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学校特集

関東学院中学校高等学校

創立100周年を節目に新たなるステージへ!
GMARCHレベルの合格実績が過去最多を記録した関東学院が目指す、理想の中高一貫教育とは!?

横浜の街を一望できる小高い丘の上に、4万平方メートルを超える広大なキャンパスをもつ関東学院。歴史の重みを感じさせる恵まれた環境の中で、「人になれ 奉仕せよ」を校訓に、キリスト教の精神に基づいた教育を行っています。
まもなく創立100周年。新たな時代への助走を踏み出すために、この春、若松貴洋先生が高校の教頭に就任しました。若きリーダーは「中学時代の恩師に憧れて」教員になることを決意。新卒で関東学院に赴任し、数学科の教師として、担任として、そして硬式野球部の監督として、生徒はもちろん、保護者や教員とも信頼を築いてきた人物です。「私自身、学校に通うことが楽しかった。生徒にも、その思いを味わってもらえる学校づくりに尽力したい。それが、本校が目指す、グローバルな社会に貢献する"人づくり"につながると思うから」と、照れながらも力強く語る教頭の若松先生と入試広報委員会委員長の鈴木書彦先生に関東学院の魅力を伺いました。

<教育指針>
関東学院中学校_高校教頭 若松貴洋先生
高校教頭 若松貴洋先生

グローバルな社会に貢献する"人づくり"をめざして、関東学院では下記の4項目を教員間で共有しています。

・歴史と伝統に根づくキリスト教教育
・グローバル社会を生き抜くスキルの獲得
・関東学院で養う確かな学力と向上心
・目指すは"甲子園"と"オリンピック"

「甲子園とオリンピック」とは、大学進学のための学習ではなく、その先につながる学習をめざした取り組みの一つです。校内で培った力をもとに、国内世界の各種大会やコンクールなどに挑戦し、評価につなげる趣旨で取り組んでいます。2015年度はダンス部が全国フラダンス甲子園で新人賞を受賞。漫画研究部が全国マンガ甲子園の本選に出場。台湾の長榮高級中学主催の模擬国連にも日本代表として出場しました。

関東学院_ダンス部
ダンス部
関東学院_漫画研究部
漫画研究部
関東学院_模擬国連
模擬国連

一人ひとりに応じた丁寧な指導が信条

関東学院中学校_授業風景

広大なキャンパスで、のびのびと、自分らしく学校生活をデザインできるのが、関東学院の大きな特長です。
若松先生:「学校説明会で本校の学習環境や部活動に魅力を感じて、目的をもって入学する子もいますが、多くの子は新しく始まる生活の中で、自分の興味を見つけていきます。子どもたちの中高6年間の成長は目覚ましく、さまざまな刺激を受けて、興味が変わっていくことも珍しくありません。それだけ豊富なメニューを取り揃えていることと、迷ったり、悩んだりした時に、個別の対応ができることが本校の魅力。1クラス40名の生徒がいれば40通りの、1学年250名の生徒がいれば250通りの、全校1500名の生徒がいれば1500通りの対応ができている。そこは胸を張れるところだと思います」

学校生活を充実させるプログラム

関東学院中学校_マーチングバンド部
マーチングバンド部

<クラブ活動>
マーチングバンドのように全国大会をめざすクラブもあれば、週1、2回、楽しく活動しているクラブもあります。種類が多いので、自分に合うクラブが見つけやすく、多くの生徒がなんらかのクラブ活動に取り組んでいます。クラブ活動とは別に、中国語、朝鮮語、華道、茶道などの課外活動もあります。



関東学院中学校_長崎でのシーカヤック
長崎でのシーカヤック

<校外教育活動>
キリスト教教育の一環として行っている校外教育活動(宿泊行事)では、中1から高3が、聖書に基づく学年テーマをもち、関連した修養会や研修旅行を行います。中1、高1、高3 の3学年は聖書と向き合う「修養会プログラム」。中2は関西(奈良・京都、大阪)、中3は広島・長崎の2方面、高2は韓国、中国、台湾、沖縄の4方面に分かれて研修を行います。

関東学院中学校_セブ島での英語トレーニングツアー
セブ島での英語トレーニングツアー

<海外研修>
オーストラリアと台湾への短期留学、ハワイ島理科研修、オーストラリアターム留学や、セブ島での英語トレーニングツアーなど、海外研修プログラム(希望制)が充実しています。異文化理解にも力を入れており、2016年度はニュージーランドや台湾から留学生を受け入れています。放課後に実施しているグローバルビレッジ(有料/週1回、年間25回)も、新たに多文化理解のコースを設置し、中学生の参加を促しています。


関東学院中学校_ボランティア活動
ボランティア活動

<ボランティア活動>
夏休みにボランティア実習体験プログラムを実施。近くの施設を訪問したり、関東学院に携わった先人が眠る外人墓地の清掃を行ったりしています。

自分らしく充実した6年間を送れる学校

若松先生:「私が送り出した今春の卒業生に、中学時代はラグビーに夢中。勉強は二の次でしたが、高校進学を機に勉強に力を入れて、第一志望の大学に合格した生徒がいます。中学時代はベストクラスとは無縁でしたが、ラグビーは完全燃焼。そのエネルギーを高校から勉強に費やして、高2からベストクラスに入り、目標を達成したのです。ベストクラスは、普通クラスよりも深く学び、スピードも速いので、学習に対する意識の高い生徒が集まっていることはたしかですが、ベストクラスに入れなければ、希望の大学をめざせないのかというと、そうではありません。普通クラスでクラブ活動と両立しながら、早慶レベルの難関大学にチャレンジし、合格している生徒もいます。方法は違っても、それぞれの中高生活が充実していれば、おのずと道は拓けます。GMARCHの合格者数がその証です」

大学進学実績は2016年春も好調!

2016年の大学合格実績は、国公立に11名、早慶上理に33名、GMARCHに119名が合格。GMARCHの合格者数は過去10年で最多でした。1学年250名ですから、中間層もGMARCH以上に合格しています。


つまずいても大丈夫。
立ち直るきっかけを一緒に考える風土

関東学院中学校_高台にあるキャンパスは眺めもサイコー♪
高台にあるキャンパスは眺めもサイコー♪

若松先生:「悩み事を抱える生徒には、悩み事を共有し、適切なアドバイスをしています。今春の卒業生の中にも、高1の1学期に部活の人間関係で悩み、11月の文理選択(実施は高2から)に向けても、私はどちらが向いているのだろう、と悩み、学校へ行くのがおっくうになったのでしょう。遅刻が目立つようになった生徒がいました。ただ、学校を休むことはなかったので、『部活を緩めて、いろいろなことを体験してみたら?』と、アドバイスしました。すると、彼女なりにいろいろ考えて、いくつかピックアップしてきました。その一つが、東日本大震災のボランティアでした。そこで、苦しんでいる人たちの姿を目の当たりにし、小さなことでもいいから力になれることをやろうと思い、行動した結果、喜んでもらえたことがうれしくて、いい顔で帰って来ました。その後、職業体験プログラムで看護実習にも参加。そこで受けたインパクトも大きく、頑張りすぎてダウンするほどでした。これらの経験により、看護の道に進むことを決めると、気持ちが晴れたのでしょう。夏休み前と後とでは明るさがまったく異なり、部活での人間関係もうまくいくようになりました。もちろん遅刻もなくなり、大学は推薦入試で合格を勝ち取りました。自身の体験に基づき、強い意志をもって志望したことが決め手になったのではないかと思います」

社会の変化に対応し、より先進的な教育を導入にも注力

若松先生:「2019年に創立100周年を迎えます。2020年には大学入試が変わり、オリンピックも開催されます。キリスト教の教えに基づいた、グローバルな社会に貢献できる人づくりを、より先進的に進めていくために、ICT教育の導入や、本校の特色の一つである英語教育の充実にも力を入れています。ICT教育においては、全教員にタブレットを配布。各教科で有効な導入の仕方を話し合い、試行錯誤している最中で、近い将来は、生徒も1人1台タブレットを持って、活用していく方針です。1人1台タブレットを持つメリットは、課題の配信やスケジュール管理などを個別に行えること。現在も、上位層と下位層の力を伸ばすとともに、その幅を縮めようと、随時講習を行っていますが、日々の課題から生徒のレベルに応じて出すことができれば、成果を得られるのではないかと期待しています」

関東学院中学校_学内最大規模を誇るオーケストラ部
学内最大規模を誇るオーケストラ部

英語教育の充実については、「根本に立ち返り、異文化理解に力を入れる」と、英語科の教員でもある鈴木書彦先生が次のように説明します。

鈴木先生:「社会に出れば、さまざまな国の人たちと出会う時代。2020年には東京オリンピックも開催されます。コミュニケーションを取れる力をつけなければならない中で、私たちは異文化に着目しました。異文化には理解と誤解しかありません。いかに理解を広げて、誤解を少なくしていくか。それがコミュニケーション能力だと思うので、『グローバルビレッジ』の内容にも手を加えました。昨年度は、ある程度英語で話せる上位者向けでしたが、今年度は中学生の積極的な参加を視野に入れて、異文化を学ぶ多文化理解のコースを新たに設置しました。コミュニケーションに欠かせないのは、きっかけをつくる力と、相手の言葉に反応する力です。人間のコミュニケーションは、0.3秒以上空くとしっくりきません。ですから英語科では、授業においても、正しい英文を話すことよりも、返すことを重視したコミュニケーションの世界を大事にし、中1からクイックレスポンスを意識した授業を行っています。その中でタブレットの活用も始めていますが、友達とペアを組んで取り組んだほうが盛り上がるので、生徒の反応を見ながら、よりよい活用法を研究しているところです」

グローバルビレッジ

YMCA ACT横浜とカリキュラムを共同開発し、放課後に「グローバルビレッジ」(中3〜高2/有料/週1回、年間25回)を開講。YMCAの日本人講師と外国人講師のティームティーチングで、リーディングとプレゼンテーションのスキルに磨きをかけます。今年度より、多文化理解のコースを新設し、より深く、コミュニケーションを図る力を養います。

関東学院に入ってよかった、と、
思ってもらえる学校づくりに全力投球!

鈴木先生は、教頭の若松先生をこう評します。

関東学院中学校_若松先生が部長を務める野球部
若松先生が部長を務める野球部

鈴木先生:「何事にも心を込めて向き合う人です。野球部の監督(現在は部長)でしたから、熱い時は本当に熱いです。しかし、バランス感覚が優れていて、人望もありますので、学内では『若様』と呼ばれています(笑)。本人にはプレッシャーかも知れませんが、若松先生が持つ熱意と若さに、校長以下すべての教職員たちが大きな期待を抱いています」
若松先生は教員2年目にして中1のクラスを任されると、そのまま6年間、持ち上がり、29歳で最初の卒業生を送り出しました。

関東学院中学校_技術部は燃費を競う「エコマイレッジチャレンジ」に挑戦
技術部は燃費を競う
「エコマイレッジチャレンジ」に挑戦

若松先生:「(最初に担任をした学年を6年間もつことは)本校では、あまり例のないことでしたが、先輩の先生方にも恵まれて、教員の醍醐味を味わわせてもらいました。中1と高3では、まるで別人。こんなにも変わるのかと驚かされました。中高一貫校で大事なことは、生徒の成長に応じて指導すること。その大切さに、早く気づかせてもらえたことは、非常にありがたかったです。(教頭職に就き)生徒と過ごす時間が少なくなってしまったのは寂しいですが、これまで以上に『関東学院に入ってよかった』と思ってもらえる学校づくりをめざし、全教員で力を合わせて実践していきますので、どうぞご期待ください」

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