聖学院中学校・高等学校2022 グローバルイノベーションクラス
写真:(グローバルイノベーションコース)STEAM
世界に貢献できる人を育てるクラス
「ものづくり」「ことづくり」を通して世界に貢献できる人を育てるクラス
JR山手線駒込駅から徒歩5分・東京メトロ南北線からは徒歩7分で行くことのできる、非常に通いやすくもありながら、広いグラウンド、最先端の機材を備えたラボや、フューチャーセンターと呼ばれる、都内最大級のワークスペースなど豊かな空間を創り上げている、聖学院中学校・高等学校。
こちらではもともと探究型教育を授業や行事に取り入れ、社会に出てからも活躍できる「人財」を育成してきた学校ですが、2021年度から高校新クラス、「グローバルイノベーションクラス」(Global Innovation Class、通称GIC)を新設しました。
技術の発達とともに、遠く離れた国・地域と簡単に繋がることができる世界になりました。すると、解決すべき課題というものも、それぞれの国だけでなく地球規模で考えなければいけないものが増えてきました。グローバルイノベーションクラスでは、そういったグローバルな課題を自分事として理解し、より高次の研究力・協働力・創造力を備え、「ものづくり」「ことづくり」を通して世界に貢献できる「人財」の育成を目的としています。
写真:(グローバルイノベーションクラス)イマ―ジョン
独自科目を中心に展開
独自科目「Immersion」「STEAM」「Project」「Liberal Arts」を中心に展開
グローバルイノベーションクラスでは、書籍やニュース記事を題材に、ディスカッションやディベートを行い、客観的な視点・フラットな情報の捉え方などの力を獲得し、社会の課題に向き合っていく「Liberal Arts」を土台とし、「Immersion」「STEAM」「Project」の3本柱を展開していきます。
① Immersion
英語「を」学ぶのでなく英語「で」学ぶのがImmersionです。聖学院高等学校では、公共(社会科)・家庭科などの内容を中心にSDGsを英語で学び、ディスカッションやプレゼンテーションを英語で展開していくのが特長です。
② STEAM
ものづくりやことづくりに必要なツールを学んでいく時間です。聖学院の豊富な施設・機材などを活用し、論理と感性を大切にした創造力を育成します。週6時間の授業は全て探究型授業で構成され、課題解決・価値創造のための問いからスタートします。
③ Project
グローバルイノベーションクラスの集大成となる、ゼミ形式の授業です。自ら課題を設定し、課題解決に向けて必要あれば学外とも連携し、協働・研究活動を行い、年2回のProjectWeekで成果発表を行います。
写真:(グローバルイノベーションクラス)STEAM
④ Liberal Arts
自分たちが目指す世界や理想を描き、思考の土台づくりを行う授業として位置付けています。新聞記事やニュースを題材にディスカッションやディベートを行いながらロジカルシンキングやクリティカルシンキング、ビジョンメイキングについて学びます。生徒たちは自分の感覚を自分の言葉で表現できるように成長していきます。
高校新クラス設置統括長・広報部長の児浦良裕先生は「クリエイティブなこと・英語で何かを発信することに強い興味がある生徒を待っています」と言われていました。「グローバルイノベーションクラスには、自己成長し、私自身も勉強になるような子が数多くいます。そしてそういう生徒は、日本だけでなく海外にも積極的に出ていって活躍しています。ここで経験したことが活かしやすい環境が、海外の大学には多いからです」とのこと。
実際のグローバルイノベーションクラスの生徒プロジェクトでは、北区志茂四丁目の町会と連携し、オンライン防災ワークショップを実施し、高齢者のための防災啓蒙活動を行っている生徒がいたりと、様々な社会貢献プロジェクトが生み出されています。本校の教育理念である、Only One for Others「他者のために生きる人」を真に実践する「人財」を輩出し続ける聖学院高等学校は、これからもますます注目すべき学校だと思います。
写真:(グローバルイノベーションクラス)LiberalArts