学校特集
聖学院中学校・高等学校2024
掲載日:2024年10月4日(金)
「Only One for Others」をスクールモットーとし、キリスト教精神に基づいて「神様から頂いた賜物(自分らしさ)を自ら見出し、その賜物を用いて他者のため、世界のために貢献する」ことを目指す同校。生徒自身が、自分の「好き」をとことん突き詰められるよう十全な環境を整えていますが、今回は、STEAM教育や汎用的な思考力を育む「GIL(Global Innovation Lab)」を中心に、生徒たちがどのような道筋を辿りながら主体的に成長していくのかをご紹介します。実は、3年前に中1と中2の生徒を取材してその熱量に圧倒されたのですが、嬉しいことに、その2人が高校生となり、後輩の中3生と共に再び登場してくれました。情報科主任の山本周先生と、高2の岡田和真君、高1の永井健太君、中3の橋本優君にお話を伺いました。
「ものづくり」と「ことづくり」ができる青年へ。今、その道の途中
■3年後の、岡田君と永井君の成長ぶりをご紹介
そこには、3年間という時を経て、自分の「好き」を追い続け、試行錯誤しながらも夢への階段を一歩ずつ昇っている少年たちのリアルな姿がありました。
まずは、岡田君です。
中2の時の岡田君:「おもしろそうなことができると思ってこの学校に入ったんですけど、ここまでとは......。もともとゲームが好きで、ガンダムが出てくる、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『Ready Player One』を見た時、『将来、こういうゲームを作りたい!』と強く思いました。将来は、ゲームを作る人になりたいんですけど、大学のことはまだ考えてなくて。直近の希望は......早く高校生になりたい! 高校生になると企業助成プログラムに参加できるので、そのコンテストに出たいです」
高2の岡田君:「中3の時は高校の『GIC(Global Innovation Class)』に入るために、英検を受けたりしていました。GICに入るためには英検準2級以上の取得が基本なんですが、中3の時に準2級を取り、高1で2級を取りました。英語ですか? まあ、余裕です(笑)。高校に入ってからは、ずっとゲーム開発に取り組んでいます。ゲームってシステムの繋がりでできていますが、そのシステムの1個を作って商品として販売したり。VRとかメタバースに興味があるので、高2になってからはVRゲームを作っていますが、最先端のコンピュータサイエンスを学ぶためにアメリカの大学へ行こうと考えています。そのためにも、ゲーム作りをポートフォリオにしようと思って」
「好き」に邁進し、大学のことはまだ眼中にない岡田君でしたが、今はその夢を具現化するために、行動すべきことを自ら明確にして着実に学び進めています。
次は、永井君です。
中1の時の永井君:「『やらなきゃいけない』はなく、『やりたい!』がいっぱいの学校です。小学生の時からPCは得意だったんですが、この学校で3Dプリンターに出会って、好きなようにものづくりができるのがとても楽しいです。プログラミングが好きで鉄オタでもあるので、鉄道関係の仕事に就きたいと思っていますが、大学に行くにあたって、中学段階から好きなこと、やりたいことをとことん突き詰めて、自分の『好き』を啓(ひら)いていきたいと思っています。『好きを啓く』というのは、中1の学年テーマなんです」
高1の永井君:「あれからいろいろありまして(笑)。3Dプリンターでのものづくりに関しては、もっと広く知ってほしいと、中2の時から外に向けた活動をしていました。記念祭(文化祭)で小学生向けのワークショップを企画したり、鉄研の仲間から頼まれて鉄道模型の床下のパーツを作ったり。あと、中3の時、記念祭でクラスの出し物としてジェットコースターをやることになり、3Dのデータを作ってから平面の図面に落とし込んで、教室いっぱいくらいの大きさのジェットコースターも作りました。高校ではGICに入って、デジタル系の『新ゼミ(名称は意図的に未定)』に所属していますが、クラスメートの中には3Dプリンターに触ったことがない人もいるので、ここでもワークショップを行っています」
「好き」を啓きながら、周囲への眼差しを持ち始めた永井君。自分の「好き」を広く共有したいとの思いから、その魅力をまだ知らない人たちのためのサポートにも尽力しています。
山本先生:「岡田君や永井君のような突出した生徒はたまに現れるんですが、そういうことに興味のなかった生徒を掘り起こしていくのは、きっかけがないとなかなか難しいものです。岡田君はもともと関心が高かったですが、永井君はどちらかといえば、聖学院に入ってからテクノロジーに興味を持ち始めた。そこで、校内外のさまざまな活動に参加しながらスキルアップして、自分が体験したことを後輩たちにも体験させてあげようとしています。本校では、興味・関心を掘り起こすための種をさまざまな形で撒いていますが、最近では、永井君を中心に自分たちで学びを広げる環境を作っていこうとする動きが見られますね」
岡田君と永井君の出会いは「GIL(Global Innovation Lab)」でした。GILとは、授業を超えて「もっと知りたい!」という中学生のための放課後課外活動です。「プログラミング」や「データサイエンス」「宇宙探索」「SDGs & LEGO」などに関するワークショップを通して「真の思考好き」を育て、汎用性の高い思考力を持って高度化・多様化する次代で活躍できることを目指す、同校独自の取り組みです。
本館4階にはPCや3Dプリンター4台、レーザーカッター2台、3Dスキャナーなどが設置されるファブリケーションスペース「ファブラボ」があり、GILの活動拠点の一つになっていますが、そこでは、ものづくりに興味のある生徒たちが自由に活動しています。永井君と橋本君が出会ったのもここでした。
※GILの詳細についてはコチラ
→https://www.seigakuin.ed.jp/quest_pbl/lego/
そして、ファブラボを拠点にした活動には、「GIT(Global Innovation Technology)」もあります。GITは、GILよりもさらに「もっとやりたい!」という生徒のためのものです。
山本先生:「どちらも、誰でもいつでも参加できる有志による活動です。部活動にしてしまうと、その幅しか出てこないので。ものづくりはツールであって、目的ではありません。あくまでも課題があり、それを解決するために行うものですから、ファブラボは課題解決の場と言えますね。永井君の頃までは私がレクチャーすることが多かったですが、今は技術的にも私以上の力を持つ生徒が出てきましたので、私は繋げるだけで、先輩たちが後輩の面倒を見る場面が増えています」
■GIL・GITは、先輩と後輩を繋ぐ場でもある
中1の時に、生徒会の執行委員を務めていた橋本君。生物部が記念祭の出し物として金魚すくいを企画したのですが(持ち帰らず、純粋に金魚すくいのみを楽しむ)、記念祭後に生物部に持ち帰って飼い始めたところ、たくさん死んでしまったのだそうです。それを知った橋本君は動きました。
橋本君:「生物部の顧問の先生に聞いたら、まだ水槽の中に砂利や藻も入れてない状態だったので、たぶんストレスじゃないかと。ですから、『金魚が身を隠せる場所を作ってみたい』と話して。3Dプリンターで、身を隠すための箱を作ったんです。でも、金魚たちがどこからでも入れるようにと、四角い箱の床に接する以外の5面に穴を開けてしまったので、結局丸見えになって隠れ家にならなかったという(笑)。作り終わってから気づいたんですが、作り直す前に金魚が全滅してしまったので、その箱は今、別の水槽で使ってもらっています」
金魚のためを思って作った隠れ家は、結局失敗してしまいました。でも、橋本君のように「思い→実行」を繰り返し、ステップアップしていくのが、ものづくりに取り組む生徒たちの日常です。
橋本君:「情報の授業(聖学院オリジナルの「中1情報プログラミング」)で3Dプリンターに興味を持ち始めた時に、先生から『放課後に、ファブラボにいる山本周先生を訪ねてごらん』と言われたんです。そして、行ってみたら『あの先輩なら、いろいろ知っているから教えてもらうといいよ』と紹介されたのが永井先輩。それが永井先輩との初めての出会いでした。岡田先輩のことは、顔だけは知っていました」
このように、先生が生徒同士を繋げていくことは同校では当たり前の風景です。
ちなみに、永井君は校内外のさまざまなプログラムに参加しつつ、プロデュース的な役割を担ったり、他の生徒のサポート役を引き受けていますが、岡田くんは今、もっぱら自分でゲームを開発・作成することに集中しています。これまで、校内外のたくさんのプログラムにチャレンジして、実績を挙げてきたからこその今の姿です。
岡田君:「ファブラボに行くのは、最近は3Dプリンターの調子が悪くなった時くらいですかね。修理しに」
蛇足ながら、橋本君は「永井先輩」「岡田先輩」と呼び、永井君は「岡田先輩」と敬語で話していました、でも、3年前には、岡田君と永井君は「先輩・後輩関係なくタメ口です」と言っていたような......。「あ、確かに(笑)」と永井君。「公の場だからですかね。ふだんは先輩とか言わないですね」と岡田君。
「公の場」と「仲間内」での使い分けを意識するのも、成長の証でしょうか。
「情報にワクワクする」をテーマとした中学の情報プログラミング(※)や、高校 GICでの特化したSTEAM教育など、テクノロジーを活用した教育にも力を入れる同校は、10年前にブロックを使って自分の考えを表現する「ものづくり思考力入試」を設置するなど、他に先駆けて「思考力入試」をスタートさせ、全教科で独自の探究型授業を展開しています。その目指すところは、スクールモットーの「Only One for Others」に立ち返ります。
「Only One(自分の賜物)」を見出し、「for Others(それを他者や社会のためにも使う) 」の志を涵養することで、「ものづくり(問題の解決策の創造)」と「ことづくり(新たな価値の創造)」ができる青年を育てるためです。だからこそ、その出発点となる「好き」「おもしろい」に出会えるよう、校内外にたくさんのプログラムを用意しているのです。
※中1の1学期は情報リテラシーを、2学期は3Dプリンターを使ったものづくりを学び、3学期にはプログラミングに挑戦します。また、情報プログラミングと他教科を連携させた授業も実施(情報×聖書、情報×理科など)。
意欲に火がついた生徒たちは、校外でもチャレンジし始める
■3人とも「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」のメンバーに選出
ところで、この3人には共通点があります。それは、校外プログラム「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト(※)」の1期生、3期生、4期生であること。
※一般社団法人日本3D教育協会が主催する「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」とは、最新の3D技術を活用して海洋生物を研究し、物事を深く追求できる人材の育成を目指すもの。関東エリアの中学生を対象に、海洋生物の専門家の方々のアドバイスを受けながらオンライン・対面・発表など合計13コマの授業を実施し、最終的に研究発表を行う。
中2だった岡田君はこのプロジェクトの存在を知り、海洋動物の動きについて学べるチャンスだと思って応募。そして、その意気込みを「シロナガスクジラの骨格を学び、3Dで研究をしてゲーム作りに活かしたい」と語り、応募者1000人中9人に絞られる1期生のメンバーに選ばれました。自分でゲームを作るうえで、動物の動きをなるべくリアルに再現できるようになるためです。ちなみに、「入学式に行ったら、他のみんなは海洋を学びたい人たちだったので、僕一人だけ3Dを学びに来た人になっていました」と岡田君は語っていました。
永井君:「僕は3Dを環境的なこと、例えば絶滅危惧種のウミガメがプラスティックを飲み込んでいる問題とかと結びつけたくて、ウミガメが誤飲しないデザインを考えたいと応募しました。でも、期間が短すぎたのでウミガメの根本理解にテーマを変え、講師の先生に協力してもらってウミガメの卵を作ったんです。ピンポン玉程度の大きさで、中に子ガメが入っている3Dモデルです。フルカラー3Dプリンターの扱い方の難しさを実感できたことは、とても大きな学びになりました」
そして、生物部で見たヤドカリやカメが可愛いと思ったことをきっかけに、海洋のことに興味を持ち始めた橋本君も今年メンバーに選ばれ、今、まさに活動中です。橋本君がこのプロジェクトに応募したのは、永井君と中1の時の情報の先生から勧められたからでした。
高校「GIC」は、聖学院の次世代教育の象徴的存在
■「体験」と「対話」で、グローバルイノベーターを育成する
岡田君と永井君が所属する「GIC(Global Innovation Class)」はSTEAM教育に特化したクラスとして、「ものづくり・ことづくりを通して世界に貢献できる人材を育てる」というコンセプトの下、革新的な学びを実践しています。その学びは中学や高校の他クラス、またSTEAM分野・グローバル分野のワークショップを行うGILやGITにも波及しており、聖学院が目指す教育の象徴的存在と言えます。
● Liberal Arts(週2時間)......バイアスを排除してフラットに情報を捉え、論理的・客観的に考える力を育成するため、書籍やニュース記事を題材に、ディスカッションやディベートを行い、ロジカルシンキングやクリティカルシンキング、ビジョンメイキングの力の獲得を目指す。
● Immersion(週3時間)......公共(社会科)や家庭科などの内容を中心にSDGsを英語で学び、英語でプレゼンテーションやディスカッションを実施。思考戦略やリーダーシップなど、世界課題を解決するために重要なスキルとマインドを「英語で獲得する」プログラム。
● STEAM(週6時間)......「サイエンス」「デザイン」を軸に、ICTスキルを活用しながら「ものづくり」「ことづくり」に必要なツールを学び、論理と感性の両面から創造力を育てる。授業はすべてPBL型で行われ、課題解決・価値創造のための問いからスタート。設定したテーマに基づき、知識や思考スキルを習得していく構成になっている。
● Project(週2〜4時間)......ゼミ形式で授業を行い、国際系・社会系・環境系などのテーマから任意に一つ選んで課題を設定し、学内外で連携しながら協働・研究活動を実施。高3ではGICの学びの集大成として、探究論文を完成させる。
■GIC「Project」では、5つのゼミ活動を展開
GICでの学びの集大成として「Project」がありますが、そこでは「宗教ゼミ」「起業ゼミ」「生活環境ゼミ」「哲学-メディア-藝術ゼミ」「新ゼミ(名称は意図的に未定)」と、5つのゼミ活動を実施。高2の9月に中間発表があり、2月に発表本番、そして高3で探究論文に仕上げます。岡田君は「哲学-メディア-藝術ゼミ」に、永井君は「新ゼミ」に所属していますが、ここでは「哲学-メディア-藝術ゼミ」の様子を岡田君に聞いてみましょう。
岡田君:「自分でテーマを決めて研究して、それをどのメディアで発表するかを考え、新しい何かを創り出そうというゼミです。個人作業が主ですが、輪になって哲学対話をしたり、高1の人たちの授業を作ったりもしています」
高1の授業を作るとは?
岡田君:「うちのゼミでは、高2がそれぞれの論系ごとに高1に向けて授業をするんです。ゼミの授業が土曜の3・4限なので、4限に授業をして、次の週の3限に自分たちがプロデュースした授業で出した課題に対して、高1のみんながどんなふうに考えたのかを発表してもらいます。僕の場合は『100万円売れるゲームの企画書を作って、自分の世界を表現してください』という課題を出しました。いろいろ、おもしろいものがありましたね」
個人の成果をみんなに還元して、「ワクワク」が伝播していく
■岡田君と永井君と橋本君の「今」と「これから」
岡田君:「個人でゲーム開発をする人たちのコミュニティがあって、今度、2〜3日で作ったゲームのコンテストがあるんですが、それ用のアセットを準備するのが直近でやるべきことです。高3になったら大学受験に向けた準備に焦点を絞っていきますが、僕は海外大を受験するのでエッセイを書きつつ、ポートフォリオを作ることに専念します」
永井君:「もうちょっと3Dプリンターに詳しくなりたいので、『3Dプリンター活用技術検定』に向けて勉強しているところです。あと、小学生向けのワークショップはしてきましたけど、同年代とはあまり関わってこなかったので、一つの野望としてはDXハイスクールの学校同士でコミュニティを作りたいんです。情報を交換し、ワークショップをし合うなど繋がっていきたいなと。あと、将来、鉄道関係の仕事に就きたいというのは変わっていないので、そこに向けて大学のことを考え始めています。鉄道と大学を組み合わせるのは難しいんですが、例えばゲームでも撃ち合うものより、街づくりをしていくようなもののほうが好きなので、そういう街づくりができるような、交通のインフラ整備とかを扱う『交通工学』が学べるところを考えています」
山本先生:「永井君が他校と一緒にコミュニティを作りたいと言うので、やってくれそうな学校に声をかけ始めています(笑)。表の部分は永井君に任せて」
橋本君:「将来の夢は、NASAで働くことです。宇宙ゴミの問題とかもあるし、3Dプリンターでロケットを作りたいとアピールして。そして、最終的にはエリア51(アメリカ空軍の機密性の高い施設)に行って、宇宙人とツーショットを撮りたいんです(笑)。でも、エリア51に行くには軍人か、アメリカ政府の偉い人になるか、あとは宇宙関係しかない。だから、NASAに。その前に、中高時代はいろいろなことにチャレンジできる時だと思うので、たくさんのことに手を伸ばしたいと思っています。やりたいことの一つは、3Dプリンターでゴム鉄砲など、おもちゃのパーツを作ってキットとして届けること。その仕組みを考えて、3Dプリンターのおもしろさや楽しさを広げていきたいですね」
■「学びの環境」も「生徒の情熱」も進化し続ける
今、聖学院は隣接する女子聖学院と合同で、「GX・SX(グリーントランスフォーメーション/サスティナビリティ・トランスフォーメーション)教育ユニット」としてのSDGsプロジェクトや、ICTスキルを学ぶ「DX(デジタルトランスフォーメーション)ユニット」などもスタートさせています。
また、文科省の「DXハイスクール」「CO-SHA Platform」に採択されたほか、「パナソニック教育財団」などから実践研究助成を受けたのを機に、PCルームのリニューアルも進めています。ちなみに、そのPCルームは実験の場として企業などにも開放する予定だそうです。
同校の学びの場は、ますます拡充しています。その環境の中で、それぞれが「好き」や「おもしろい」を見つけて視界を広げ、自分の成果を仲間や後輩に還元する。そんな「ワクワク」が伝播していく先にある風景は、ものづくりの楽しさを貢献の喜びへと昇華させていく世界です。
お話の最中、岡田君は自分で作成したゲームのアセットや、企業とコラボした際にチームで作った作品のデータを見せてくれました。理解するには遠く及びませんでしたが、その熱量とスキルが格段にパワーアップしているらしいことだけはわかりました。
永井君は最後に、「キリスト教の『賜物』に結びつくんですけど、今まで自分が知らないでいた自分を引き上げてくれる、そういう環境がこの学校にはあります」と言いました。これは、自分でものづくりに打ち込むだけでなく、プロデュースやサポート役も進んで担う永井君だからこその言葉でしょう。
そして、橋本君は「聖学院には、クリスチャンなのにお寺めぐりが趣味の先生がいらっしゃったり、個性豊かな先生が多いので、絶対に一人は気の合う先生がいると思います」と、受験生に向けた言葉も贈ってくれました。
熱く語りながらも、やはり少し大人っぽくなった岡田君と永井君、3年前の二人のようにキラキラが止まらない橋本君の3人のお話を伺って、大学生になった頃にまた是非みなさんに会ってみたいと、心底思いました。願わくば......。