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受験情報ブログ

【西武学園文理中学・高等学校】世界を見つめ、人を想い、未来を創る

my SPECIAL ONE(2023年8月発行・高校受験情報誌)連携記事

西武学園文理中学・高等学校(埼玉県狭山市)では、日本の魅力を世界に発信できる人間を育てることを、最大の教育目標としています。2023年4月に就任されたマルケス ペドロ校長はじめ、先生方にインタビューをいたしました。西武学園文理の新たな教育について、お届けいたします。

my SPECIAL ONE(2023年8月発行)

首都圏模試センターが発行する『my SPECIAL ONE』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立中学校・高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。

(写真)『my SPECIAL ONE』2022年版表紙

マルケス ペドロ校長メッセージ

▲西武学園文理中学・高等学校 マルケス ペドロ校長

マルケス ペドロ校長は、幼い頃から祖国ブラジルで日系人の友人を通じて日本語と日本文化に触れ、中高生時代は日本語学校に通い、大学も大学院も日本語教育を専攻し、社会人になってからは教育の現場で日本語や日本の文化について教えてきました。そして2023年4月に西武学園文理中学・高等学校の校長に就任されました。マルケス校長に「これからの西武文理」について、話を聞きました。

『バーチャル世界』の正当化に対応する教育

西武文理(情報リテラシー).png

▲高校1年「情報リテラシー」講話(2023年4月25日)

埼玉県の進学校として教育をすすめてきた西武学園文理中学・高等学校。これからは、スマートフォンやインターネット、生成型AIなどテクノロジーが進化した『バーチャル世界』の正当化に対応する教育をすすめていくと、マルケス校長は説明してくれました。

「学校において、スマートフォンや生成型AIなどテクノロジーの使用を制限することが一般的になっています。西武学園文理では、制限をするのではなく、このテクノロジーをどのようにして有利に使えるようにしていくか、そしてテクノロジーを使って新しい創造ができる人間を育てていきたいと考えています。」(マルケス校長)

『国際能力育成』の環境づくり

多様化した社会でグローバルに活躍する人材を育てる『グローバル教育』に注目があつまっています。西武学園文理では、今まで以上に『国際能力育成』に力をいれていくと、マルケス校長は説明してくれました。

「西武学園文理の生徒は、英語が上手な生徒も多いです。しかし、学校の教室から離れると英語を話す機会が少なくなることが残念でなりません。グローバルに活躍する人材を育成するためには、教育環境を整えていく必要があります。海外への留学プログラムを充実していくのは勿論のこと、留学生を積極的に受け入れていきたいと考えています。シンガポールやフィリンピン、マレーシアやインドといった英語ができるアジア圏の国々の教育機関と連携し留学生を受け入れることで、西武学園文理の環境を国際化することで『国際能力育成』をすすめていきたいと思います。多様な文化的背景を持つ人々と交流し、学びあう力・アクセントを気にせず他言語でも意見を主張できる力・日本の魅力を世界にアピールできる人材を育てていきたいです。」(マルケス校長)

Passiveな教育からActiveな教育へ

日本はこれまで知識伝達型の教育、つまり『Passive(受動的)な教育』が中心でした。しかしながら、多様化した現代社会では、正解のない問いに果敢にチャレンジしていく必要があります。生徒主体であり、『Active(積極的)な教育』への転換が必須であるとマルケス校長は説明をしてくれました。

「西武学園文理では、『生徒中心型教育』『探究学習型教育』を実践していきます。生徒が主体的に学ぶ場を段階的に提供していきたいと思っています。現在考えている取り組みを紹介いたします。1つ目は、生徒が制服を考えてなおす探究プロジェクトを立ち上げます。生徒も先生と一緒に企業とのやり取りをし、社会と連携しながら実現をしていきます。どういう流れで物事が決まっていくのか体感することが重要だと考えています。2つ目は、生徒主体でポッドキャスト(インターネット上のラジオ番組のような音声コンテンツ)の作成する探究プロジェクトです。生徒が有名な著名人にインタビューをし、紹介していきます。また、配信の仕方などもすべて生徒主体で実施していきたいと考えています。生徒の中でさまざまな役割分担をして成功に導く経験にもなり期待しています。私は、ホスピタリティ精神をもって、変化し続ける世界の最前線で活躍する人材が育つ学校、西武学園文理にしていきたいと思っています。」(マルケス校長)

深い学びにつながるドラマ・CMの見学、出演体験

社会が求める人材が変化しており、問題発見・解決できる人材が求められています。総合型選抜など大学入試も変化してきています。今こそ『幅の広い学び』が必要と考えていると永嶋先生に説明していただきました。


「無理という言葉を減らしたい、不可能を可能にしたいと考えています。そのために何ができるのか。まずは生徒の環境を変えていこうと思いました。そのためには『挑戦』する大人をみてもらうことが重要だと思い、『不可能を可能にする』挑戦に取り組みました。また、生徒主体で企画に参加することを大切にしています。ドラマやCMのロケ地として学校を提供し、見学するだけでなく、エキストラとして出演することで、より深い学びを体験することができました。そして周囲の大人が、無理と思うようなことに挑戦し実現していくと、その様子を見ている生徒は、「自分でもできるのではないか」と思うようになりました。そして生徒自ら行動を起こし、自分の憧れの人に会ったり、文化祭で歌手を呼ぶ行動へとつながりました。西武学園文理では『未知の世界を知る』ことこそ学びの定義であることを共有しています。これからも、生徒と一緒に「学びの場」を広げることを意識して、様々なことにチャレンジしていきたいと思います。」(永嶋先生)

▼(参考)卒業特別企画「CM撮影協力」



充実しているグローバル教育

西武学園文理では、『シチュエーションをつくっていく』をキーワードにして取り組んでいます。GCP(グローバル・コンピテンス・プログラム)やターム留学をはじめとした海外研修を展開しています。具体的な内容について四十万(しじま)先生に説明いただきました。


「西武学園文理では、ALT(英語を母国語とする外国語指導助手)と共に積極的に授業をしています。英語の授業は1週間に6回ある中、3回はALTとチーム・ティーチングの授業となっています。特にGCP(グローバル・コンピテンス・プログラム)では、オールイングリッシュで実施しています。インプットの充実、反転学習をすることで効果的に学んでいくことが目的です。また、ターム留学を実施しています。約3ヶ月、現地高校での学習とホームステイ先の家庭生活を通じて異文化に触れ、そこから派生する問題を自分の力で解決する能力と実践的な英語力と共に自立した行動力を養います。海外大学進学へのサポートにも力をいれています。海外の大学には日本で学べない分野も数多くあり、生徒の様々な希望に応えられるよう、進路指導部と連携しながら各生徒のニーズに合う適切な進路指導を行っています。」(四十万先生)


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