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学校特集

東京成徳大学深谷中学・高等学校

授業が大好き!行事が楽しい!
失敗を恐れず、生徒たちのチャレンジ精神を引き出す、
深谷流中高一貫教育。

"生徒=宝"を合言葉に生徒一人ひとりの資質を見極めながら、探究心と知的好奇心を大きく伸ばす教育を実践している東京成徳大学深谷中学校。ピカピカの校舎は、2013年に竣工した中学生専用のものです。今春で3学年が揃った校内はますます活気に満ちあふれています。 兄弟姉妹で通っているご家庭が増え、入学後の満足度の高さがうかがえます。 生徒たちと保護者にもうれしい完全給食制と、深谷駅・寄居駅・森林公園駅・小川駅・行田市駅・児玉駅から運行している無料のスクールバス、そして緑豊かな教育環境と、魅力的な要素を持ち合わせる東京成徳大学深谷。 面倒見の良さと充実した授業、豊富な学校行事で、実りある6年間を送ることができる、同校の教育の一端をご紹介します。

学びの楽しさとチャレンジする心を養う
東京成徳大学深谷の教育内容とは!

中学校教頭_富岡達夫先生
中学校教頭 富岡達夫先生

東京成徳大学深谷の所在地である深谷市といえば、「日本資本主義の父」と呼ばれた実業家の渋沢栄一の生誕地として知られています。江戸時代末期から明治期にかけて活躍した渋沢のチャレンジ精神を継承するかのような同校の数々の取り組みは、新設ならではのダイナミックな教育実践校として注目を集めています。
学校生活のさまざまな場面で「学びの醍醐味」を追求し続けている東京成徳大学深谷。中学教頭の富岡達夫先生は、同校の教育の一端を次のように話します。
「教育目標の一つに『高い知性』があります。中1・2年生では基礎学力の定着を重視し、段階を経ながら発展的な応用ができるように取り組んでいます。本校では何よりも、教師自身が授業を楽しみながら行っています。その結果、授業は生徒たちにとって知識を獲得するだけではなく、学問の楽しさや奥深さをも学べる場となり、高い知性を磨くことにつながっているのではないでしょうか」
この教育が特に色濃く反映されているのが、次に紹介する理科と英語の取り組みです。

実験・観察が豊富な理科教育で、
"実学"の大切さを知り、真実を見抜く目を育てる

実験・観察重視の山下先生
実験・観察重視の山下先生の授業は
生徒たちからも大人気!

東京成徳大学深谷では、"実学"を重視しています。理科では実験や観察がふんだんに組み込まれ、生徒たちの興味関心の芽を育て、知的好奇心を大きく伸ばしています」と富岡先生。
中学生では基本的に図説は使用せず、自分自身の手を使うことで学びを深めており、カリキュラム構成も特徴的なものとなっています。理科(生物)の山下太郎先生は、
「生物の授業では通常、まず植物の分類や光合成などから学び始めることがほとんどですが、本校では二大生物である動植物についての学習を並行して行います。動物と植物を一緒に学ぶことで、それぞれの関連性が理解でき、より学びが深まります。こうした関連性を実感するために、"まずは観察と実験"という姿勢を本校では徹底しており、その経験は生徒にとって先々までつながる財産だと確信しています」。
さらに
「本校の生徒たちは、県内随一と言えるほど顕微鏡の扱いに慣れています。対象物のピントの合わせ方や染色など、感覚的にも使い方を理解しているようで、3年生の手際の良さには思わず感嘆するほどです。そのぶん、プレパラートやスライドガラスなどの備品を壊した数も県内一かも知れません(笑)」と山下先生。それは「学びが向上するための消耗品なので仕方のないこと」と笑いながら教えてくれました。

意欲的な実験に挑戦し、
教師・生徒が共にレベルアップ

豚足の標本
これが豚足の標本!想像以上の出来ばえに
生徒も先生もビックリ!!

東京成徳大学深谷オリジナルの取り組みに、中2での「豚足」を使った標本作りがあります。豚足は、まず調理室で煮出すことから始まります。その後、歯ブラシを使って骨をきれいにし、バラバラになった豚骨をポリデントで漂白、瞬間接着剤で組み立てます。 「作業の最初は、まるでラーメン屋さんにでもいるかのような光景でした(笑)。正直なところ私は獣医ではないので、すべてのパーツがどう組み合うのかを理解しているわけではありません。生徒たちには『先生も完璧な答えがわかっているわけではない』と伝えた上で作業に取り組みます。生徒たちは細かな部位に関して調べ、話し合い、試行錯誤を繰り返しながら、高い集中力と協働の姿勢で標本を完成させました。身近な哺乳類である豚を使って四肢がどのように体を支えているのかを学び、人体の構造に照らし合わせながら、理解を深めました」と山下先生。 ある生徒から「骨はアートだね」という名言も飛び出したこの授業は、連続4回に渡り行われました。

これらは、既存のことではない取り組みにも果敢に、しかも楽しみながら挑戦していく生徒たちの資質が垣間見える一例です。 なお、授業で作られた骨格標本は、理科室に展示されています。現中2生も先輩たちが作った標本を見ながら、自分たちも取り組めることを非常に楽しみにしているそうです。

失敗を恐れないでいいから、
より高みを目指した研究に挑める

東京成徳大学深谷中学校_宿泊農村生活体験
宿泊農村生活体験で行われた田植え作業!
農村での生活を肌で感じます。

同校では生徒たちの中に芽吹いた疑問を持つ心、探求する力をより引き出す教育を目指しています。
「1年生のときから、レポートは正答でなくても評価対象になることを伝えています。自分が疑問に思ったことは、もしかしたら世紀の大発見かもしれません。常識を打ち破りノーベル賞を受賞した先人たちに倣うくらいの姿勢を育てたいのです。自分が自信をもって発表したものが非難されたとしても、それが自分自身の考えという信念をもつこと、そのためには実験結果への責任とエビデンスの大切さ身をもって知ってほしいのです。そのためにも本校では実験は全力で取り組むように指導しています」(山下先生)

,p>同校の生徒たちは、夏期休業中の自由研究でも、自分たちのやりたいことに果敢に挑戦しています。
「授業のなかで未知の分野へ挑戦し、ハードルを上げているので、生徒たちはもっと高いレベルのことを知りたい・やりたいと思うようです。毎年、私自身も自由研究の成果を見ることをとても楽しみにしています。これまでは目に見えないものは敬遠されがちでしたが、中2で行った『人体について』をテーマとした自由研究では『交感神経と副交感神経の制御』について取り組んだ生徒がいました。就寝前の過ごし方の違いで睡眠の時間や質がどう変化するのかを、自分の身体を使って試みたのです。本校は発表する機会が多いので、『他の生徒とテーマがかぶりたくない』、『賞賛されたい』という心理も働いたのでしょう。このことが多面性をもった実験につながっており、良好なライバル意識と探求心が育っていることを実感しました」(山下先生)

また富岡先生は「本校では『失敗しても大丈夫』というスタンスで教育を行っています。人は失敗したときには、必ずその理由を振り返ります。失敗にはさまざまなヒントが隠されていて、そこから学ぶことのほうが多く、次に成功すればいいのです」と言います。 生徒たちの知的好奇心をくすぐる情熱的な授業を通じて、生徒も先生方も互いに成長し合っているのが東京成徳大学深谷の教育の真骨頂と言えるでしょう。

スキー教室

東京成徳大学深谷は行事も豊富!
(スキー合宿)

合唱祭

生徒たちは失敗を恐れずに
何事にもチャレンジします
(合唱祭)

手に届きそうな目標が目の前にあるから、
無理なくやる気を引き出す

英語教育では、目標を細分化して確かな学力を養成しながら、モチベーションを高める取り組みが行われています。中2では英検3級以上、中3までに英検準2級以上、高校からはTOEICに移行し、高1まではスコア550点以上、高3では650点をめざします。現中3では、すでに英検準2級取得者も出ています。

富岡先生は、同校の英語教育の根幹をこのように話します。
「グローバル社会では、相手の意見をしっかりと聞いて、自分の意見をきちんと述べられるかが求められます。語学力は必須で、英語はできて当たり前であり、使えなければなりません。本校では、英語は学習ではなく『スキル』(技術)と捉え、『聞く』『伝える』『読む』力を中心に、コミュニケーション能力の育成を重視しています」

イングリッシュ・キャンプは各国の
講師陣たちと過ごす充実の3日間!

英語は週6時間、うち2時間はネイティブによる会話中心の授業を展開しています。
「日本人が英語を思うように使えない原因には、外国人に対するアレルギーがあるのではないでしょうか。それを取り除くため、普段から外国人に接する機会を設ければ、アレルギーが薄まるのではと考えました」(富岡先生)
英語の授業以外にも、学校行事や給食の時間などもネイティブと日常的に過ごすことで、アレルギーを排除するだけでなく、実戦的な英語力を身につけることができます。

また多様な国や文化をさらに知るために取り組んでいるのが、夏休みに行われる「イングリッシュ・キャンプ」です。スピーキングやリスニングなどの力を各種アクティビティを通して、楽しみながら過ごすことで身に付けられるエキサイティングな3日間。
中1は通学型で行われますが、短期間でも英語で自己紹介ができるほどの効果があるそうです。中2は宿泊型で実施され、グループでオリジナルのスキット(寸劇)にも挑戦。綿密なリハーサルを経て、最終日には保護者の前で発表します。
「この『イングリッシュ・キャンプ』は、英語を恥ずかしがらずにアウトプットすることが課題です。二度目となる中2生は、日頃のがんばりを試す場として、積極的に取り組んでいました。講師は外部から招いており、今年はジャマイカ、フィリピン、アメリカのネイティブでした。五感を駆使し英語を使うだけではなく、生徒たちの視野を広げる文化交流も叶うのがこのキャンプなのです」(富岡先生)

スキット

イングリッシュ・キャンプの最終日
スキット(寸劇)で成果を報告!

個別発表

個別発表の様子
3日間で学んだことを報告します

国際社会で活躍できる
資質を養う修学旅行

「マンゴー狩り」
プランテーションで行われた「マンゴー狩り」!
おいしそう♪

英語のさらなる実践の場として設定されているのが、中3の7月(4泊5日)に行われる「マレーシア・シンガポール修学旅行」です。 マレーシアでは、首都であるクアラルンプールを巡ったあと、農村部へ赴き、カンポン(田舎)体験とホームビジットを行いました。マンゴーのプランテーションで収穫体験をしたり、バティック染めにもチャレンジしました。また学校間交流では、それぞれの伝統的な遊びを教え合い、文化の一端を知る機会を得ました。その交流は数時間でしたが、終わり際に生徒たちは非常に名残惜しい様子だったそうです。

富岡先生は、修学旅行先をアジアに設定した理由について
「日本はアジアの一員として、各国をリードする存在として成長してきました。しかし、今の子どもたちは低迷期にある日本しか経験していません。マレーシアとシンガポールは成長著しい発展国です。そのため、これまでの日本との差異などからも学ぶことが大いにあります。そして共に文化を理解し、未来を共有し合っていくことが、これからの国際社会で大切なことではないでしょうか」

「バティック染」
マレーシアの伝統的な染物
「バティック染」にも挑戦!

先生方にはさらに、こんな思惑がありました。
「通常の修学旅行であれば、まずは国内、そして海外という流れが一般的ですが、あえて英語力が未熟な中学期に海外に行くことで、"悔しい"経験をしてほしいと考えたのです。マレーシアとシンガポールの公用語は英語です。生徒たちは現地の同世代の子どもたちとの交流を図るなかで、母語が違うのは日本も一緒なのに、なぜこんなに流暢に話せるのかと危機感を覚えたようです。良質なコミュニケーションのためには英語が必要という実感を得て、高校以降の英語学習へのモチベーションの向上に役立ててほしいと思っています」(富岡先生)

シンガポールでは、事前学習によるグループ行動を現地の大学生がサポートしてくれ、そこでも生きた英語を使う機会を持つことができました。しかし、どの生徒もやはり歯がゆい思いを抱いたようで、まずは豊富な語彙を身につけなければと自分でノルマを課し、学習に励む生徒が増えたそうです。

この修学旅行では、旅の魅力に加え、陸路での出入国手続きや外貨の両替など、日本の生活では直面しないことも経験します。少し背伸びをした挑戦に生徒の満足度はとても高かったそうです。
「生徒たちにとって、煩わしいことをたくさんやってもらおうと考えています。最初のうちは戸惑うこともあったようですが、買い物をしたり、フードコートで食事をしたりしているうちに、すっかり街に溶け込んでいました」と富岡先生がにこやかに教えてくれました。

マレーシア・シンガポール修学旅行1

現地の人々とも積極的に交流した
マレーシア・シンガポール修学旅行。

マレーシア・シンガポール修学旅行2

生徒たちは一回りも二回り成長して帰国しました。

縦横につながる人間関係で、
手に入れるコミュニケーション能力

対話型の座席配置
対話型の座席配置も深谷ではおなじみの光景!

東京成徳大学深谷は、1学年の定員が70名という少人数制の学校です。これまでお伝えした通り、理科の授業では実験を中心としたアクティブ・ラーニングの授業を展開、また英語と数学では習熟度別にクラスを分割し、丁寧な指導が行われています。そのため、生徒同士の横のつながりが密なものとなっていて、学年全体が仲良く、のびのびとした学校生活を送っています。
その一方で、部活動は高校生と一緒に活動しており、縦の関係性も築くことができます。
「高校生側にとっては教えることで自信になり、中学生にとってはそれが高いレベルをもつ高校生に教えてもらったという満足感と、"先輩のようになりたい"という向上心につながっています。開校前のオープンスクールの際には、来校した小学生たちの面倒を高校生が見てくれ、その優しさに惹かれて本校を選んだ生徒も少なくありません。在校生の面倒見の良さは教師譲りで、本校の自慢の一つです」(富岡先生)

高校のサッカー部は今年、県でベスト4という輝かしい結果を残しました。その高校生を目標に、中学生は練習に励んでいます。中学のサッカー部は、今年活動をスタートさせたばかりですが、東京成徳大学、東京成徳大学高等学校、東京成徳大学深谷高等学校の交流戦に参加する日もそう遠くはなさそうです。

中3の3学期に実施される予定のニュージーランドへの学期留学(希望制)や、合唱コンクールも東京の姉妹校と共同で開催されます。

高校や大学、そして東京校など、6年間を通して縦横に広がる生徒たちの交流は、深い絆でつながりながら、豊富に用意された視野を拡大する機会を得て広がっています。これは、社会に出た際にも生徒たちの大きな成長の糧となることでしょう。 東京成徳大学深谷では、大切に育てられながら、ときには自身でのチャレンジも謳歌しつつ、世界へ飛び立つ資質が涵養されているのです。

心と身体の健全な成長を促すのが深谷流

頭だけではない!
心と身体の健全な成長を促すのが深谷流。

部活動にも積極的

生徒たちは部活動にも積極的です。

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