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十文字が来春2016年からMove onプロジェクトを始動!

スーパー選抜クラスのプログラムを全クラスに導入し、
多元型入試を導入!

十文字中学校〈東京都豊島区・女子校〉が、このほど「Move onプロジェクト」を始動。これまで目覚しい成果をあげてきたスーパー選抜クラスの教育プログラムを来春2016年4月から全クラスに導入し、次世代のステージへと向うことを先に公表しました。

『Move onプロジェクト』始動!

表紙には「アクティブでいこう! ~自分の未来を自分で決められる女性は素敵だと思う~/2016年十文字は第2ステージへと進みます。」と題された『Move onプロジェクト』のパンフレットには、次の3つのプロジェクトが紹介されています。

3つのProject

「Project1」は、「スーパーで成果を上げた教育プログラムを全クラスに導入」するということです。これまで同校のスーパー選抜クラスで成果を上げてきたカリキュラムおよびプログラムを、中学では来春から全クラスに取り入れます。海外研修も全員に参加するチャンスがあり、中1・中2段階では英・数は習熟度別授業に基づき徹底的に基礎力を養成します。中3からは目的に合わせた選抜クラスを設置し、東大をはじめとした難関国公立、難関私大をめざします。

「Project2」は、「従来の『DDP〈※〉』を発展させ21世紀型教育の充実を図ります」ということです。生徒の内的動機付けを重視して、これまでも実践してきたプレゼン・ディベートなどのアクティブラーニングをグレードアップ、さらにICTの一環として本館の全教室に電子黒板を設置し、デジタル教材を活用して生徒の能動的な学びをサポートしていきます。
※『DDPプログラム』=D(ディスカッション)・D(ディベート)・P(プレゼンテーション)で視野を広げ、発信する力、人の意見に耳を傾ける姿勢を養います。

「Project3」は、「リケジョを育てる充実の理系教育環境」です。理系志望者の増加に応えて、実験室前フロアをサイエンス・パークに改装、ますます理科に興味を抱いてもらい、理系学部をめざす知的好奇心旺盛なリケジョを育てていきます。

プロジェクトにあわせた「多元型入試」を来春2016年に新設!

そして十文字中学校では、これらのプロジェクトのコンセプトを反映させた「多元型入試」を来春2016年から導入。「帰国生入試(12/19)」「チャレンジ型入試(2/2AM)」「スーパー型特待入試(2/1AM・PMと2/2PM)」「思考力型入試(2/2AM)」を実施します。

2月2日AMに実施される「思考力型特待入試」では、思考力と表現力を見る「記述式総合問題」を出題し、「チャレンジ型入試」は、国・算基礎あるいは英・国基礎の2科で行われます。

学校からのメッセージ。十文字は第2ステージへ!

これらの改革の背景にある考え方を、同校は次のような(在校生保護者向けの)メッセージにして発信しています。

「グローバル社会では、今、語学力に加え、自らを主張するだけでなく他者や異文化を理解できる、しなやかで逞しい精神力と実行力を持つ人材が求められています。またお嬢様が受験される2020年度大学入試においても、基礎学力のみならず、激しく変化する社会の課題を解決するための、思考力や表現力が、これまで以上に求められていくでしょう。」

「そのような状況に鑑み、様々な才能を有した受験生に門戸を広げるために、本校の中学入試において多元型入試を新たに導入します。難関大学進学を目指す受験生だけでなく、異文化を体験した帰国生や、まだ本格的な受験勉強を始めていないが英語に興味を抱いている受験生、考えたり表現したりすることが好きな受験生など、多様な可能性を秘めた皆さんに門戸を広げます。ぜひ果敢にチャレンジしてください。」

この十文字中学校が来春2016年から導入する「多元型入試」への改革も、5年後の「2020年大学入試改革」を見据えた「授業改革」を反映した、私学としてのメッセージの込められた「中学入試改革」と解釈すべきでしょう。

「Move onsプロジェクト」を始動させ、第2ステージに向けて活気づいている十文字中高の変革に、ぜひ注目しておきたいところです。