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学校特集

江戸川学園取手中・高等学校2025

モットーは「生徒の夢は学校の目標」。だから「江戸取、最高!」
高3生が、6年間を総括して「江戸取の魅力」を語ります!

掲載日:2025年1月10日(金)

江戸取の教育モットーは「生徒の夢は学校の目標」。「難関大(中学は難関大ジュニア)コース」「東大(東大ジュニア)コース」「医科(医科ジュニア)コース」と3コース制をとりますが、早い時期に進路を定めるものではなく、自分の夢や目標を具体的にイメージするためのものであるため、一定の条件を満たせば年度ごとにコース移動も可能です。1978年創立。2014年には小学校を開校し、茨城県初の小中高12カ年一貫教育校になった同校ですが、2020年より中学の入学定員320名中の比率は[一貫生90名・中学入学生230名]となっています。同校は大学合格実績の高さで注目されますが、その成果は「道徳」など同校オリジナルの「心の教育」や、生徒主体の諸活動があればこそです。今回は、初めて高3生が登場。クラス委員長を務めるみなさんが、大学受験直前にもかかわらず、江戸取で6年間を過ごしたからこそ実感することを総括的に語ってくれました。

登場してくれた高3の4人のみなさんをご紹介します!

【小学校からの一貫生】
江戸川取手_

●明石彩歩(さほ)さん
所属コース 「東大コース」/文系
江戸取を志望した理由 私が小2の時に江戸取小が開校したのですが、通っていた小学校が6学年で100名くらいという小さな学校だったので、もっと友達がほしいと思って小2の時に編入試験を受けました。
中入生の印象 中入生は緊張していたんでしょうけど、一貫生もすごく緊張していました(笑)。小学校からの友達がいるので安心でしたが、そのうち『あれ、小学校から一緒だったっけ?』と思うくらい仲良くなる子もいて。中学と高校で新しい子が入ってくるのは刺激にもなるし、新しいことが学べると思っています。
江戸取に入って良かったこと 説明会で話す機会をいただいたりして、人前で話すことが得意になりました。小学校の頃からもともと話すことは好きだったんですが、それを先生方が汲み取ってくださり、中1で取手市の「少年の主張大会」に出場(最年少)したり、中1から高3までクラス委員長をしたり、中3では生徒会長を務める機会を得ることができて、スピーチは得意になったなと思います。


【中学校からの入学生】
江戸川取手_

●齊田稜成(りょうせい)くん
所属コース 「医科コース」/理系
江戸取を志望した理由 小さい頃から医師になりたかったので、「医科コース」のある江戸取に入りたいと思いました。
入学後の印象 新入生登校日に、小学校からの一貫生がいることを知らなくて。みんな知らない人たちなはずなのに、その中にすごい仲の良い人たちがいて「初日なんだけど?」って、アウェー感がありました(笑)。でも、入学直後に研修旅行があって、そこから一気に仲良くなれましたね。
江戸取に入って良かったこと リーダーシップが伸びたかなと思います。江戸取にはいろいろな生徒主体の活動があるんですが、自分は高2の時に球技大会の実行委員長を務めた経験から、高3になってクラス委員長でクラスをまとめてみたいと思って立候補したんです。「お前が?」みたいな雰囲気だったと思うんですけど(笑)、江戸取では望めば誰でも前に立てる機会があるし、「やりたい」と言えば受け入れてもらえるというか、それを周りもサポートしてくれます。


江戸川取手_

●植草徹平くん
所属コース 「東大コース」/理系
江戸取を志望した理由 小学校の時は行動力がなくて、3歳上の姉について歩いていました(笑)。中学受験も姉がしたから、その流れでした感じです。
入学後の印象 一貫生は小学校の時から知っている先生とおしゃべりしていたりして、やっぱりアウェー感がありましたが、2〜3日で一気にガヤガヤした雰囲気になりました。でも、一貫生繋がりで友達の輪が広がった部分はあります。あと、齊田君とは小1からの友達なんですが、齊田君はめっちゃガキ大将だったし、いつも楽しいことの輪の中心にいるので(笑)、その繋がりでも友達が増えましたね。
江戸取に入って良かったこと 中高で行動力が身についたかなと思います。中学の時は会計や書記をしたことはあったけれど、高校になって委員長をやりたいと思い始めました。高1では先を越されてできませんでしたが、高2になって我先にやりたいと手を挙げたら、友達が「クラスをまとめられるのはお前だけだよ」と背中を押してくれて。それまでも裏で操っているイメージがあったみたいです(笑)。それで弾みがついて、いろいろなことに挑戦するようになりました。高2の夏には、初めて自分の意志で留学したいと親に言いました。自分が変われたのは、友達の存在とクラスの雰囲気が大きかったと思っています。


【高校からの入学生】
江戸川取手_

●大貫礼嗣(れいじ)くん
所属コース 「難関大コース」/理系
江戸取を志望した理由 茨城出身の父が「ぜひ!」と勧めてくれたんですが(笑)、入ってよかったです。
入学後の印象 高2からは理系・文系に分かれるので一貫生や中入生と混ざりますが、高1の1年間は高入生だけで過ごします。初日は緊張しっぱなしで、最初に思ったのは、高校入試を乗り越えてきたので「みんな、頭が良さそう」ということでした。でも、研修旅行で仲が深まりましたね。そのうち一貫生や中入生が「どんな感じの人たち?」とワサワサ見に来たり(笑)。
江戸取に入って良かったこと 一番変わったのは、勉強に対する姿勢だと思います。中学までは「やるべきことをやる」という感じで、正直あまり楽しくはありませんでしたが、江戸取では「一緒に考えて、語り合う」ことができるんです。僕は数学が好きなんですが、「この問題って、こういうやり方もできるんじゃないか」という会話を仲間とできることがおもしろくなってきて、勉強に楽しく取り組めるようになりました。その環境が一番だと痛感しています。



■多様な入口から入ってくる仲間がいる、その良さを教えて

一貫生+中入生+高入生≠3。3以上です!

江戸川取手_小学校、中学校、高校と、多様な入り口からの生徒が集う
小学校、中学校、高校と、多様な入り口からの生徒が集う

明石さん(東):「私は中入生と高入生が入ってくる、というタイミングで受けた刺激をいまだに覚えています。勉強への意識や集中力など見習う部分が多く、『負けないように頑張らなきゃ』と自分を奮い立たせることができました。人生における節目のタイミングで毎回新たな友人と出会い、さまざまな価値観に触れることで、人として大きく成長することができたと思います」
齊田くん(医):「医科コースは特に多くて、1/3くらいが高入生なんですが、明らかに色が違うのがおもしろいですね。考え方や行動でなんとなくわかるんですよ。でも、それがだんだん自然と融合していきます。一貫生はわりと落ち着いていて、中入生は活発な感じ、そこに高入生がまた味を加えていく。高1になってすぐに行った研修旅行では、高入生も分け隔てなくすぐに仲良くなれました。確かにそれぞれの色はあるんだけれど、江戸取にはどんな色でも馴染みやすい雰囲気があるんだと思います」

江戸川取手_友達と教え合うことも、貴重な学びの機会になっている
友達と教え合うことも、貴重な学びの機会になっている

植草くん(東):「混ざり合っていくんですけど、理系なのに文系に強かったり、知識が無駄に多かったり(笑)、それぞれ個性が輝いていますね。日々刺激的で、それこそ切磋琢磨しながらみんなで高め合えていると感じます。江戸取は休みの日にも登校して学校で勉強できるんですが、黒板を使って友達と教え合ったり、模試の結果が悪くてへこんでいる時も相談にのってもらえたりするのがとてもいいです」
大貫くん(難):「助け合うことが多い『同志』ですが、同時にちゃんとライバル意識もありますね。友達が良い成績だったら、『自分もやってやるぞ!』とモチベーションが上がるし、テストや模試を受けるたびに得意教科で負けた時の悔しさとか、逆に苦手教科で追いついてやろうという気持ちが湧き起こってきて、そういう刺激がお互いを高め合うんだなと感じています」
※3コースの詳細についてはコチラ→https://www2.e-t.ed.jp/about-learning/6year-flow/?cat=examinee


■江戸取の一番好きなところはどこ?

先生、クラス、環境......全部好き!

江戸川取手_生徒たちの知的好奇心や探究心を喚起する授業を展開
生徒たちの知的好奇心や探究心を喚起する授業を展開

明石さん(東):「やっぱり、先生方ですね。今になって、今まで関わってくださった先生方の熱心さがヒシヒシと伝わってきて。厳しい時もあるんですが、すべて私たちのためを思って指導してくださっていたんだなというのが、時を経るにつれてわかってきました(笑)。部活の顧問の先生は試合に行った時の振る舞い方などもしっかりと教えてくださって、そのあたりは社会に出た時の礼儀の大切さとかも伝えてくださっていたんだと思います」
齊田くん(医):「クラスの雰囲気が好きで、クラスに対する愛情は強いですね。高3になると大学受験を前に自分との戦いになりますが、クラスに帰るとみんな明るくてホッとするんです。医科コースはわりとコース移動が少なくて中1からずっと同じ仲間がいるし、基本的に夢や目標が一致している集団なので、一緒に乗り越えている感じか強いです」
植草くん(東):「人数も多いし敷地も広いので、学年ごとに校舎が替わっていくんですが、その都度、場所ごとに思い出ができていくこの環境がいいですね。中等部校舎の近くには池みたいなのがあって、そこでみんなでワチャワチャしたなあとか(笑)」
大貫くん(難):「一番は、やっぱり日常のクラスの雰囲気です。楽しむ時は楽しみ、勉強するときは勉強すると、ちゃんと切り替えができている。目標は違っていても高め合え、明るく居心地の良いクラスです」


■「授業が一番」が学習モットーの江戸取の授業とは?

先生方は、みんなプロフェッショナル!

江戸川取手_先生手作りの教材の一部。解答への添削も丁寧だ
先生手作りの教材の一部。解答への添削も丁寧だ

明石さん(東):「世界史は苦手だけれど、めちゃくちゃ好きなんです。授業で、出来事の流れを大切に物語を語るように授業をしてくれるので、『これが起こっているから、これが起こるんだ』みたいな繋がりがわかるのがすごく気持ちよくて(笑)、勉強が楽しくなるんです。一見、暗記だけに見える世界史でも、解釈の違いなどを話し合うことも楽しいです」
齊田くん(医):「専門性の高いスペシャリストの先生が多いです。自分が一番好きなのは物理の授業なんですが、担当の先生は独自の教材を作ってくれて、『高校では習わない範囲だけれど、大学の知識を使うともっとわかりやすくなるから』というところまで踏み込んでくれますし、数学で習ったことは物理のここに通じているんだよと教えてくださったり。各教科同じで、ガチな先生が多いです(笑)」
植草くん(東):「自分は東大コースの理系なので、理系の科目は東大受験を意識しているんですが、なかでもすごいなと思うのは数学の授業です。先生オリジナルのテキストがあって解説を手書きで書いてくれていることもあり、そういうのを見ると自分たちのことを思ってくれているな、手が混んでいるなあと。学校で直接質問する時間がなくても、学習アプリを使って質問を送ると1時間もしないうちに応えてくれますし、それで足りない時は後日ちゃんと時間をとって教えてくれます」
大貫くん(難):「僕も数学が好きです。高入生は進度が速いので中入生についていくのが大変なんですが、それこそ先生にいつ質問しても時間をとってくれたり、放課後に補講をしてくれるなど、サポート体制が手厚いです。そこが、高入生が基礎を疎かにせずに着実に伸びていける一番の要因かなと思います。あと、先生が講義するだけではなく生徒に考えさせたり、生徒間で意見交換をしたりと、より理解が深まる授業をしてくれていると思います」


■江戸取の「アフタースクール」とは、どのようなもの?

「もっと学びたい」生徒のために、先生方がデザインした100超の講座

明石さん(東):「中高では演習をして添削が返ってくる『東大古文』や『東大英語』くらいしか取りませんでしたが、すぐに添削が返ってくるのはありがたかったです。小学校にもアフタースクールがあるんですが、勉強という感じじゃなくて、そこではダンスやそろばん、今もやっているハンドボールと、やってみたいことにいろいろ挑戦できました」
齊田くん(医):「部活(サッカー)が毎日あったのであまり参加できませんでしたが、グラウンドでボールを蹴っている横で、理科実験系の講座でロケットをプシューンと打ち上げたりしていましたね(笑)。夏期アフタースクールは部活の時間とかぶらないので、レベル別(基礎〜発展)の講座に参加しました。あと、アフタースクールではないんですが、医科コースだけの『理数探究』(高1・2の4人グループで1年間継続)で豚の目を解剖したことがあって、この豚の目の解剖も中学のアフタースクールに加わるようです。自分は幸い、手先が器用なので完璧に豚の目を剥けました(笑)」
植草くん(東):「僕は、ペットボトルロケットとか宇宙関係の講座を取りました。ペットボトルロケットは学年問わずいろんな人が集まって、どうしたらうまく飛ぶかを話し合い、最終日にはグランドに出て誰が一番飛ばせたか競った後、先生が解説してくれました。宇宙系では『はやぶさ2』のカメラを作っている東京理科大学の木村先生の研究室の方が来てくださり、遠隔探査機を操作して見えないところにある物体を探査する『探査実習』がおもしろかったです」
大貫くん(難):「苦手分野を克服する講座がありがたかったです。幅広い分野で対応していて、高1の時には英語講座を取っていました。英語には苦手意識があるんですが、自分では勉強しづらいところをアニメーションとかを使ってわかりやすく教えてくださり、理解が深まりました」
※「アフタースクール」の詳細についてはコチラ→https://www2.e-t.ed.jp/about-learning/after-school/?cat=examinee


■大学受験が間近に迫っていますが、進路指導はどんな感じ?

一人ひとりに合わせて、具体的にサポートしてくれます

明石さん(東):「今は文系・理系で分かれて行われますが、以前は学年全員でさくらアリーナ(体育館)に集まって、各大学の出願や共通テストについてとか、今後どんなスケジュールで進めていくかをご指導いただく『進路指導集会』がありました。担任の先生との二者面談では、志望校などすべて一緒にスケジューリングしてくださいますし、そのほかに生徒から『この先生に話を聞きたい』という希望も出せます」
齊田くん(医):「医学部を受験するためには学力だけではダメですが、小論文対策や面接などもちゃんとサポートしてくれます。医科コース長と担任の先生による三者面談があるのですが、特に私立大では大学によって英語の配点が異なるなど、自分では収集しきれないさまざまな情報を提供してくれるので助かります」
植草くん(東):「東大コースは『東大模試』など月1くらいで模試があるんですが、それが返却されるタイミングで一人ひとり面談をしてくれます。教科ごとに一つひとつチェックしてくれて、自分ができていること、できていないことが把握しやすいですし、志望校についても一緒に考えてくれます」
大貫くん(難):「大学ごとにわかりやすくまとめてくださって、好きな数学の先生も、僕の趣味趣向に合わせた大学を見つけて紹介してくれたりしています」


■江戸取の学校行事について教えてください。

「主体性」と「協働性」を養うさまざまな機会があります

江戸川取手_高2で実施される北海道修学旅行にて
高2で実施される北海道修学旅行にて

明石さん(東):「私は中3と高2で行った修学旅行が記憶に残っています。中3では広島での平和についての学習、高2では北海道でSDGs学習や植松電気の植松努社長さんの講演から学びを受けるなど、ただ楽しいだけではない経験を先生方はプレゼントしてくださいました。修学旅行で得た思い出やその時に感じたことは、一生心に残り続けると思えるほど素晴らしいものです!」
齊田くん(医):「高2の冬に『勉強合宿』を筑波山の麓で行ったのですが、そこではひたすら勉強、勉強です。自分のクラスは半分くらいが参加していたのですが、やりたければ午前4時から午後11時くらいまで好きなように勉強できる合宿なんです。でも、極限状態まで勉強してやり切った後の開放感は格別で、その後、寝る前に友達と普段話さないようなことを語り合えたのも良い思い出です。そのことで、より団結がガチっと強まったと思いますね」
植草くん(東):「『卒業生を囲む会』や各界の第一線の方々の講演会、コンサートなど芸術鑑賞会もあります。スピードスケート選手の小平奈緒さんや、古典芸能(落語)では『なぞかけ』のねずっちさんなども来校してくださいました。江戸取生が小平奈緒さんに『緊張した時、どうされますか』と質問した時、小平選手は『深呼吸をします。先に息を吸うのではなく、一回全部吐いてから息を吸います』と答えていらっしゃったので、部活のバドミントンの大会の勝負どころで試してみたら、いつもより体が動くような気がしました(笑)」
大貫くん(難):「入学して1週間後に行われる研修旅行(中1・高1)が印象に残っています。全然知らない人と、泊まりがけでクラスの出し物を考えたりアクティビティをするなど、協力し合う経験は大きかったですね。それで、仲が深まった気もします」
※オリジナルの学校行事の詳細についてはコチラ→https://www2.e-t.ed.jp/about-learning/event-education/?cat=examinee


■受験生に伝えたい、江戸取の魅力とは?

真の「文武両道」が実践できます!

江戸川取手_生徒がプロデュースする体育祭では、みんなの熱量が爆発!
生徒がプロデュースする体育祭では、みんなの熱量が爆発!

明石さん(東):「部活の種類がたくさんあって、新しいことにも挑戦できます。私は女子ハンドボール部の部長でしたが、強豪校と合同練習などをしながら、高3の6月には県大会まで行きました。ハンドボールは小学校から続けていますが、どんどん好きになり、高校で一番好きになっていたかもしれません。それは仲間との絆が最大の要因だと思います。これから先も、審判の資格を取って、ハンドボールに関わっていければと思っています」
齊田くん(医):「同じく、江戸取は『意外と部活、強いぞ』というところですね。僕はずっとサッカーをやっていますが、中体連の県大会で3位になりました。実は中学受験の時に2校で迷ったんですが、その迷った学校が対戦相手で圧勝しました(笑)」
植草くん(東):「自然科学棟や、いろいろな講演会を行うオーディトリアム、さくらアリーナなど、施設が素晴らしいことも特徴の一つです。所属するバドミントン部の練習試合で他校の生徒が来た時に、施設の充実ぶりに『オーッ!』と驚いていたのは嬉しかったですね(笑)」
大貫くん(難):「すごい経験をされている先生方がいっぱいいて、そういう先生方の話が聞けるのは何よりも魅力です。僕の好きな物理の先生もサラッと博士ですし、深く教えてくださるので尊敬しています」


■では、みなさんの将来の「夢」を教えてください。

「人のため」「世のため」が、自分の行く道を決める原動力に

江戸川取手_生徒の夢を全力で後押しするのが、江戸取の教育の根幹
生徒の夢を全力で後押しするのが、江戸取の教育の根幹

明石さん(東):「たくさんの人たちの笑顔をつくれるようになりたいです。3歳くらいからディズニーランドが大好きでキャストに憧れていたのですが、高1の時に、オリエンタルランド(東京ディズニーリゾートを経営)に就職して、いろいろな企画を立てるんだと決心しました。そのためにも東大文IIに行って経済・経営を学び、大学生のうちにアルバイトとしてキャストもやりたいと思っています」
齊田くん(医):「僕は整形外科医になるために、筑波大学の医学群医学類を目指しています。以前、サッカーで怪我をして1年間くらいリハビリをしたんですが、なかなか良くならず、セカンドオピニオンを受けるために何人もの医師の方に会いました。医師にも本当にいろいろなタイプがいますが、患者さんから『この先生に診てもらいたい』と思われる医師になりたいです」
植草くん(東):「建築士になりたいので、東北大学の工学部建築学科を目指しています。それを思ったのは、テレビで中村哲さんが海外に行って重機を操りながら小学校を建てるドキュメンタリー番組を見て、「こういう人になりたい」と思ったからなんです。ネパールの建築家と中村さんが一緒に小学校を建てている時、そばで小さな子どもたちが笑っている姿を見て、海外でそういう施設を作りたいと。そこで調べてみたら、ネパールで建築のボランティアができる留学があることを知り、高2の時に親を説得して応募しました。ですから、夢は『ボランティア活動+建築士』です」
大貫くん(難):「好きな数学の教育をより発展させたいので、東京学芸大学に行って将来は数学の教員になりたいと思っています。中学時代に通っていた塾の先生が、『いかに美しく解くか』を大事にされていた方だったんですが、教材通りではなく、もっと良いやり方があるという研究を淡々とやっていて、それに刺激を受けて数学のおもしろさに気づけたし、好きになったきっかけです。いわゆる裏技的なものを正しいやり方にするというか、むしろそうしたほうがいいというのがけっこうあるので。そういったことを数学の教育の発展のために極めることを目標にしています」


■最後に、受験生のみなさんにメッセージをお願いします。

今夢がなくても、江戸取なら見つけられます!

江戸川取手_放課後の過ごし方はさまざまだが、仲間と集うのも日常風景
放課後の過ごし方はさまざまだが、仲間と集うのも日常風景

明石さん(東):「江戸取じゃなきゃ得られない体験、経験、そしてかけがえのない仲間との出会いが待っています。今叶えたい夢があったとしても、なかったとしても、すべての生徒のことを考え、サポートしてくれる学校です。ぜひ、私たちの後輩となって楽しい学校生活を送ってもらいたいです。ご入学をお待ちしています!」
齊田くん(医):「江戸取には硬いイメージがあるかもしれませんが、ガチガチでもユルユルでもなく、生徒が主体的に考えながら、いろいろなことに取り組める学校です。夢がある人はもちろん、まだ明確な目標がない人でも、江戸取ならさまざまな世界を知れる機会があるので自分の適性を見つけられると思います。一人ひとりに合った学びができるし、コースも違うなと思ったら軌道修正ができるし、できないことがない学校なので、みなさん、江戸取に来てください(笑)!」
植草くん(東):「実は中学受験の時、江戸取は第2志望校だったんですが、入ってみたら先生、友達、校風、施設......全部が好きになりました。中学時代の友達に会って『江戸取って校則厳しいの?』と聞かれることがあるんですが、全然そんなことなくて。逆に、今は胸を張って江戸取で良かったと言えます。一期一会と言いますが、人との関わりを大切にしてほしいと思います」
大貫くん(難):「僕も最初は不安でしたが、江戸取に入って感じたのは、勉強は楽しくないと意味がない、楽しくやれるのは最高だということです。楽しく勉強ができるようになるところが江戸取の強みです! だから、みなさんも頑張ってください!!」

 普段は恥ずかしくて、ここまで自分のことを話すことはないと言っていたみなさん。でも、本当にざっくばらんに「自分の思い」を語ってくれました。コースは違うし、気心の知れた人同士ではないのかもしれませんが、みなさんのお話からは、同じ江戸取という環境で過ごしてきたからこその「ハーモニー」を感じることができました。ああ、良い空気が流れている学校なんだなあと。
 中高計60クラス、全校生徒約2200名。「江戸取は、タイプを選り好みしない学校だよ」「いろんな人がいて、たくさん刺激されるよ」。こう発信してくれたみなさんの今後を、陰ながら追い続けたいと思います。みなさん、まずは大学受験、頑張ってください!
 そして、受験生のみなさん、タイプの違う先輩たちが口を揃えて勧める江戸取に、ぜひご注目ください!!

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