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共立女子が12月3日の海外帰国生入試で大人気に!

共立女子中学校では、12月3日に行われた帰国生入試が128名の志願者を集める大人気となりました。

共立女子中学校では、先の12月3日(日)に行われた帰国生入試が、128名の志願者(実受験生は127名)を集める大人気となりました。今年海外帰国生入試の時期を従来よりも約一カ月早めて12月に実施。受験資格や入試科目、入学手続き時期など、多くの帰国生にとって受験しやすい入試形態と配慮を導入したことで、多くの帰国生からの注目が集まった模様です。

12/3(日)の海外帰国生入試に127名が受験

共立女子中学校〈東京・千代田区。女子校〉では、先の12月3日(日)に行われた海外帰国生入試が、128名の志願者(実受験生は127名)を集める大人気となりました。

かなり以前から、一般入試に先駆けての帰国生(別枠)入試を実施してきた共立女子中ですが、今回はその時期を従来よりも約一カ月早めて12月に実施。受験資格や入試科目、入学手続き時期など、多くの帰国生にとってより受験しやすい入試形態と配慮を導入したことで、多くの帰国生からの注目が集まった模様です。同校Webサイトにある「海外帰国生特設ページ」には下記のように紹介されています。

●海外帰国生入試について
平成30年度入試では、帰国生入試をこれまでより約1ヵ月時期を早めて実施し、定員も10名から20名に増やします。受験科目は、「国語」に代えて「英語」でも受けられる選択制にし、受験資格についても「海外在留2年以上」を「1年以上」に変えるなど、条件を緩和します。また、小学校での英語の学習が拡充し、国内においても英語の学びが浸透していく中で、ペーパー試験によらず英語を介した「コミュニケーション能力」を測る「インタラクティブ入試」(定員20名、2月3日午後)を新たに導入します。
「海外帰国生入試」「4科型入試」「合科型入試」「インタラクティブ入試」という4つの入試形式を経て入学してきた生徒がお互いに刺激し合い、多様性の中から、さらに新しい共立を作り上げてくれることを期待しています。

今年度から帰国生入試では「国・算」か「英・算」の選択可に!

こうして、海外帰国生に向けてさらに門戸を広げることで、多様な生徒が集う“ダイバーシティ”化をさらに推し進め、もともとの特色でもある「多様性を大切にする」教育環境を進化させようと図る共立女子中学高等学校。

今回の海外帰国生入試では、入試科目を「国語」に代えて「英語」でも受けられる選択制にしたところ、127名の受験者のうち86名が国語型、41名が英語型で受験(ほぼ2対1の割合)したということです。

驚いたことに、この「英語型」受験生41名は全員が「英検準2級」以上の取得者(英検1級1名、準1級16名、2級24名、準2級1名)で、その大半が2級以上の取得者という結果は、同校の先生方の予想を上回るものだったといいます。

さらに「国語型」受験生86名のなかにも、英検2級11名、準2級18名という英検取得者がいて、相当な英語力を持つ海外帰国生が三分の一もいたということです。

今回の帰国生入試では、募集定員を「10名→20名」に増やし、受験資格も「海外在留2年以上→1年以上」に変更したことで、多くの海外帰国生にとって「受けやすい」入試になったことは間違いないでしょう。

入学手続きの最終締め切りも遅らせ、一般入試と同じく2月4日(~11:00)に揃えたことで、合格後すぐに入学手続きをした受験生は少数だったとのことですが、その後、制服の採寸に訪れたり、オープンキャンパスへの参加を希望する合格者も数名ずついたという状況から、最終的にも昨年に倍する海外帰国生の入学が予想されているといいます。

ちなみに右上の画像2点は、帰国生入試の英語の問題の一部です。

来春2/3PMに新設される英語インタラクティブ入試も人気傾向

さらに共立女子中学校では、来春2018年入試から一般入試にも、2月3日(土)午後に「英語インタラクティブトライアル入試(=以下、英語インタラクティブ入試と表記)」という、独自のユニークな英語入試を新設。

従来からの「2科・4科」入試を志望する受験生が大半である「統一合判模試」でも、この「英語インタラクティブ入試」に35名~40名近い志望者がいるという状況で、「英語入試」導入の初年度としては、かなり高い人気を集めています。

同校ではこの「英語インタラクティブ入試」の募集定員を「20名」としていることから、先の海外帰国生入試での最終的な入学希望者と、この新設「英語インタラクティブ入試」での合格~入学者を合わせると、これまでの学年に倍する海外帰国生と英語既修者が入学することが見込まれます。

これによって共立女子中学校は、いっそうの“ダイバーシティ”化が進むことになりそうです。

そして来年2018年度の中学1年生からは、この海外帰国生と英語インタラクティブ入試での入学者を対象に、英会話の「取り出し授業」も共立女子では予定しています。これによって同校の生徒全体も刺激を受け、生徒の英語レベルもさらにアップすることが期待されます。

ちなみに本記事の冒頭の写真は、「英語インタラクティブ入試」のサンプルゲームを在校生にチャレンジしてもらった様子で、右の写真は在校生が作成した英字新聞です。

2/3「合科型入試」も受験生の間で浸透し、安定人気に!

こうして海外帰国生と英語既修者に門戸を広げる一方、2016年入試から新設した「合科型入試(合科型論述テスト+算数)」も、導入から3年目を迎えて広く受験生の間に知られ、そのコンセプトが浸透してきた様子で、この12月までの「統一合判模試」でも110名以上の志望者を集める安定人気となっています。

こうした新しいタイプの入試での入学者と、従来からの「4科目入試」での入学者が一堂に集い、入学後の授業や学校生活で互いに刺激し合い、理解し合うことで、共立女子中学高等学校は、いっそう活気が高まることが予想され、期待されています。

多様な入試を導入~工夫することで、受験生と保護者に向けてメッセージを送り、今後の教育の進化をめざす共立女子中学高等学校の今後に、大いに期待したいと思います。