桜美林中学校の総合学力評価テストに193名が志願
午前7時、桜美林中学校の先生方は受験生と保護者の方たちが少しでも安心・安全に来校できるようさまざまな感染予防対策をして、バス停や校門などに立って温かく出迎えていました。
同校の2月1日午前入試は適性検査型の総合学力評価テストのほか、国語・算数の2科入試、国語・算数・理科・社会の4科入試が実施されます。
それぞれの志願者数は、以下の通りです。
総合学力評価テスト:194名(男子101名、女子93名)
2科受験:37名(男子14名、女子23名)
4科受験:72名(男子41名、女子31名)
入校~受付
同校の最寄り駅は、JR横浜線「淵野辺駅」と「町田駅」、小田急線「多摩センター駅」になります。「淵野辺駅」と「多摩センター駅」からは、スクールバスが運行されていますので、東京と神奈川から受験生が集まります。
バスから降りると、受験生と保護者はバス停から受付場所の中学棟へ向かいます。
受付開始時間は7時30分です。
中学棟入口で、手指の消毒とサーマルカメラによる検温して上履きに履き替えます。受付は試験の種類によって場所が分けられています。受験生は受付で受験票を見せて教室番号が書かれた座席表をもらい、試験会場となる高校棟へ向かいます。
試験会場へ
保護者と別れた受験生は試験会場の高校棟へ向かいます。試験会場の入口や各フロアーでは先生方が受験生を優しく試験会場まで誘導してくれています。
試験会場のフロアーは、以下のように試験別に分かれています。
2階フロアー:2科受験生
3・4階フロアー:総合学力評価テスト受験生
5階フロアー:4科受験生
受験生は受付で手渡された座席表に明記されている教室番号を確認しながら、それぞれのフロアーの教室へ向かいます。
なお、新型コロナウィルス感染症の濃厚接触者で陰性の受験生や当日の体調不良の受験生のための教室が1階フロアーに用意されています。
試験開始までの準備
試験会場となる教室は感染症対策のため、列ごとに間隔を空けて配置されています。
受験生は座席表に明記された教室に入ると、試験監督の先生から上着や手荷物を教室の後ろの壁にひっかけるように伝えられます。
教室の窓を開けて換気していましたが、暖房が入っているのでそれほど寒いと感じませんでした。
受験生は自分の席に着くと、自分の机の上に筆記用具や受験票を出し、試験開始時間まで静かに待っていました。
試験開始
8時20分すぎから、試験監督の先生から受験生に注意事項などが伝えられます。
注意事項の伝達が終わると、受験生一人ひとりに問題用紙が配布されます。
受験生たちは解答用紙に受験番号と氏名を記入し、集中力を高めて「開始」のかけ声を待っています。
保護者控室では受験生が終わるまで待つ保護者の方が多数いらっしゃいました。
保護者控室は、食事ができるフロアーと食事ができないフロアーに分かれています。
座席も感染症予防対策として、1つ座席を空けながら座るようになっていました。
受験生を待っている間、期待と不安、いろんな気持ちが入り混じっている緊迫した独特の雰囲気を感じます。
試験時間の8時30分、試験監督の先生の「始めてください」という声がかかりました。
受験生たちは、一斉に問題用紙を開いて解き始めました。
各教室から問題用紙をめくる音やえんぴつの音が聞こえます。
その音からは、この日のために頑張ってきた受験生の思いがこちらにも伝わってきました。
最後に
前日からこの日のために試験会場の準備や、当日の受験生や保護者の方たちへの先生方の接し方を見ていると「受験生のために」という思いが感じられます。
小学生にとって受験勉強は長かったと思います。今日まで、やりたいことや好きなことを我慢したときもあったでしょう。親とケンカしてしまったこともあったかもしれません。しかし、この数日間の入試で中学受験は終わりになります。受験生にとって、全力を出し切れるよう祈るばかりです。
頑張れ 受験生!