2014年10月「小5統一合判」 中学入試レポート3
わが子にあったタイプの私学を探すために。
これから再来年2月の入試までに、保護者の皆さんは、学校見学をしながら、わが子の受験校を考えていくことになる。そこでベストの受験校を選んでいくうえでのヒントをお伝えするために、今回は「“私学の校風”を感じてみよう。~わが子に合ったタイプの私学を探すために~」というタイトルで、それぞれの私立中高一貫校の校風やカラーの違いをご紹介していこう。
記事の見出し
・私学のユニークな校風を選ぶ中学受験の学校選択
・私立中高一貫校のルーツでもある男子校・女子校の存在
・私立中高一貫校の大きな分類大学付属校と進学校
・“自由派”私学と、“生真面目派”私学
・それぞれの雰囲気を知るには、まず一度、自分で足を運んでみる
コラム
・わが子にとってベストの受験校選択をするポイントは?
・私立中高一貫校の「校訓・校是・キャッチフレーズ」〈一部抜粋〉
中学受験の学校選びにあたって、親子で意識すべき最大のポイントは「わが子にあった学校かどうか」という点である。では、「わが子にあった学校」とはどのようなものか。それにはいくつかの観点があるが、最も大切なのは、それぞれの学校の「校風」や「カラー」といわれるものだろう。以前に取材でお話を伺った、あるミッション系の女子校の校長先生は、「校風とは、まさに風のようなもの。たとえば校内をしばらく歩いてみると、肌で感じられるような雰囲気です。在校生の様子や表情からも感じられるものだと思います」と話してくれた。私学にとって「校風」や「カラー」は、創立者による「建学の理念(=教育理念)」と同じように、教職員や生徒、保護者、卒業生(OBやOG)など、学園に関係するすべての人によって、長い年月をかけて守り育てられてきたもの。それは公立学校にも存在はするが、約10年のスパンで教員が転勤を余儀なくされる公立中高とは違って、歴史の古い私学では130年以上も連綿と受け継がれ、熟成されてきたものでもある。それが各私学の「校訓」や「校是」に反映されている場合もあれば、その「校訓」や「校是」によって、各私学の「校風」や「カラー」が生み育てられたという見方もできるだろう。そして、こうした男子校・女子校・共学校の雰囲気の違いを知るためには、やはり各私学に足を運んでみることが大切だ。在校生がどのような表情で過ごしているかを自分の目で見ることで、お子さんにも、きっと自分なりの好みや希望が出てくることと思う。
記事ではさらに、男子校・女子校・共学校という、設置形態の違いを踏まえた学校選びのポイント等について掲載しています。
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