【聖パウロ学園高等学校】未来をつかむチカラを君に
聖パウロ学園高等学校(東京都八王子市)はカトリック系の共学校であり、他人への思いやりに満ちた人間形成を教育の基盤としています。「グローバルクラス」と「セレクティブクラス」があり、少人数教育やグローバル教育、自然体験学習など知性や感性を高める指導が行われています。具体的な取り組みをご紹介します。
my SPECIAL ONE(2024年8月発行)
首都圏模試センターが発行する『my SPECIAL ONE』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立中学校・高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。
(写真)『my SPECIAL ONE』2023年版表紙
聖パウロ学園とは
聖パウロ学園は、カトリック系の学園として1948年に創設されました。その建学の精神は、他人への思いやりに満ちた人間形成を原点とした教育です。 建学以来、少人数教育を守り通してきたのは、その精神によるものです。 またカリキュラムの中に、乗馬、海外研修、探究などが多彩に盛り込まれているのも、画一的でなく、本物にふれるさまざまな学習体験を通じて視野を広げ、学問に、自然に、文化に関心を持つこれからの時代にふさわしい知性や感性を身につけた人間を育てたい、との願いが聖パウロ学園にはあるからです。 大きな森につつまれた聖パウロ学園には、ゆとりの中で学ぶ理想的な環境があります。 教師たちも惜しみなく情熱を傾けています。
高大連携
聖パウロ学園高等学校は、上智大学との高大連携協定を締結しています。この協定により、パウロ生は上智大学のリソースを活用した学びの機会を得ることができます。具体的には、上智大学の教授による特別講義や、大学の施設を利用した実習などが含まれます。また、聖パウロ学園の生徒は上智大学の夏期講座にも参加することができ、大学レベルの学びを体験することができます。この連携により、生徒たちは高校在学中から大学の学びに触れることで、進学後の学習にスムーズに移行できるようになります。
さらに、麻布大学とも教育連携協定を締結しており、生命・環境科学部との協力により、専門的な学びの機会も提供されています。
上智大学カトリック特別入試
聖パウロ学園高等学校はカトリック系の共学校であり、日本カトリック学校連合会に加盟しています。上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験は、日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍する生徒を対象とした特別入試です。この試験は、上智大学を第一志望とする生徒が対象で、合格した場合はその学科への入学を確約する必要があります。毎年、この入試を利用して上智大学に進学しています。合格率がおよそ90%で、現高校3年生も8名が志望しています。
地域貢献活動
聖パウロ学園高等学校は、地域貢献に積極的に取り組んでいます。例えば、八王子市の恩方中学校区地域づくり推進会議に参加し、地域の魅力や課題を把握し、その向上や解決に向けて地域と行政が協働する仕組みを考えています。
▲写真:恩方中学校区地域づくり推進会議の様子
▲恩方地区運動会に参加
また、法政大学の「地域形成論」に参加し、地域の社会問題に向き合う活動も行っています。さらに、地域に根づいたボランティア活動や、地域の小学生と共に「パウロの森」で遊ぶ活動も実施しています。
これらの活動を通じて、聖パウロ学園の生徒たちは地域社会に貢献し、社会問題に対する理解を深めています。
▲写真:法政大学「地域形成論」の様子
▲地域の小学生と共に「パウロの森」で遊ぶ活動
八王子市長にプレゼン
2024年4月15日、八王子市長の初宿和夫氏が聖パウロ学園高等学校を訪問しました。この訪問は、市長が学校と地域の関わりに関心を持ち、地域の活動を理解するためのものでした。生徒たちは、市長に対して地域での活動をプレゼンテーションし、その意義について話しました。市長は、生徒たちの活動が「人生で進む橋の幅を広げることに繋がる意義あるもの」と評価。このような交流を通じて、学校と地域の絆がさらに深まることが期待されています。
森の教室PROJECT
聖パウロ学園高等学校の森の教室PROJECTは、23ヘクタールの学校林「パウロの森」を活用し、自然体験学習を通じてSDGsの目標に基づく環境保全活動を推進しています。生徒たちは「森の教室」で授業を受けることを提案し、ウッドデッキや机、椅子を自分たちで作成しました。
また、八王子市の環境フェスティバルに参加し、森の教室やネイチャープログラムを紹介しています。2024年度は、森の保水力を高めるための活動も行い、社会の一員としての意識を育んでいます。聖パウロ学園高等学校でしかできない探究学習といえるでしょう。
セブ島修学旅行
聖パウロ学園高等学校では、4泊5日でセブ島に修学旅行に行きます。Apas National High Schoolとの学校交流では、グループごとに各クラスに行き、日本のアニメのプレゼンテーションをし、組み紐の作り方を教えて、一緒に作ります。また、セブ島で最も大きな教会である、サントニーニョ教会のミサに参列。とても充実した修学旅行です。
▲写真:セブ島修学旅行 学校交流の様子
▲写真:セブ島修学旅行 サントニーニョ教会
人として成長できる緑豊かなキャンパス
聖パウロ学園は、東京ドーム5つ分の広大で豊かな森の中にあり、独自の体験プログラムを用意しています。学園を囲むパウロの森の中で自然の営みを体験し、また文化・芸術に親しむことで豊かな感性を育みます。
・乗馬(馬場・厩舎がキャンパス内にある)
・パウロネイチャープログラムPNP(パウロの森にて樹木の間伐や森の遊歩道づくりなど)
・陶芸(芸術工房が校舎内にある)
・宗教の時間・ミサの時間(聖堂が校舎内にある)