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ミライ教育Watching第1回「鎌倉女子大学中等部」

鎌倉女子大学中等部では、「新校舎」「新コース」がスタート。今、確かな成果がでています。

答えのない世界・未来にむけて、先進的な教育に取り組んでいる私学を紹介するミライ教育Watching。第1回は「鎌倉女子大学中等部」です。鎌倉女子大学中等部は、大船駅からバス10分で、バスの本数は多く便利です。また、本郷台駅から徒歩15分。アクセスは地図で確認する以上に近く感じます。

【ミライ教育①】世界に輝く女性を育てる新しいコースが誕生

鎌倉女子大学中等部は、「豊かな人間性」と「確かな学力」の育成を目指しています。2020年4月に「新コース」がスタートしました。

【国際教養コース】高い教養と語学力を身につけ、国際社会で活躍する女性を育てます(※中等部では、高等学校の内容を先取りし、高等部2年までに高等学校の教育内容を終了します)

【プログレスコース】幅広い知識や技能を身につけ、社会に貢献する女性を育てます(※放課後や土曜日には、希望制・指名制での補習を実施し、個々に対応した学力の育成を図ります)

鎌倉女子大学中等部の紹介映像コチラ

【ミライ教育②】生まれ変わった緑あふれるキャンパス

豊かな環境で学ぶ岩瀬キャンパスの一部をご紹介します。HR教室は、大きな窓から明るい光が差し込み、前面には黒板ではなくホワイトボードを採用しています。すべての教室に電子黒板が設置され、映像やデジタル教材を使用した授業に対応しています。図書室は、東棟3・4階に位置し、開放感あふれる明るい雰囲気です。蔵書数は60,000冊を超え、分野ごとに専門書から文庫に至るまで幅広くカバーしています。ラーニングコモンズは、グループ学習用の机や椅子、3つの大型スクリーンなどIT設備が用意されています。さまざまなレイアウトに対応でき、探究学習や討論会が実施できます。3階にはそれぞれ独立した理科室が3つあります。一人1台使用できる顕微鏡のほか、最先端の実体顕微鏡も配備され、理科室前にはサイエンスラウンジと名付けられた展示スペースがあります。室内温水プールは、床が昇降式となっていて各学齢期に応じてプールの水深を変えることができます。水泳部の練習や大会のみならず、体育の授業でも年間を通じて使用されています。

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施設紹介映像こちら

【ミライ教育③】確かな学力の育成とその成果

鎌倉女子大学中等部では、確かな学力の育成にむけて、様々な取り組みをしています。中等部の「授業」は、1クラス20人程度の少人数できめ細やかな学習指導が行われています。それにより、高い知識の定着を図っています。また、生徒全員が入学時よりiPadを持ち、授業から家庭学習までフル活用しています。iPadを活用した反転授業やグループ学習などを積極的に導入することでアクティブラーニング型授業を行い、思考力・判断力・表現力を育成しています。「学習支援」として、補習・特別講習も充実しています。朝や放課後の補修的な講習では、生徒自ら積極的に参加しています。土曜日や長期休業中には、難関大学受験に対応した学力の育成を目的に特別講習が実施されます。また、鎌倉女子大学中等部の教員は、「学力分析」をかかしません。常に授業の改善に生かすとともに生徒個々への進学指導に生かしています。

2020年4月から実施している確かな学力の育成にむけた様々な取り組みは、確実に成果につながってきています。図は、中等部現3年生の2020年8月(中1)時と2022年9月(中3)時の偏差値を比較しています。「国際教養コース」「プログラスコース」ともに、この2年間で驚くほどの成績向上がみられます。「国際教養コース」では、60%以上の生徒がSまたはAの評価で、大学受験では、G-MARCHをベースに東京大学や早稲田大学、慶応大学など難関大学を目指すレベルに相当しています。一部の生徒ではなく、鎌倉女子大学中等部生徒全体の成績が向上するのは、教員が「学力分析」を実施し、「全員の学力をあげる」ことに取り組んでいる成果といえます。中高一貫校において6年間での成績推移がみえないことが多いのですが、鎌倉女子大学中等部では確実に入学時よりも学力向上がはかられています。

【ミライ教育④】国際社会で活躍できる人になるために

鎌倉女子大学中等部では、2020年の新しいコース設置にあわせて、新しい英語・国際理解教育プログラムをスタートさせています。中等部3年時には、実用英語技能検定準2級の取得を目指しています。「基本プログラム」として週7~12時間の英語の授業があり、英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の学力の育成をはかっています。また、実用英検技能検定の資格取得にむけて「英検対策講座」を実施しています。また、「実践プログラム」として、習熟度別で個別対応ができるオンライン英会話や、ネイティブ教員と3日間の集中講座形式で実施される英語集中研修があります。その他「海外プログラム」も充実しており、鎌倉女子大学中等部には「英語・異文化理解」が深まる環境があるのが強みと言えます。

【ミライ教育⑤】ラウンド式英語学習法

鎌倉女子大学中等部にはオリジナルの「ラウンド式英語学習法」があります。ベンジャミン・ブルームの教育目標・分類学を英語の教科書指導に落とし込んでいます。英文のかたまりを長くし、最後に章全体を理解する読解法「Chapter Five Round」として具現化しています。まず、Input【Listen&Read】を「授業」で実施、Word(語)とSentence(文)をしっかり理解します。つぎに、Output【Say,Write&Reproduction】を「家庭学習」⇒「授業」で実施します。「家庭学習」では、iPadを活用し、Paragraph(段落)やChapter(章)の音読をします。その後の「授業」で、暗唱用シートをつかって本文全体の音読を行います。また、ネイティブ教員によるアクティブラーニングも、教科書に準じた内容で実施することで、一貫性のもった英語学習を実現し確かな学力を育くんでいます。

【ミライ教育⑥】豊かな人間性を育むコミュニケーション教育

鎌倉女子大学中等部では、豊かな人間性を育むコミュニケーション教育があります。聴く力、伝える力を身につける実践練習として「コミュニケーション講座」を実施しています。また、相互に支え合うような人間関係づくりのために、「エンカウンター学習プログラム」を実施します。自分の居場所への安全・安心を体験し、適切なふるまい方を身につけることで、よりよい人間関係づくり・集団づくりをすることが目的です。

【ミライ教育⑦】持続可能な開発のための教育

鎌倉女子大学中等部では、環境・貧困・人権・平和などSDGs(持続可能な開発目標)に関連した地球規模の課題を自らの問題と捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していく力を身につけていきます。また、「由比ガ浜でのビーチコーミング」や「鎌倉国宝館での文化財保護作業体験」など、鎌倉で環境・文化財・まちをテーマに体験活動をしていきます。これらの活動を通じて、持続可能な社会を創造していく力を身につけていきます。

【ミライ教育⑧】「個別最適な学び」を進める教育活動の推進

「個別最適な学び」を進める教育活動の推進について、鎌倉女子大学中・高等部 部長 高橋 正尚先生にお話をうかがいました。

「建学精神に基づき、豊かな人間性を身につけること」を目指しています。1日3回の修養の鐘による黙想で自己と向き合って考える力を育成し、またミュージカルや歌舞伎・バレエなど本物の芸術にふれあうことで感性を磨いています。また、「基礎学力をバランスよく身につけることを重視した教育活動と社会に開かれた学校づくりの実現」を目指しています。鎌倉女子大学中等部では、常時「授業公開」を実施し、質の高い授業の展開をしています。実用英語技能検定では生徒の成功体験として自信をもってもらいたいと考え、教員が全力で支援をし、生徒全員の学力をあげることにこだわっています。今後とも、入学した生徒・保護者方の信頼に応える教育活動を教職員一同、学校全体で推進していきます。

【ミライ教育⑨】2023年度中等部入試

国際教養コースは、4科(国算理社)と適性検査の2種類から選択で受験ができます。プログレスコースは2科(国算)で受験となります。国際教養コース受験生は、プログレスコースへのスライド判定が可能です。また、すべての試験で英検による加点措置(2級以上の取得者:加点100点、準2級取得者:加点70点、3級取得者:加点50点、4級取得者:加点30点)があります。入学試験による特待生制度もあり、国際教養コース・プログレスコースに合格した受験生は、各コースの合格の権利を有したまま特待生を目指し再受験することができます。

帰国生入試(国際教養コース)は、12月16日(金)/2月5日(日)に実施されます。試験科目は、自己 PR 作文・面接(日本語)となり、海外滞在1年以上、帰国後3年以内が出願資格に含まれます。

<説明会・公開行事>

みどり祭(11月12日13日)、学校説明会(11月19日)、入試対策会小6(12月10日)、学校説明会小5以下(12月10日)、入試練習会小6(1月14日)