日本の教育は変わるのか、変わらないのか?『shuTOMO』4/17号巻頭特集インタビュー動画
2年続きのコロナ禍のもとで、日本の教育の変化が加速しました。明治期に生まれた日本の学校教育の制度は、戦後の学制改革を経て、今日までに何度か教育改革が行われてきました。そうした大きな“教育の変化の節目”を迎えたなかで、それぞれの立場から、本気で今後の日本の教育を良くしようと考え、動き出している人々がいます。
日本の教育は変わるのか、変わらないのか?
2年続きのコロナ禍のもとで、日本の教育の変化が加速しました。明治期に生まれた日本の学校教育の制度は、戦後の学制改革を経て、今日までに何度か教育改革が行われてきました。そして、2020年度からの「大学入試改革(高大接続改革)」と、そのための新たな学習指導要領の小・中・高への順次全面実施、さらには「GIGAスクール構想」のもとでの全国の学校への「1人1台」のICT端末の配備など、今回の日本の教育改革がめざすところは、これまでで最も大きな改革とも言われています。そうした大きな“教育の変化の節目”を迎えたなかで、それぞれの立場から、本気で今後の日本の教育を良くしようと考え、動き出している人々がいます。同時にそうした動きに関わる多くの人々や関係者による、大きなムーブメントがいま様々な場面で起きているのです。
経済産業省・浅野大介さんインタビュー
※経済産業省・浅野大介さんインタビュー動画は現在編集中です。しばらくお待ちください。
日本私立中学高等学校連合会会長・吉田晋先生インタビュー
「日本の教育は変わるのか、変わらないのか?」日本私立中学校高等学校連合会会長(富士見丘中学高等学校校長・理事長) 吉田晋先生インタビュー
コロナ禍でも増加する中学受験者数。私学が時代に求められる理由はどこにあるのか
日本の教育が大きな転換期を迎えている現在。子どもたちの未来はどうなっていくのでしょう。日本のこれからの教育について、さらに将来を担う子どもたちを育む私立中高について、日本私立中学高等学校連合会会長などを兼任し、富士見丘中学高等学校校長でもある吉田晋先生に伺います。
横浜創英中学校・高等学校校長・工藤勇一先生インタビュー
横浜創英中学校・高等学校校長・理事 工藤勇一先生インタビュー
公立学校でも私立学校でも、“学校の当たり前”を見直し、“自ら考える力”を育てる
2014年から6年間、千代田区立麹町中学校の校長として工藤勇一先生は、宿題廃止、定期テスト廃止、学年担任制、教えない授業の実現など、さまざまな学校改革を断行しました。それまで学校教育では“当たり前”だと思われていた常識を、次々と打ち破って見せたのです。工藤先生が実現したかったのは、主体的に考え行動する生徒を育てることでした。猛烈なスピードで科学技術が進展し、目まぐるしく変化していくグローバル社会を生き抜いていくためには、これまで以上に「自分で考え、判断し、決定し、行動できる力」(自律の力)が求められます。2020年4月に横浜創英中学校・高等学校の校長として着任。「考えて行動できる人の育成」という建学の精神の下、「自律・対話・創造」をキーワードに、さまざま なチャレンジに取り組んでいます。
ドルトン東京学園中等部・高等部校長・荒木貴之先生インタビュー
「日本の教育は変わるのか、変わらないのか?」ドルトン東京学園中等部・高等部校長 荒木貴之先生インタビュー
学習者中心の教育「ドルトンプラン」で、主体的に次代を切り拓く人材を育成する
教育理念は「汝自らを求めよ」、スクールモットーは「恐れずに進め」。同校では、一人ひとりが持つ旺盛な探究心を育て、その能力を最大限に引き出すための「ドルトンプラン」を実践しています。「ドルトンプラン」とは、約100 年前にアメリカの教育者ヘレン・パーカストが詰め込み型教育への問題意識から提唱した、学習者中心の教育メソッドのこと。「自由」と「協働」という2 つの原理の下、「ハウス(異学年で形成されるコミュニティ)」「アサインメント(基礎から深い学びに導く学びの羅針盤)」「ラボラトリー(自分で設計した学びを実践する場所と時間)」の3 つを軸に教育を展開しています。世界の状況に照らしても、今まさに、この「学習者中心」の教育を実践する機が熟した感がありますが、「Joy of Learning」から「Pleasure of Creation」へと導く同校の教育実践について、校長の荒木貴之先生に伺いました。