【工学院大学附属高等学校】世界に学び、未来を創造する人に。
工学院大学附属中学校・高等学校(東京都八王子市・共学校)は、「挑戦・創造・貢献」が校訓です。今回は、工学院大学附属高等学校教頭奥津栄介先生にインタビューをいたしました。最新の高校での取り組みを中心にご紹介します。
my SPECIAL ONE(2024年8月発行)
首都圏模試センターが発行する『my SPECIAL ONE』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立中学校・高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。
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工学院大学附属中学校・高等学校とは
工学院大学附属中学校・高等学校は、東京都八王子市にある共学校です。他校にはない特徴を持つ学びであるK-STEAMを推進しています。K-STEAMとは「グローバル・リベラルアーツと数理情報工学を融合した、工学院らしい先進的教育」のことです。また、工学院大学八王子キャンパスに隣接しているメリットを最大限に活かし、大学の施設・設備の利用にとどまらず、総合的・包括的に大学と連携して、さまざまな教育活動を展開しています。
工学院大学附属高等学校 2022年度より新3コース始動
工学院大学附属高等学校では、3つのコースがあります。リベラルアーツの幅広い学びからスタートし、国公立大学や難関私大といった高い進路目標の実現を目指す「先進文理コース」では、2年次からは「スーパーサイエンスクラス」「理系クラス」「文系クラス」に分かれ、自分の進路目標に合わせたカリキュラムで大学受験に向けた実践力を身につけます。勉強と学校生活を両立し、着実に大学進学を目指す「文理コース」では、2年次から「理系クラス」「文系クラス」に分かれ、さらに多彩な学習経験を積み重ねます。国内大学はもちろん、海外大学進学への道筋も積極的に指導する「インターナショナルコース」では、グローバルな人材を養成し、世界で活躍するための 英語力と思考力を育てます。
バングラディッシュ野球交流
工学院大学附属高等学校教頭である奥津栄介先生にお話しをうかがいました。
「野球部がバングラデシュに行って野球交流をしたという、非常にユニークな取り組みがありました。きっかけは、2023年12月にグローバルプロジェクトという修学旅行の代わりのプログラムで、インターナショナルクラスの生徒たちがバングラデシュに行ったことに始まります。そこで現地の団体が野球チームを持っていることを知り、『ではうちの野球部が試合に行きますよ』という繋がりができました。今回、野球部でバングラディッシュに行ったのは高校2年生です。」
写真:バングラディッシュでの学校交流の様子
「現地での活動は非常に感動的でした。野球部の生徒たちは恵まれていない環境に大きな刺激を受けましたが、体力があり、明るく礼儀正しい彼らは現地にすごくマッチしました。現地の人々に非常に喜ばれたようです。実は、この活動を企画したのは生徒たち自身です。滞在期間は1週間。野球交流だけでなく、学校訪問や見学、運動会なども行いました。バングラディッシュの子どもたちに野球を教えたり、逆にクリケットを教わったり、現地の警察官のナショナルチームとも野球の交流をし、スポーツだけでなく文化交流も行いました。このような取り組みはお互いの得意な分野で交流し、理解を深める良い機会だと思います。特に今回の野球部の活動は、本当に特別な体験となりました。これも学校全体の取り組みの一環です。」
写真:バングラディッシュでの野球教室の様子
生成AIに触れる特別授業
奥津栄介先生
「I本校のICTアドバイザーの安藤先生に、生成AIの使い方など特別授業をしていただきました。生成AIの浸透度については、まだ「使うな」といった意見が多いですが、工学院大学附属では特に制限は設けていません。レポート提出時には使用禁止の指示もありますが、生徒が思考を深めるために普段から利用しています。また、教員向けの研修も行われ、安藤先生から直接生成AIの活用方法を教えていただく機会がありました。生徒たちが社会に出ていくためには、生成AIを道具として使いこなすスキルが必要であり、ポジティブに活用していくことが重要とされていると考えています。」
写真:生成AIに触れる特別授業の様子
「三都絆祭」にボランティア参加
奥津栄介先生
「八王子市で開催された『三都絆祭』は、八王子市・日光市・苫小牧市の姉妹都市盟約50周年を記念して開催されたもので、本校の生徒も市役所からの招待でボランティアとして参加しました。特に印象的だったのは、生徒たちが自ら手を挙げてボランティアに参加した点です。このイベントでは、生徒たちが姉妹都市のマスコットキャラをテーマにした缶バッチを作りながら、子供たちやそのご家族の楽しい思い出作りに貢献しました。このような機会が得られたのは、過去の文化祭や地域イベントでのPTAと生徒の共同活動が評価された結果でもあります。イベント当日は多くの来場者が訪れ、八王子駅前の広場で様々なステージプログラムや特産品の販売が行われました。これにより、生徒たちは姉妹都市や地域活動について深く知る貴重な体験を得ることができました。」
写真:三都絆際での活動の様子
法政大学との高大連携による大きな可能性
奥津栄介先生
「工学院大学附属は、法政大学と正式に高大連携協定を結びました。この協定により、私たちの生徒が法政大学のいろいろなプログラムに参加することができるようになりました。先日は、横浜市での地域経済活性化のプログラムに参加しました。さらにTBSが関与している赤坂のSDGsプロジェクトに高校2年生の2名が書類選考を通過して参加しています。また、法政大学のキャンパス訪問や特別プログラムへの参加も行っています。工学院大学附属の生徒は貴重な経験を積むことができ、教育の幅が広がることを期待しています。このような取り組みを通じて、より多くの生徒に様々な機会を提供していきたいと考えています。」
写真:法政大学STARTプログラムの様子
実は通学しやすいスクールバス
八王子、京王八王子、拝島、南大沢、新宿の5路線のスクールバスを運行しています。八王子をはじめとする多摩地区はもちろん、23区や神奈川エリアからも通学しやすくなっています。新宿便が発車する工学院大学新宿キャンパスまでは、新宿駅から地下道がつながっているので、雨の日でも安心です。
工学院大学は新宿と八王子の2か所にキャンパスを構えています。そしてその2つのキャンパスを結ぶシャトルバスを運行しています。附属中高生はそのバスをスクールバスとして利用することができます。登校時のバスは7時30分に出発し、中央道を通って、八王子へ向かいます。勉強したり、読書を楽しんだり、車内で時間を有効活用することができます。バスは8時10分頃八王子のキャンパスに到着します。乗降場所は工学院大学新宿キャンパスの目の前です。大学キャンパスまでは新宿駅や都庁前駅からおよそ徒歩5分。両駅と大学キャンパスは地下道で直結しているので、雨の日でも濡れる心配はありません。
※23区内や千葉、埼玉にお住まいの方にとっては「八王子は遠くて通えない」というイメージがあるかもしれません。しかし新宿からのシャトルバスを使えば、登下校はとてもスムーズ。7時20分前までに新宿駅に到着していれば、十分通学圏内です。