学校特集
多摩大学目黒中学校・高等学校
「グローバルなビジネスの場で、世界のエリートと対等に渡り合える人材を育てることは、私の使命です」と語るのは多摩大学目黒中学校の田村嘉浩校長。経済産業省のキャリア官僚として宇宙産業育成、資源エネルギー政策など世界規模のビジネスに関わり、スタンフォード大学やモスクワ国際大学への留学経験もある異色の経歴の持ち主で、その経験に基づいて多摩大学目黒の国際教育をリードしています。
一人ひとりがのびのびと個性を伸ばせるおおらかな校風と、文武両道でクラブ活動も大学進学も高いレベルで目標を実現している多摩大学目黒ですが、近年は今まで以上に留学に力を入れており、6年間で最大5ヶ国を訪問できる多彩なプログラムが用意されています。今後は海外大学進学のサポートも視野に入れた指導を行っていくという多摩大学目黒の国際教育についてお話を伺いました。
英米出身の2人のネイティブ教員が世界に通用する英語を教える
積極的に世界に出ていき、世界を知るための土台は、やはり英語コミュニケーション能力。多摩大学目黒ではイギリス出身のフィリップ・チャンドラー教諭と、アメリカ出身のデイヴィッド・ワイウディ教諭が、少人数に分けたクラスを半年ずつ指導。英米で異なる表現やアクセントをそのままに、幅広い英語を教え、さらに英米で異なる文化や習慣も教えています。
2人が特に大切にしているのは生徒がリラックスして自分から英語を話せる雰囲気づくり。慣れない英語で自分から積極的に話し出すのはなかなか難しいことですが、楽しく自然に参加できるような雰囲気の授業を行うことで生徒の積極性を引き出し、一人ひとりの英語コミュニケーション力を高めていきます。
オーストラリア修学旅行は中学の英会話学習の集大成
中学校の英会話学習の集大成は中3のオーストラリア修学旅行。一人ひとり別々の家庭にホームステイしながら、約2週間現地の学校で語学研修を行います。最初は思い通りに英語が通じず苦労することもありますが、生徒たちはすぐに適応するといいます。
「5年前に比べると生徒たちの英語力ははるかに伸びています。それ以上に、たどたどしくても物おじせずに話してみる姿勢が身についているのを実感しました。」と話すのは、5年ぶりに中学のオーストラリア修学旅行に帯同した入試広報部長の井上卓三先生。3年間ネイティブ教員の英語のシャワーを浴びる成果が、修学旅行で確実に表れています。
6年間で最大5か国訪問。世界レベルの視野を身につける
海外に出る機会はオーストラリアだけではありません。
中学ではイギリスに2週間の語学研修プログラムがあるほか、高校ではアメリカ・カナダ・ニュージーランドと、同じ英語圏でも文化の異なる3ヶ国に語学研修や留学プログラムが用意されています。中学のオーストラリアとイギリスを含めると6年間で最大5ヶ国を訪問できます。アメリカ・カナダ・ニュージーランドでは卒業年次を遅らせることなく1年間長期留学することも可能。現地の生徒はもちろん、他国からの留学生とも積極的に英語で交流し、世界レベルの視野を身につけることができます。
海外大学進学サポートを視野に入れた国際交流室が始動!
生徒たちの海外留学や国際交流をより促進することを目的として、2016年度から国際交流室が新設されました。2名のネイティブ教員と留学を斡旋する英語科教諭が国際交流室に常駐しており、学習面でも安全面でも信頼できる留学先の情報を提供しています。
「多彩な留学・語学研修プログラムが用意されたことで、より多くの生徒が海外に関心を向け、世界に挑戦の場を求めるようになりつつあります。将来的には国際交流室が海外の大学進学を希望する生徒に進学先を斡旋するなどのサポート活動をすることを視野に入れて、準備を進めています。(井上先生)」
世界に向かって学びの扉を開く多摩大学目黒のこれからに期待!
文武両道で何事にも高い目標を持って挑戦し、努力し続けることを大切にしている多摩大学目黒。いよいよ世界に向かって学びの扉を開き、国際教育の面でも高い目標に向かって確かな歩みをスタートしました。世界規模のビジネスの最前線を知り尽くした田村校長がリードする、グローバルな人材を育てる国際協力がこれからどれだけ発展してくか、今後に期待が集まります。