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学校特集

昭和学院中学校・高等学校2023

多彩なコース制で生徒の個性と能力を育む
最難関国公立大を目指す、研究する力を育てる
文武両道など5つのコースで生徒の夢を力強く応援

掲載日:2023年8月21日(月)

 1940年に創立された昭和学院(千葉県市川市)は、「明敏謙譲」を校訓に掲げ、知・徳・体を基本とした人間教育を実践しています。入試改革や海外留学制度創設に続き、2020年度からスタートした新コース制も4年目となり、生徒たちは自分が選んだコースでいきいきと学びながら充実した学校生活を送っています。今回は5コースそれぞれの生徒に、各コースや昭和学院の魅力を語っていただきました。

 昭和学院中学校には次の5つのコースがあり、TAコースのみ中3からスタートします。

●インターナショナルアカデミー(IA)コース
グローバルに活躍する人材を育成し、海外大学や国際教養系大学進学を目指す。日本人とネイティブの二人担任制をとり、海外体験や語学研修も充実している。
●トップグレードアカデミー(TA)コース
東京大学をはじめとした最難関国立大学進学を目指す。一人ひとりに合わせたハイレベルなカリキュラムを実施。1学年20人前後の少人数制。
●アドバンストアカデミー(AA)コース
ゆるぎのない高い学力を育成し難関国公立大学進学や難関私立大学進学を目指す。基礎から応用まで網羅した質の高い授業が特徴で、放課後や長期休業中に学習会も実施。
●ジェネラルアカデミー(GA)コース
すべてのベースとなる基礎学力を身につけながら、好きなことややりたいことを見つけて伸ばし、未来につなげる。熱中できる行事・学習・部活動・課外活動等に本気で取り組める。
●サイエンスアカデミー(SA)コース
科学のロマンを追い求め、挑戦する力を育む。自然科学への探究を通じて論理的思考を養い、自らの手で未知の世界を切り開く人材を育てる。


 今回は5つのコースの生徒に、各コースの授業の特徴や昭和学院の魅力などについて語り合っていただきました。

「英語力を伸ばす」「部活と両立」など目的を持って入学

――最初に、昭和学院に入学した理由と、現在のコースを選んだ理由を教えてください。

昭和学院_英語が得意なインターナショナルアカデミー
コースの石井さん
英語が得意なインターナショナルアカデミー コースの
石井さん

インターナショナルアカデミー・石井聖七さん(中3)
僕は将来、英語を使った仕事に就くのが夢なので、早い段階から英語を身につけたいと考えてこのコースを選びました。小2のとき英語を使う学童保育に通っていたので英語に興味があり、中学でもっと英語を勉強したかったんです。昭和学院に入学したのは、部活と両立しながら楽しく英語を学べると思ったからです。部活は弦楽部に所属してバイオリンを弾いています。

昭和学院_「切磋琢磨して勉強を頑張りたい」と話すトップグレードアカデミーの島村さん
「切磋琢磨して勉強を頑張りたい」と話すトップグレードアカデミーの島村さん

トップグレードアカデミー・島村希さん(中3)
僕は小学生の時、何年か海外に住んでいたので、武器として英語力をもっと磨こうと思って昭和学院に入学しました。ですから中1、中2はIAコースに所属していたんです。でもここで学ぶうちに、将来は社会で貢献できる、どこに行っても活躍できる人になりたいと思うようになり、中3から最難関国公立大を目指すTAコースを選びました。TAコースは中3から始まりますが、選抜試験があり、現在は15人が所属しています。みんな勉強に対する姿勢がすごく前向きで、自然と自分も勉強したくなる環境なので、このコースを選んでよかったと思うし、充実しています。

昭和学院_「難しい問題を解くのが楽しい」と話すアドバンストアカデミーの人見さん
「難しい問題を解くのが楽しい」と話すアドバンストアカデミーの人見さん

アドバンストアカデミー・人見春香さん(中3)
私は数学が得意で難しい問題に挑戦するのが好きで、発展的な授業があると聞いて期待して入学しました。計算問題が得意ですが、たとえば文章題でもいろいろ試行錯誤して計算にたどりついて、公式を使ってサクサク解くのも楽しいです。小学校では教科全般が好きでしたが、中学の数学は新しい分野がたくさん登場して、やり方を覚えるとどんどん解けるのが楽しくて。宿題は多いけれど、数学は楽しいから気づいたら終わっている感じです(笑)。

昭和学院_ソフトテニス部部長で大会優勝を目指すジェネラルアカデミーの猫宮さん
ソフトテニス部部長で大会優勝を目指すジェネラルアカデミーの猫宮さん

ジェネラルアカデミー・猫宮さん(中3)
私がGAコースを選んだきっかけは、勉強とスポーツが両立できると思ったからです。将来は希望する大学に合格できる力を付けたいし、昭和学院なら自分の進路や行きたい大学に出会えることを期待して入学しました。小学校の時は硬式テニスを習っていましたが、今はソフトテニス部に所属しています。昭和学院には硬式テニス部がないけれど、強い部活に入りたかったので強豪のソフトテニス部を選びました。昨日は県の大会に出場し、個人戦3位でした。

――おめでとうございます! でも部活と勉強の両立は大変でしょう。

猫宮さん ありがとうございます。でも3位では納得いかなくて、すごく悔しいんです。1位で関東や全国大会に行きたいので夏の大会に向けて練習に励んでいます。顧問の先生が「部活に打ち込みたいなら、勉強も手を抜いてはダメ」と厳しく指導してくれるので、まずは両立することを目指して勉強に向き合っています。部活を終えて帰ると疲れて寝てしまうこともありますが、テスト前に集中して勉強しています。顧問の先生の影響で中1の時から「勉強も頑張らなきゃ」と肝に銘じていたので、自然と両立もできるようになってきました。

昭和学院_今年からスタートしたサイエンスアカデミーコースに入学した小島さん
今年からスタートしたサイエンスアカデミーコースに入学した小島さん

サイエンスアカデミー・小島さん(中1)
小学生の理科の時間に、いつもの机に座って聞くだけの授業と違って実験の授業はワクワクして楽しかったからSAコースを選びました。クラスは26人で、そのうち女子は9人です。まだ入学して3か月ですが、印象に残っているのはパラシュートを作る授業です。グループで決められた材料を使ってパラシュートを作り、吹き抜けの上から落として滞空時間と的の近く落ちるかどうかを競います。進め方は自由で、授業の中で何回修正しても何回飛ばしてもいいんです。私は4人のチームでしたが、1回飛ばしてみて「横にそれるから片側の紐を長くしよう」などと試行錯誤しながら作っていきました。結果は今一つでしたが、皆で意見を出し合い、協力してモノを作るのがすごく楽しかったです。

各コースとも特色あるカリキュラムを実施

――それぞれのコースの特徴や、印象的な授業や活動があれば教えてください。

石井さん 担任の先生のひとりはネイティブで、朝夕のホームルームも全て英語なので、とにかく英語に触れる機会が多いです。「英語探究」の授業では自分で内容を考えて一人ずつプレゼンテーションをしたり、グループで政党を作って模擬選挙をしたこともあります。もちろん政策も英語で書いて英語でスピーチするんです。僕のグループは「公共施設に学生専用の自習室を作る」「模試の上位10%には報奨金を出す」といった教育政策を打ち出し、1位になりました! そのほか、英語をたくさん使ってゲームやアクティビティをする機会も多いですね。

――授業中の友達同士の会話も全て英語ですか?

石井さん 日本語を話すとネイティブの先生から「No Japanese!」と注意されるので(笑)、頑張って英語で話しています。休み時間は友だちと日本語で話していますが、ネイティブの先生とは休み時間もずっと英語で話します。最初は大変でしたが、すっかり慣れました。

島村さん TAコースは「7限補習」と、朝8時から20分間の補習が必須です。他のクラスの朝読書の時間を使って、TAコースはプリントや演習問題を解いたりいろいろなことに取り組むんです。曜日ごとにやることが決まっていて、資料を読み解くクリティカルシンキングもあれば、普通の授業ではやらないような面白い問題を先生が選んでくれて解くこともあります。今日はドラマにもなった『ドラゴン桜』に登場するドラゴン数学に挑戦しました。二次方程式の解の公式を使う問題で、何度も繰り返してタイムを短く、正確に解く練習です。

――放課後の7限補習ではどんな問題を解くのですか?

島村さん 月、木、金の週3回あって、先生が難しい問題を持ってきてくれます。先生も教えてくださるけれど、分からないところは自由に歩き回って友達と教え合ってもOKです。ほかに土曜日放課後に任意参加の放課後学習会もあり、チューターさんが来てくれてZ会の問題を皆で解いたりしています。学校で授業以外にも勉強する時間が多いので、塾に行かなくても勉強が捗ります。

人見さん AAコースは発展的な学習をするので、授業の中でときどき「これは高校生で習うことだから今覚えなくてもいいけど、数年後に習うからAAコースでは話しておくね」と言われることがあるんです。例えば数学の二次方程式では、2つ以上の会が重なる「重解」という考え方を教わったり、中2の期末テストで、理科で大学の試験の問題が出題されたこともあります。大学入試問題は選択式でしたが、すごく難しかったので、解けたときは嬉しかったですね。週1回の「英語演習」の時間は、薄い洋書を読んで、最後にクイズに答えるというやり方で、どんどん本を読み進めていきます。表紙にワード数が書いてあるので自分のレベルに合った本を自分のペースで読めばいいので、楽しいです。

猫宮さん GAは何か1つに特化した授業ではなく、まんべんなく勉強するコースです。授業は分かりやすいし、課題をしっかりこなしていればテストも高得点が取れます。「総合」の時間にグループ単位で「市川探索」に行きましたが、今まであまり話したことのない友達と一緒になって楽しかったです。ルートは自分たちで決めてよいのですが、「運賃が安いほうがいい」「少しでも早く着く行き方にしよう」という意見もあれば、鉄道オタクの子が「この電車には絶対に乗りたい」と言い出したりして(笑)。自分の意見を臆せず口に出せる子がたくさんいますね。

小島さん SAコースでは他のコースにはない「研究」という授業があって、色々なテーマの中からひとつを選んで研究をしていきます。実験の結果などをまとめる練習として、「総合」の時間には最近の研究を調べて発表する練習をしています。自分で好きな論文を探して提出しましたが、先生がシャッフルしてほかの人が調べた論文を割り当て、それを読み込んで3分で発表することになったんです。私は「イヤーワーム現象が睡眠に悪い」という論文の担当になり、今必死で勉強しているところです。シャッフルすると聞いた時は驚いたし、もともと興味がなかった分野なので苦労していますが、「友達はこういうテーマが気になるんだな」と気づきがありました。ほかにも「ゴキブリがサイボーグ化して、火事の時に逃げ遅れた人を見つけて連絡する」という発表もあったりして、すごく面白いです。

朝学習や校外学習もコースごとに取り組みが異なる

――今のコースを選んでよかったと思うことを教えてください。

島村さん TAはそれぞれが素晴らしい能力や考えを持っているので、それをみんなで共有できます。授業で1つの課題に取り組むとき、それぞれが違う角度から物を見たり意見を言ったりして、そのレベル高くて常に刺激を受けている感じです。たとえば数学で解の公式と平方完成のどちらを使う方が早く正確に早く解けるかを考えて教え合ったりする時、うちのクラスっていいな、と思います。ほとんど全ての授業で友だちと考えを共有する場面があって、例えば英語だと「この言い方でも伝わるんじゃない?」と言い合って先生に確認したり。今日の英文法の授業でも「彼女は何も言わずに部屋を出て行った」英訳するとき「without saying a word」だけでなく「by saying anything」といった表現が出てきて、なるほど、と思いました。

小島さん 入学前は、実験って1人でやると思っていたんです。でも実際は班で活動することが多くて、うまくいったことやいかないことを話し合うことで知識や経験が増えるのが楽しいです。ほかにも水溶液の実験や、色が変わったり煙が出たりというアニメに出てきそうな「ザ・実験」みたいなのも好きなので、これからどんな実験ができるのか楽しみです。イングリッシュアクティビティでは他のコースはマザー牧場に行きましたが、SAコースは「かずさアカデミアパーク」に行き、植物のDNA抽出実験をしたり、研究所を見学することができました。校外活動でも他のコースと違う取り組みがあるとは思わなかったので驚いたし、とてもいい経験になりました。

――ほかのコースとの交流で刺激を受けることもありますか?

石井さん 僕はTAコースの友達が多いのですが、TAコースは朝読書の時間も勉強しているし、主要5教科はワンステップ先の単元に進んでいます。ですから「TAにおいていかれないようにめちゃくちゃ勉強してやろう」と思うし、差がつかないように自分で予習して授業に臨むことも多いです。TAの友だちと休み時間や放課後に問題を出し合って解いたりすることもあり、切磋琢磨してより高みを目指そうと思っています。

人見さん 中2のとき、「イングリッシュキャンプ」という初めての宿泊行事があって、クラスも男女も全部シャッフルしてグループに分かれて活動しました。それまで話したことがない人も多かったのですが、3日間一緒に過ごす中で、IAコースの友達がパワーポイントで英語の資料を作ったり、ネイティブの先生にどう質問したらいいかわからない時に助けてくれたり。すごいなぁと思って、私もあんな風に英語が使いこなせるようになりたいなと刺激を受けました。

――これから取り組みたいことや目標はありますか?

猫宮さん 私はソフトテニス部のキャプテンを務めていますが、中学最後となる夏の大会で全国制覇を目指しています。そして引退後は、今まで以上に勉強をしっかり頑張っていきたいです。高校でもテニス部に入るつもりですが、高校テニス部は毎年県大会では団体1位でインターハイに出場しているので、インターハイ優勝を目指したいです。勉強も部活も、何事も諦めずに頑張っていきたいと思っています。

いろいろな力を伸ばせるのが昭和学院の魅力

――最後に皆さんのコースの魅力や、どんな人に向いているか教えてください。

石井さん 英語力がすごく伸びるので、英語に興味があったり将来英語を使う仕事をしたい人は、ぜひ昭和学院のIAコースに入学してほしいです! 小学校であまり英語に触れていなくても、IAにいると常に英語が耳に入ってくるから数週間で慣れてきます。英語の授業は読解だけでなく探究の授業もあって、プレゼンなども含めて実践的に英語を使う力がつきます。IAのクラスメートは現時点でだいたい英検は準2級を持っていて、中にはすでに2級を取得している友達もいますよ。

島村さん 中3から始まるTAコースは勉強が好きでがっつり取り組みたい人や、東大をはじめ難関大学に興味がある人にはお勧めです。とはいえ、僕は中1の時はあまり勉強を頑張っていなかったし、TAコースなんて考えたこともありませんでした。でも友だちが勉強しているのを見て自分も頑張ろう、負けたくない、という気持ちがだんだん強くなってきたんです。自分から勉強し始めると、分からないところは友だちが教えてくれたり、先生に聞くと丁寧に教えてくれて、環境にも恵まれてどんどん学力が伸びました。周りの友達から刺激を受けてもっとレベルアップしたい、刺激し合える友人と勉強したいと思う人にはピッタリの学校です。僕は国公立大学を目指していますが、海外も視野に入れながら勉強しています。

人見さん AAコースは部活と勉強を両立させたい人、勉強も発展的で難しい授業も受けたいし部活も全力で頑張りたい人におすすめです。中3のAAコースは25人ですが、みんな知識が豊富で、たとえば歴史の得意な人は先生も驚くほどの豆知識を持っていて授業などで披露してくれます。先生も「へぇ、そうなんだ。知らなかった」ということもあるんです。  昭和学院は吹奏楽部も新体操部も強いから、部活を頑張りたい人にもおすすめです。私の所属する吹奏楽部は去年は高校生が東日本大会に出場したりと大きな大会に出たので憧れているし、私たち中学生も東関東大会出場という目標に向かいつつ、勉強面でも発展的な授業を受けながら頑張っています。

猫宮さん GAコースも勉強とか部活とか頑張りたい人、色々なことにチャレンジしたい人にお勧めです。特にGAコースは部活を優先している人が多いのですが、でも部活をやるからには勉強もちゃんとやろう、と考える人が多いです。部活に入っている人のほうが多いせいか明るくて元気な人が多くて、個性的な友達もたくさんいます。自分が思ったことを率直になんでも言える雰囲気があるし、いろいろなタイプの人がいるので面白いですよ。

小島さん SAコースは実際に実験をやったり友達と話し合ったり、みんなで協力して何かをすることが好きな人におすすめです。朝読書の時間も、SAコースはタイピングやプログラミングをやっていて、今はアプリで動画を見ながら自分のペースでプログラムを組む演習問題に取り組んでいます。ほかのコースとかなり違うことを学べるので、理系を目指す人には絶対にお勧めです!

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