学校特集
多摩大学目黒中学校・高等学校
多摩大学目黒ならではのアクティブラーニング
掲載日:2017年9月1日(金)
アットホームな校風、豊かな国際性、高いレベルでの文武両道で知られる多摩大学目黒が、2017年に高大接続を軸として官公庁や企業とも連携したアクティブラーニングをスタートさせました。
「中高という時期にはある程度基礎知識をきちんと定着させる従来型の学びもとても大切です。学校としてそこは変わらずにしっかりと取り組みます。その上で、アクティブラーニングを通して考える力、伝える力を伸ばし、中高時代に社会と積極的に関わりを持つことで視野を広げ、ポジティブな姿勢で社会貢献できる人材を育てることが、多摩大学目黒のアクティブラーニングの狙いです。」
と語るのは入試広報部長の井上卓三先生。多摩大学目黒ならではのアクティブラーニングがどのようなものか、詳しく伺ってみました。
【高大接続アクティブラーニング】
大学に加え、官公庁、企業とも連携した高大接続アクティブラーニング
【豊かな国際色】
国際交流室が独自に選んだ多彩な留学協定で、6年間で最大5ヶ国を訪問。海外大学進学も視野に
【アットホームな校風】
アットホームで温かい雰囲気だから、一人ひとりの個性を大らかに伸ばせる
【文武両道】
好きなことで自己実現を追及するクラブ活動こそ、最高のアクティブラーニング
【高大接続アクティブラーニング】
大学に加え、官公庁、企業とも連携した
高大接続アクティブラーニング
2017年度春から、系列の多摩大学との高大接続を軸にした新たなアクティブラーニングがスタートしました。もともと産業界とのつながりが深い多摩大学だけに、官公庁、企業との連携プログラムも充実。3つの活動基盤を軸に社会と関わり、実際の活動を通して経験値を高めるとともに視野を広げます。
【高大連携プロジェクト】
実学主義で産業界とのかかわりも深い多摩大学のゼミに参加し、ともに活動を行う。
・地域振興プロジェクト
・アジアダイナミズム研修プロジェクト
・子供向けイベント
【官公庁連携】
学校がある目黒区や多摩大学がある藤沢市のプロジェクトに参加し、地域貢献活動を行う。
・目黒区商店街活性化プロジェクト
・藤沢市オリンピック・パラリンピック関連プロジェクト
・藤沢市観光・産業振興プロジェクト
【産学連携】
企業主催の講演会や勉強会に参加して、問題提起やそれに伴った活動を行う。
・クラウドファンディングによる起業プロジェクト
・インターンシップへの参加
このうち、多摩大学の海外研修では、東アジアの平和と繁栄の促進を目的にした「済州国際平和フォーラム」に中学生1名と高校生4名が参加。アル・ゴア元アメリカ副大統領や世界的企業のCEOなど各国の著名人らの講演やディスカッションを聞いてきました。参加した生徒からは「様々な話を聞き、国ごとに考えが違うこと、だからお互いが理解し歩み寄ることが大切だと改めて学んだ」「交流を通して情報だけで物事を判断するのではなく、実際に対話をして自分がどう感じるのかが大切だと思った」などの感想が聞かれました。
「多摩大学目黒のアクティブラーニングの目標は、中高時代に社会と積極的に関わりを持つことによって視野を広げ、社会人になったときにポジティブな姿勢で社会貢献しようとする人材の育成です。これらの経験は進路選択においても大いに役立ちます。(井上先生)」
知識だけでなく思考力や表現力が問われる2020年以降の新たな大学入試においても、これらのアクティブラーニング活動で得られた経験は大いに役立ちそうです。
【豊かな国際色】
国際交流室が独自に選んだ多彩な留学協定で
6年間で最大5ヶ国を訪問。海外大学進学も視野に
左から2番目が高木教諭。
海外の研修・留学制度が充実している多摩大学目黒。中学のオーストラリア修学旅行を皮切りに、6年間で最大5ヶ国を訪問できる豊かな国際性に魅力を感じて同校を志望する受験生も多いといいます。
その充実した制度を支えているのが2016年度に新設された国際交流室。2名のネイティブ教員と留学を斡旋する英語科の高木宏弥教諭が常駐し、留学情報の提供や相談・斡旋を行っています。留学提携校はすべて高木教諭が直接現地を訪問して厳選した学校ばかり。留学中も、高木教諭本人が提携校やホストファミリーを定期的に訪問しながら手厚く生徒をケアしています。また常に提携校の最新の状況を把握することで、これから留学を目指す生徒にも的確なアドバイスができます。
国 名 | プログラム | 滞在期間 |
---|---|---|
オーストラリア | 修学旅行(中学) | 約2週間 |
イギリス | 語学研修(中学) | 約2週間 |
アメリカ | 長期留学(高校) 語学研修(高校) |
長期留学:1年間 語学研修:約3週間 |
カナダ | 長期留学(高校) 中期留学(高校) |
長期留学:1年間 中期留学:半年間 |
ニュージーランド | 長期留学(高校) 短期留学(高校) 短期交換留学(高校) |
長期留学:1年間 短期留学:2ヶ月間 短期交換留学:5週間 |
もちろん留学前の学びも万全。2名のネイティブ専任教員による少人数制の英会話の授業で、一人ひとりの英語力を確実にアップさせています。またニュージーランドとは短期交換留学制度があるため、留学生を本校に迎え、生徒たちが日本を紹介するという形での国際経験もできます。
「国際性というと海外の学校に行くことばかりが注目されがちですが、留学生を迎え、日本の学校生活を共に送ることも立派な国際体験です。結果的に留学しなかった生徒も含めて全員が留学生と関わるという点では非常に意義深いことです。(井上先生)」
海外の大学へ進学を希望する生徒も出始めており、国際交流室では、海外大学進学をサポートすることを視野に入れた準備を行っているとのこと。これからの発展が楽しみです。
【アットホームな校風】
アットホームで温かい雰囲気だから、
一人ひとりが個性を大らかに伸ばせる
多摩大学目黒の最大の特徴の一つともいえるアットホームな雰囲気。男子生徒も女子生徒も、先輩も後輩も、教職員も、誰もがフレンドリー。文武両道の学校らしくマナーや規律は大切にしながらも、一人ひとりが大らかに個性を伸ばせる温かい雰囲気にあふれています。
「ギスギスしていないアットホームな雰囲気だから、生徒たちは他の誰とも違う自分の個性を素直に受け止め、伸び伸びと自分らしさを伸ばせるのです。」と井上先生。
「担任も常に生徒の様子に気を配っています。授業やHRの時間はもとより、昼食時や休み時間なども極力生徒と一緒に過ごし、一人ひとりの小さな変化も見逃さないよう見守っています。」
【文武両道】
好きなことで自己実現を追及する
クラブ活動こそ、最高のアクティブラーニング
元Jリーガーが監督・コーチを務めるサッカー部や、全国大会上位常連のダンス部をはじめ、写真部、放送部、囲碁部も全国大会に出場するなど、多摩大学目黒はクラブ活動が盛んなことでも知られています。クラブ参加率は8割を超え、ほとんどの生徒が自主的に何らかのクラブに参加しています。兼部も認められているため、運動系と文科系のクラブを兼部する生徒もたくさん。自分の好奇心を充たせる場所で、目標に向かって積極的に取り組んでいます。
護身道部の顧問としての顔を持つ井上教諭はこう話します。 「私たちはクラブ活動こそ、最高のアクティブラーニング活動だと考えています。勉強をベースにしたアクティブラーニングは、どうしてもそのきっかけを教員サイドから与える必要がありますが、生徒が自発的に参加するクラブ活動なら、目標を設定することも、それを達成するために試行錯誤することも、結果を踏まえて次にいかしていくことも、全て自分の好きなことを通して学べます。」
面白いことにクラブ活動を頑張っている生徒ほど、勉強面でも良い結果を出しているという傾向がはっきりと表れているそうです。一定以上の成績を出していないと練習に参加できないクラブも多く、真剣にクラブ活動に取り組む生徒ほど休み時間やクラブ活動への移動時間、通学時間など細切れの時間を有効利用して短期集中で結果を残しています。日々の勉強を全て学校内で完結させる学習支援システムが学びをしっかりサポートできるので、高い目標を両立して頑張れるのです。
「文武両道は、大人になってからも仕事と家庭、趣味と、公私ともに充実した豊かな人生を歩むための良い訓練でもあります。時間を有効に使って無駄なく多くの目標を成し遂げていく。生徒たちが卒業してどのような人生を選択するにせよ、本人が心から楽しいと思える充実した人生を歩むための土台を、ここ多摩大学目黒なら築くことができると確信しています。(井上先生)」
学校説明会・公開行事はこちらからご確認ください。