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受験情報ブログ

小学生の学力は入試期間中にも伸びる!

2月1日(木)からの東京・神奈川入試も近づいてきました。すべての中学受験生の健闘をお祈りします。

2月1日(木)からの東京・神奈川の入試本番も近づいてきました。1月中の入試で合格を得ることができた受験生は、それを自分にとっての自信にして良いでしょう。一方、残念ながら1月の入試で不合格を体験した受験生は、その口惜しさをバネに、この後の2月入試まで最後のがんばりを見せてほしいと思います。

1月中の入試結果は、合格も不合格もバネにしてほしい!

1月20日(土)から東京都内の私立中学校の出願受け付けが一斉に始まり、2月1日(木)からの東京・神奈川の入試本番も近づいてきました。早いところでは出願を締め切る学校も出始め、今年の首都圏中学入試における人気動向が明らかになり始めています。

すでに1月の茨城、埼玉、千葉の中学入試に挑んで、合格や不合格を体験している受験生も多いことと思います。

そこで合格を得ることができた受験生は、それを自分にとっての大きな自信にして良いでしょう。一方、残念ながら1月の入試で不合格を体験した受験生は、その口惜しさをバネに、この後の2月入試まで最後のがんばりを見せてほしいと思います。

合格と不合格をともに体験した受験生は、自分がクリアできた入試問題とできなかった問題、勝ち得た合格と、もう一歩手が届かなかった目標を振り返り、残された入試に向かうためのステップとしてプラスに生かしていただきたいと思います。

下記の内容は昨年12月の小6「統一合判」模試の入試レポートでもご紹介したことですが、あえてこの入試時期に、再度その要点をお伝えしておきたいと思います。

小学生の学力は入試直前~入試期間中にも伸びる!

もうこの時期まで来ると、もう残された時間は決して多くはありません。しかし、小学生の学力は「入試前日まで伸びる!」といわれます。

いや、むしろ1月中の入試を経験して、入試本番の緊張感や集中する時間を実体験をした後に、2月の入試期間中にも、まだ小学生の学力は伸び続けると考えても良いでしょう。

そういう意味で、この入試直前~入試期間中に、志望校の合格に1歩でも2歩でも近づくことは十分可能です。とくに第1志望校に向けた本人の思いが強ければ強いほど、ラストスパートには力が入るし、その効果もあがるものです。

中学入試は、まだ将来への大きな可能性を秘めた12歳の少年・少女が挑む、たった一度きりの貴重なチャンス。だからこそ、「わが子の可能性を信じて」、親子で力強く目標へ向かっていっていただきたいと思います

多様な選択肢のなかに、自分にとってのチャンスを見出す!

首都圏中学入試に挑む受験生の総数は、今春2018年入試でも、おそらく4年続きで増加に向かうことになるでしょう。公立中高一貫校の受検者も含めると、実質的には相当な大規模になっていることに変わりはありません。したがって、人気校のなかには、目立って厳しさを増す入試も出てくることが予想されます

しかし、その一方で、受験できる学校(学校数)と入試機会(入試回数)は全体に増えていますし、入試の形態も多様化しています。将来が期待できる新設校や成長著しい新進の私立中、私立中高一貫校も増えています。それだけ、中学受験生(受検生)と保護者にとっての進路の選択肢は拡大しているのです。

そうしたなかで、変化する状況をうまく活かして、上手な受け方をさせてあげることができれば、事前の模試の合格判定では安全圏に達していなかったチャレンジ校にも、最後のひとがんばりで合格できる可能性は、数年前までの首都圏入試よりも格段に高くなっているのです。

やるべきことはすべてやった、と思える併願作戦を!

併願作戦とは、以前は「万が一、結果が思うようにいかなかったときに備える」ためのものでした。しかし、現在の中学入試における「最良の併願作戦」とは、むしろ「第1志望校に“合格”していくために、あらゆるステップ(=踏み台)を用意してあげる」ためのものという意味合いが大きくなっています。

最近では受験することがほぼ“常識”のようになっている「午後入試」などは、その象徴です。実はもともと、「午後入試を第1志望として受ける」受験生はほとんどいなく、ほぼすべての受験生と保護者が、「わが子の第1志望校合格」のためのステップとして、この午後入試という機会を併願に組み込んでいるわけです。

親が「これでやるべきことはすべてやった。あとはわが子が力を出し切ってくれることを祈るだけ」と思えるところまで念には念を入れて準備をし、最終的に親子でそういう心境になれたなら、もう中学受験は9割方“成功した”といってもいいでしょう。

この時期にあえて、当ブログで強調しておきたかったのは、まさにこの点なのです。

たくさん受ける。ジグザグに受ける。明るく受け続ける!

わが子を確実に中学入試に“合格”させるための3つの基本原則は、これまでにも何度か、「統一合判模試」の入試レポートでもお伝えしてきました。

それは、①できるだけ多くの学校を受ける、②幅広い難度の学校を受ける、③明るく最後まで受け続ける、という3点です。

最初の①「できるだけ多くの学校を受ける」ということは、これまで毎年の受験生と保護者が実践し、体験してきたことです。こういう知恵は、まぎれもなく数多くの成功と失敗の体験から導き出されたもの。こうした「先輩の知恵と経験」に学ばない手はありません。

②の「幅広い難度の学校を受ける」は、果敢なチャレンジの一方で、入試当日にコンディションを崩したときでも「確実に受かりそうな」学校を、必ずひとつは選んでおくということです。

そして③の「明るく受け続ける」は、保護者の心構えと覚悟の問題です。前もって「受けていこう」と決めていた学校は、途中で何があっても、最後まで明るく、粘り強く「受け続ける」姿勢が、成功へのカギになるということです。

すべての入試体験を、わが子の「成長の糧」に!

私立中学校の入試や、公立中高一貫校の適性検査が、各学校への入学者を“選抜する”ためのものである以上、合格と不合格という結果は、否応なく受験生と保護者につきつけられるものです。

しかし、それは決して受験生にとってのゴールなどではなく、次の成長へのステップとすべきものであるはずです。したがって、入試の期間中、一度や二度の不合格をもらったとしても、決して悲観する必要などありません。

その悔しさをバネに、次の入試に向けてファイトを燃やして挑んでいけば必ず道は開けてきます。そんな吹っ切れた気持ちで入試本番に挑むことができれば、逆に結果として「実り多い合格」が必ずついてきます。

連日続く入試のなかで、日ごとにお子さんが精神的に成長し、最後には親から見ても驚くほど逞しく、頼もしい結果を見せてくれたという例を、私たちは現実に数多く見てきています。

たとえ途中までどのような結果であろうとも、最後までがんばって「受け抜いた」親子は、必ず満足な結果を手にすることができると私たちは信じています。

そして春を迎える頃、中学受験に挑んだすべての受験生、受検生の家庭で「受験してよかったね」と、親子で受験までの思い出を振り返ることができれば、それに勝る喜びはないでしょう。そして、それぞれが進学した中高の6年間で、きっとこの先、お子さんも大きく成長していけるものと信じています。