公立中高一貫校受検に役立つ適性検査型入試とは?
新入試体験! 私立中コラボフェスタ11/3開催!
首都圏では2005年に中学を開校した都立・白鷗高等学校附属中学校を皮切りに、今春2016年までに23校(東京都11校・神奈川件4校・千葉県3校・埼玉県2校・茨城県3校)が誕生した公立中高一貫校。そして来春2017年には神奈川県に横浜市立サイエンスフロンティア高等学校に附属中学が開校します。
私立中学校の「適性検査型入試」
これらの公立中高一貫校を今春2016年に受検した小学生は、およそ1万8,000名。しかし、公立中高一貫校の募集定員は各校とも男女で80~120名(最多でも160名)と少ないため、このうち合格者はわずか2,930名でした。
実質的にそうした厳しい選抜となる公立中高一貫校を志望する小学生が、併願校や「力試し」校として受験しやすいように、私立中学校が新たに設けたのが、この「適性検査型入試」です。→☆こんな小学生に来てほしい!11/3(祝・木)「新入試体験! 私立中コラボフェスタ」
分野や科目を横断した出題。問われる力は?
・公立中高一貫校の「適性検査」で問われる力と私立中の「適性検査方入試」で問われる力
ここでは公立中高一貫校の「適性検査」問題と同様に、小学校での学習内容をベースに、科目の枠にとらわれない総合的な問題が出題されます。そのため、出題の形式も独特なものになっています。学校ごとに特色はあるものの、どの学校の「適性検査型入試」も、子どもたちの思考力を試す様々な仕掛けを問題に盛り込んでいます。
複数の資料を読み取り、必要な情報を収集し整理できる力や、自分の経験や身に付けている知識を活用できる力。また、事象を数理的に分析し適切な方法で調査できる力や、課題解決のために論理的に思考を進め、適切な判断を下せる力。さらには、自分の考えを分かりやすく表現できる力。このような力が、公立中高一貫校の「適性検査」では試されます。
分野や科目を横断した問題が出題されるため、多くの子どもたちにとっては、初めて見るような題材や資料などが扱われることが多々あります。さらには、自分の意見や考えを文章で答えさせる記述や作文の問題も数多く見られます。
多くは各地(都県)の公立中高一貫校の「適性検査」実施日の前に行われますので、そういう「適性検査」に慣れるという意味でも、これら私立中学校の「適性検査型入試」に注目し、入試本番でも積極的に併願受験をしていくことをお勧めします。
「公立中高一貫校模試」で適性検査型入試対策!
なお、首都圏模試センターが11月23日(祝・水)に実施する「公立中高一貫校模試」では、こうした私立中学校の「適性検査型入試」の対策にも役立つものです。こちらの模試にも、ぜひチャレンジしていただくことをお勧めします。
こうした私立中学の「適性検査型入試(思考力入試・PISA型入試などを含む)」への首都圏の受験者数は、2013年には約1,000名だったものが、2014年に約2,000名、2015年には約3,000名と増加し、今春2016年入試の志願者は、何と「7,000名以上」まで急増し、今春入試の「中学受験生の増加」の一端を担う存在となりました。来年入試に向けては、さらに多くの私学が、この「適性検査型」の入試形態を新たに導入します。
「新入試体験! 私立中コラボフェスタ」和洋九段女子で開催!
11/3(祝・木)「新入試体験! 私立中コラボフェスタ」和洋九段女子で開催!
詳しくはこちらをご覧ください。
2017年新たに適性検査型入試を実施する私立中〈新設の一部〉
[茨城]
〇聖徳大学附属取手聖徳 12/18PM 適性検査型入試
◎常総学院 12/11 適性検査型入試
[その他地域]
◎早稲田摂陵 1/19 4科か適性検査型〈選択〉入試(早稲田大学会場のみ)