどうなるのかが気になることと思います。
昨年度2021年に実施された模試の受験者数の増加などを考え合わせると、来春2023年の首都圏中学入試も、さらに受験生数が増加する可能性もあると予想されます。
しかし、必要以上に怖がることはありません。2年続きのコロナ禍のもとであっても、今春からの大学入試改革や、2020年度~2022年度にかけての、小・中・高校の新たな『学習指導要領』全面実施など、大きな“教育の変化”のもとで、多くの私立中高が自校の教育をブラッシュアップして、より良い教育を作り上げようと工夫を重ねています。
つまり、それだけ受験生にとっての「良い学校」の選択肢は増加しているのです。
希望を持って前向きに、この2月からの「受験勉強の新年度」の学習と受験準備に踏み出していただきたいと思います。