藤村女子×SCRAP=ナゾ解き入試
藤村女子は2021年入試で「ナゾ解き入試」を導入することを公表していました。
どのような入試なのか、公表が待たれていましたが、いよいよ“ナゾのベール”を脱ぎ始めました。
「謎解き」「脱出ゲーム」のSCRAPが制作
藤村女子の「ナゾ解き入試」。「謎解き」「脱出ゲーム」で知られるSCRAPが制作することが発表されました。
SCRAPは、謎解きイベントや出版、謎検(謎解き能力検定)などを展開している会社で、「謎解き×教育の橋渡し」コンテンツの開発も行っています。謎検は、「ひらめき力」「注意力」「分析力」「推理力」「持久力」から総合的に「謎解き力」を測る日本唯一の検定試験。
実は藤村女子のある吉祥寺でも「謎解き街歩き」を開催しており、薄からぬ縁のある両者が、今回、タッグを組んで臨みます。
では、入試では、どのような力が必要なのか、評価されるのでしょうか。
2月1日午前【ナゾ解き入試】
謎検型(15分)
脱出ゲーム型(45分)
試験の所要時間は90分
【2月1・2・3日入試】【適性検査入試】【プレミアム入試】など、2021年入試概要はこちら
ナゾ解き入試は、謎が解けることを評価する、というものではありません。「謎検型」「脱出ゲーム型」2つの型で測られる評価項目や入試の内容は、次の通りです。
国語・算数・社会・理科の内容に即した全10問の謎を解く「謎検型」と、グループ形式で30分程度の謎解きをしながら課題を解決し窮地からの脱出を目指す「脱出ゲーム型」です。
「謎検型」では考察力・発想力などを測定し、「脱出ゲーム型」では、行動力・会話力・洞察力などを測定します。
SCRAPのリリースはこちら
SCRAPが、遂に「ナゾ解き入試」を制作!藤村女子中学校入試にて実施決定!
来春、フィールドワークは進化
一見、学校教育とは世界が異なるように見える謎解きを、中学入試に導入する狙いは、従来の教科型入試では測れない力を見せて欲しいという願いとともに、藤村女子の教育プログラムの特徴の一つである「フィールドワーク」とも無関係ではありません。
学校のある吉祥寺をフィールドとして行っている「ふじ活」は、吉祥寺という街、会社、商店、そこに働く人々との関わりを通して、発想力やコミュニケーション力、プレゼン力といった「発信力」を育んでいます。
中学では、職場体験や吉祥寺オリジナルTシャツ作成、井の頭公園観察実習、乳幼児体験。高校では吉祥寺フリーペーパー作成、吉祥寺CM作成、サッカーチーム「東京武蔵野シティFC」のボランティア活動や応援グッズ作成を行ってきました。
来年度、フィールドワークは縦割りのゼミ形式も視野に入れたプログラムへの進化も検討されており、新しい入試で測りたい力と繋がっていると言います。
今後の学校説明会や体験会などでの発信に注目したいと思います。