【西武学園文理高等学校】Be the change! 自分の手で、未来を変える
西武学園文理中学・高等学校は、埼玉県狭山市にある私立の共学校。文武両道を掲げ、国際教育や探究的学習に力を入れています。幅広い教養を身につけ、世界で活躍できる人材を育成します。今回は、新しい教育の取り組みを高等学校中心に紹介します。
my SPECIAL ONE(2024年8月発行)
首都圏模試センターが発行する『my SPECIAL ONE』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立中学校・高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。
(写真)『my SPECIAL ONE』2023年版表紙
西武学園文理とは
西武学園文理中学・高等学校は、埼玉県狭山市に位置する私立の共学校で、文武両道を掲げた教育を提供しています。国際教育や探究的学習に力を入れ、生徒たちは幅広い教養を身につけることができます。特に、英語教育や留学プログラムが充実しており、グローバルな視野を持った人材を育成します。
マルケスペドロ校長は、2023年に就任したブラジル人の学校長です。日本とその文化に深い愛情を持ち、教育現場で日本語や日本文化を教えてきました。日本人の「誠実」「信頼」「奉仕」の精神を重視し、これらの価値観を持つ生徒を育てることを目標としています。さらに、AIやITの活用、コミュニケーション能力、国際感覚、全人的ライフスキルの4つの能力を育成するために、生徒中心型教育や探究学習型教育を実践し、留学プログラムや海外インターンシップを増やすことで、国際社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。
ガチ・プロジェクト
西武学園文理中学・高等学校の「ガチ・プロジェクト」は、生徒が主体となってアイデアを形にすることを目指した教育プログラムです。2024年にスタートし、生徒一人ひとりが自分の興味や好奇心を追求し、自ら学び、考え、解決策を見出す力を育てることを目的としています。
このプロジェクトでは、10種類のプロジェクト学習が提供され、各分野のプロフェッショナルがサポーターとして参加しています。具体的なプロジェクトには、ドラマ・映画収録、アントレプレナー、スポーツデータ分析、ポッドキャスト、商品開発、ハロウィンイベント、学校SNSアカウント運営、デジタル開発育成、制服デザイン、グラフィックデザイン・ウェブデザインなどがあります。
これらのプロジェクトを通じて、生徒たちは実際の経験を通じて学び、深い理解と長期的な知識の獲得を目指します。また、非認知能力(協働性、積極性、粘り強さ、リーダーシップ、モチベーションの高さなど)を育成することも重視されています。
「ガチ・プロジェクト」は、従来の学校教育では体験できない実学教育を提供します。生徒たちが主体的に学び、未来のリーダーとして成長するための貴重な機会となります。
(例)ドラマ・映画収録プロジェクト
ドラマ、映画、CM、ミュージックビデオ(MV)収録を本校で実施できるように誘致し、制作会社と事前準備を進め、収録がスムーズに運営できるようにスタッフのサポートを行います。収録でエキストラが必要な場合には、生徒に声をかける募集活動も行います。また、学外で収録があるときもスタッフのサポートやエキストラ出演し、テレビやインターネット配信する真の作品制作を体験します。
(例)制服デザインプロジェクト
自分たちの制服は、自分たちの手で創り上げる!高校生活に欠かせない「制服」を創るプロジェクト。制服業界・ファッション業界の方と関わり、デザインや生地の選択など、様々な観点から需要の高い制服を目指していきます。現在の制服の問題点を解決するためにクリエイティブな発想を働かせ、未来の文理生が着たいと思う制服の製作を目指していきます。
西武学園文理高等学校 2025年度より2学科7クラス編成
西武学園文理高等学校は、現在、理数科と普通科の2学科6クラス編成に加え、2025年度より普通科に「アートクラス」が新設、2学科7クラス編成となります。生徒たちは自分の興味や目標に合わせた最適な学びの環境を選択することができます。
理数科には、数学・理科の学習に特化し、医療分野や先端工学分野を目指す「先端サイエンスクラス」があります。つくばサイエンスツアーや企業連携講座など、専門性の高い学校行事が特徴です。
普通科には、東京大学や京都大学など最難関国公立大学、国公立医学部への現役合格を目指す「アカデミックチャレンジクラス」、難関国公立大学や早慶上理など最難関私立大学への現役合格を目指す「アカデミックマルチパスクラス」、国公立大学やGMARCH以上の難関私立大学への現役合格を目指す「デュアルクラス」、生徒一人ひとりの個性を伸ばし、希望の進路実現を目指す「クリエイティブクラス」、部活動や大会出場を重視し、自分の特技を活かした入試方法で志望大学合格を目指す「スポーツクラス」、作品作りやコンテスト出場に向けて時間を使い、自分の特技を活かした入試方法で志望大学合格を目指す「アートクラス」があります。...
クリエイティブクラス
西武学園文理高等学校の普通科クリエイティブクラスは、生徒一人ひとりの個性を伸ばし、希望の進路実現を目指すクラスです。このクラスでは、ディスカッション形式の学習を通じて、特に文理探究に力を注いでいます。探究活動を通じて、課題発見力、データ分析力、論理的表現力を養い、生徒の強みを活かした試験方式で大学受験対策を行います。
▲クリエティブクラス 【国語科】授業の様子 グループディスカッション形式で学ぶ
また、ICTツールを活用した予習復習の学習サポートが充実しており、特に英語学習では生徒自身の語学レベルや学び方に合わせたクラスを選択することが可能です。これにより、生徒たちは自分のペースで学びを深めることができます。
▲クリエイティブクラス 【情報科】授業の様子 電子黒板とChromebookを通信して学ぶ
クリエイティブクラスは、従来の日本の教育に縛られない新しい教育を創り出すためにスタートし、主体的かつ協働的に行動することをモットーとしています。生徒たちは、コミュニケーションスキルやリーダーシップを身につけながら、自分の興味や関心を追求することができます。
生徒主体の学校説明会イベント
西武学園文理高等学校では、生徒主体の学校説明会イベントを開催しています。このイベントは、生徒が企画・運営し、校内見学ツアーを行う形式で行われます。参加者は、生徒たちの案内で学校の施設や活動を直接体験し、学校の雰囲気や教育方針をより深く理解することができます。
説明会は予約制で、各回の内容や日程は学校の公式サイトで確認できます。生徒たちが主体となって運営することで、参加者にとっても生徒にとっても貴重な経験となり、学校の魅力を最大限に伝えることができます。
▲写真:2024年6月実施「生徒主体の学校説明会イベント」小5,6親子対象謎解き学校見学ツアーの様子
さらに、説明会では体験講座も行われ、9月以降に実施される中学生対象の高校学校説明会イベントでは、企業探究やキャリア探究、グローバル探究など、さまざまなテーマの講座が用意されており、西武学園文理高等学校の在校生と一緒に取り組みます。これにより、参加者は実際に講座を体験しながら学校の教育内容を理解することができます。
通学の利便性を高める5つの駅より「スクールバス」運行
西武学園文理中学・高等学校では、通学の利便性を高めるために、5つの駅(川越駅、鶴ヶ島駅、新狭山駅、稲荷山公園駅、東飯能駅)からスクールバスを運行しています。これにより、東京23区や多摩地区、埼玉県内など多方面からの通学が可能となっています。
スクールバスの利用方法は、お得な学生向け定期券を利用している生徒が多いです。(鶴ヶ島駅方面は定期券を利用することができません。)また、専用の回数券を学内で事前に購入し、乗車時に回数券を納めることも利用でき、晴天時は自転車通学、雨天時のみスクールバスを利用することも可能です。遅刻や早退時には、昼間に運行されている大学用バスや路線バスを利用することができます。
さらに、試験日や説明会などの特別な行事の際には、スクールバスの増便が行われ、参加者の利便性が図られています。このように、西武学園文理高等学校では、生徒の通学をサポートするための充実したスクールバスサービスを提供しています。