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学校特集

晃華学園中学校高等学校2022

カトリック精神を根底に、地域や社会の明るい未来へも貢献
~在校生と教員が語る、晃華学園の魅力とは~

掲載日:2022年7月27日(水)

キリスト教的人間観に基づき、全人教育に力を入れる晃華学園中学校高等学校は「ノーブレス オブリージュ」を掲げており、生徒たちは"自身の能力を磨き高め、世の人々のために生かせる人"を目指し、成長します。ここ数年は、ノーブレス オブリージュの精神との親和性が高いSDGsに繋がる活動も盛んに行われ、他者だけでなく、地球や未来のための取り組みも増えています。今回は、現高2生の5名に、学校生活で取り組んでいることや女子校の良さ、校風などについて、インタビューを行いました。また、高2学年団に所属する教諭の藤井裕子先生と富永まり恵先生にも同校の魅力についてお話を伺いました。

インタビュー①「学校生活では、どんなことにチャレンジしていますか」

晃華学園_スピーチコンテストを通して、英語力を高めるだけでなく、自らの思考も深めていきます
スピーチコンテストを通して、英語力を高めるだけでなく、自らの思考も深めていきます

Y.Hさん
「大きく2つあります。ひとつは、日々の授業の理解を深めることです。授業は集中して受けるだけでなく、わからないことが出てきたら必ず先生に質問するようにしています。そうすることで、テスト前も慌てずに落ち着いて勉強することができています。
 もうひとつは、英語のスピーチコンテストです。最初は中2で出場したのですが、入賞はしたものの、トロフィーまでは手が届かずの結果でした。その悔しさをバネにして、英語の読み書き、スピーチ力を伸ばすように努力し、高1では優勝することができました。将来は英語を使った仕事をしたいという夢があるので、そのための成長に繋がったと感じています」

H.Kさん
「私は、中3でクラス委員になったことが大きな経験となりました。中1・2のときは、皆をまとめる立場になったことはありませんでしたが、"自分の殻を破って新しいことに挑戦したい"と感じ、思い切って立候補したのがきっかけです。クラス委員になって、皆の意見をまとめる大変さを痛感しました。皆からなかなか案が出なかったり、ひとつの案にまとまらなかったり......。あらかじめ意見は紙に書いてもらう、投票で決めるなど、自分なりに試行錯誤しながら取り組みました。クラス委員の経験を通し、新たな気づきや学びを得ることができました」

晃華学園_H.Tさんたちが取り組むバナナペーパーの普及活動ポスター
H.Tさんたちが取り組むバナナペーパーの普及活動ポスター

H.Tさん
「私は、勉強、部活動、SDGsの活動、委員会の活動に頑張って取り組んでいます。部活動は、陸上部、書道同好会、競技かるた同好会の3つに所属し、多くの仲間、顧問の先生に恵まれて楽しく過ごしています。
 SDGsの活動では、"書道文化と資源の両方を守っていきたい"という想いから、"環境に配慮した書道"を広める活動を行っています。具体的には、道具の正しい使い方を描いたポスターの校内掲示、和紙技術を取り入れたバナナペーパー(アフリカで生産されたバナナの茎の繊維からつくられる紙)の普及活動です。当初3人で始めたこの活動は、今では25人にまで参加者が増えました。これからも続けていきたい活動です」

 緑が多く、施設全体が広々としている晃華学園中学校高等学校。開放的な雰囲気の中、生徒たちはのびのびとさまざまなことにチャレンジしています。頑張っている子を見て、触発された子がまた頑張って......と、良いループが生徒たち全体に生まれている様子もうかがえます。
 授業、行事、部活動、SDGsの活動などに夢中になって取り組む時間は成長に繋がり、新たな可能性へと広がっていきます。

インタビュー②「女子校を選んだ理由、また女子校の魅力について教えてください」

晃華学園_週1時間の宗教の授業では、哲学的な学びも展開し、多角的な視野を身につけられます
週1時間の宗教の授業では、哲学的な学びも展開し、多角的な視野を身につけられます

N.Tさん
「女子校は、やはり共学校とは異なるイメージだったので、入学当初は少し不安がありました。
 でも私が晃華に入学したいと思ったのは女子校だからではなく、晃華そのものに魅力を感じたから。具体的に今思う晃華の魅力は、課外活動が充実していることや熱心に接してくれる先生方がたくさんいるところです。
 女子だけの環境ですが、いろいろな価値観を持った子たちが集まっているので、特に違和感はなく、毎日とても楽しく過ごせています」

R.Sさん
「私は女子校出身の母の影響が大きく、最初から女子校を志望していました。というのも、母から楽しかった女子校時代の話をよく聞いていたため、自然と私も女子校に通いたいと感じるようになったからです。晃華には、共学校にありがちな"男子だから""女子だから"といった性別の括りがありません。何事にも取り組める環境に身を置けることが女子校の良さだと思います」

晃華学園_2021年の文化祭は在校生のみで行われました
2021年の文化祭は在校生のみで行われました

H.Tさん
「私は小学校からの内部進学ですが、小学生のときに晃華の中学校の文化祭に行き、先輩方から優しく声をかけてもらったことがとても嬉しかったのを覚えています。私もこんな素敵な中高生になりたいと憧れを抱きました。
 女子校は、人間性が形成される大事な時期に男女差や異性の目を過度に気にせず、さまざまなことにチャレンジできることが魅力です」

 ほかにも、5人の口から頻繁に出てきたのが、「世間が抱くような、女子校のネガティブなイメージは晃華には当てはまらない」ということ。

"女子だけの環境"を特に意識することがないほど、楽しく学校生活を送っていると教えてくれました。そして女子同士だからこそ、悩みや不安をはじめとしたさまざまな話をしやすい雰囲気があると言います。多感な10代の時期をそのような環境で過ごせることは、とても幸せなことではないでしょうか。

インタビュー③「晃華学園の魅力、生徒たちの雰囲気について教えてください」

Y.Hさん
「晃華学園は、行事やイベント、課外活動がとても多く行われています。特に、『空き家プロジェクト』をはじめとしたSDGsに繋がる活動、ロングホームルームに行われる講演会やコンテストなど、貴重な体験の場が多く、とても良い刺激になっています。学年全体で集まることが多く、違うクラスの子との交流も盛んに行われます。1学年4クラスなので人数が多すぎないため、アットホームな雰囲気もありますね」

晃華学園_約5万冊の蔵書を収蔵する「図書情報センター」。パソコンなど情報機器も完備される、同校の知の宝庫です
約5万冊の蔵書を収蔵する「図書情報センター」。パソコンなど情報機器も完備される、同校の知の宝庫です

H.Kさん
「校舎がとてもきれいで、施設が充実しています。例えば、アデルホール(多目的ホール)や、図書情報センター、ラウンジ、多目的(テニス)コート......。天井が高く、廊下も広々としていてゆったりと過ごせます。一度来たら、きっと通いたくなってしまうのではないでしょうか。生徒と先生の距離が近く、気軽に質問できますし、勉強以外のことも話せるのでとても楽しいです」

R.Sさん
「晃華学園に通っている生徒はとても友好的で、相手を受け入れよう、仲よくしようという意識の強い子が多いように感じています。だから、(小学校から入学した)内部生と(中学校から入学した)外部生との隔たりもまったく感じませんでした。また、私もH.Kさんと同じく、先生と生徒の仲が良いことも魅力的だと思っています。先生の誕生日をサプライズでお祝いしたり、動画を作ってプレゼントしたり......と、これまでにも楽しい思い出がたくさんあります」

N.Tさん
「いろいろな価値観を持った子がいますが、多様性を受け入れる雰囲気があります。ちょっと人と違うところがあっても、受け入れないのではなく、個性として尊重し合う雰囲気です。日頃のさまざまな活動を通して感じるのは、自分が楽しむだけでなく、周りの子や先生たちにも楽しんでもらいたいという想いが自然と生まれてくること。周囲の方々への感謝の気持ちを大切にする生徒が多いと感じています」

晃華学園_「空き家プロジェクト」のワークショップ
「空き家プロジェクト」のワークショップ

 コメント内で出てきた『空き家プロジェクト』とは、同校のある調布市と協力企業・大学が連携して推進している「SDGs11プロジェクト 調布市空き家×晃華学園プロジェクト」のこと。

 日本では少子高齢化に伴い、全国的に空き家が増加していますが、調布市もまた例外ではありません。同市が抱える空き家の問題を解決していくため、2020年から晃華学園に通う生徒の有志メンバー約50人がこのプロジェクトに参加し、空き家問題について学ぶとともに、さまざまな提案を行いました。問題解決に向けてのアイデアを出し、企業・大学の方々からフィードバックを受け、またブラッシュアップしてアイデアを出し......といったやり取りを重ねました。
 コロナ禍のため、zoomでのミーティングが中心でしたが、生徒たちにとっては企業や大学の方と意見を交わし合う貴重な場であり、大きな学びに繋がったようです。

 なお同校では、2016年からこうしたSDGsに繋がる取り組みが増えており、他にはH.Tさんが行っている「書道×SDGs」、地域で行うSDGsの啓発に繋がる展示活動、地域清掃、オリジナルSDGsパンフレットの制作など、その活動の幅は多岐にわたっています。

 こういった活動に多くの生徒が積極的に参加し、発展していくのはなぜでしょうか。それは、同校の教育理念「ノーブレス オブリージュ」が自然と一人ひとりに根づいているからと言えます。
 彼女たちの活動内容からは、社会や地域が抱える問題に対して、「自分たちのできることを駆使し、少しでも解決に繋げていきたい」という強い意志を垣間見ることができます。

教員から見た、"女子校の良さ"、"晃華学園の魅力"とは

晃華学園_富永まり恵先生(左)と藤井裕子先生
富永まり恵先生(左)と藤井裕子先生

 現高2生の学年団に所属する数学科の教諭・藤井裕子先生、美術科の教諭・富永まり恵先生も、中高時代は女子校で過ごしたそうです。社会に出てから感じたこと、晃華学園に通う生徒たちについて、次のように話してくれました。

藤井先生
「私自身、女子校に通っていたときにはあまり意識していませんでしたが、今から思うと"出る杭が打たれない6年間"だったと感じます。例えば、共学校の場合は『体育祭のこの役目は男子がやるもの』、『この役目は代々、野球部やサッカー部のリーダー生徒が担っている』などの暗黙の了解のような事がらがあることも多いですよね。そうなると、女子はやってみたくてもなかなか手が挙げられません。でも女子校では、そういった異性の目を意識する必要はありませんから、やってみたいという意欲に対し、いつでも挑戦できると思うのです。実際に本校の行事やイベント、課外活動では、生徒それぞれが自分の個性や強みを生かして、活躍しています。特定の子だけが活躍するのではなく、生徒一人ひとりが輝ける場面がたくさんありますね」

富永先生
「私は中高時代、少し個性的なタイプの生徒だったのですが、同級生が姉のように、母のように見守ってくれたおかげで自分の個性をつぶさずに過ごせたと感じています。また、"男性だから、女性だから"と性別を意識するのではなく、"個"として相手と接することができる力は、女子校で培われたと思っています。性格面では、"度胸がある"、"物怖じしない"と言っていただくことも多いのですが、それも女子校でのびのびと育ったことが大きいと自分では思っています。大人になってから、女子校で過ごして良かったと感じることはたくさんあります。本校に通う生徒たちは、相手を尊重する、個として人と対峙することなどがすでにできている子が多いように思いますね」

 藤井先生と富永先生は、「勉強や課外活動だけでなく、"ワクワクする楽しみ"に対しても全力投球するのが本校の生徒たちの素晴らしいところです」とも教えてくれました。

晃華学園_SDGsにも熱心に取り組んでいます
SDGsにも熱心に取り組んでいます

「例えば、年に1~2回ほどロングホームルームの時間を利用して行われる『お楽しみ会』では、生徒たちはどんどんアイデアを出して、より皆が楽しめるような趣向を凝らした内容にしていくんです。これまでミニ運動会、クイズ大会などを実施しましたが、『そこまで徹底的に準備するの!?』とこちらは驚くばかりです(笑)」(藤井先生)

 コロナ禍により、行事やイベントなどが行えていないここ最近は、普段の学校生活の様子や部活動の様子をまとめた動画を生徒たちが制作したと言います。

「高校1年生の最後に、クラス委員が中心となって企画・制作した、同学年の生徒&教員たちへのサプライズ動画です。40分もある大作で、思わず涙する先生方もいたほど。この2年はコロナ禍で楽しい行事やイベントを思うように実施できませんでしたが、そんな中でも何か皆で楽しめるものを、と考えてくれたのでしょう。彼女たちの自主性、団結力、思いやり、そしてたくましさを感じましたね」(富永先生)

「ノーブレス オブリージュ」の精神をはじめ、人間性の形成に大切な要素をしっかりと育んでいける晃華学園中学校高等学校。同校でなら、きっと実り大きな6年間を送れます。
 勉学だけでなく、課外活動や部活動、行事などさまざまな活動に積極的に取り組みたいお子様には、ぜひ足を運んでみてほしい学校です。

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