2014年12月「小5統一合判」 中学入試レポート4
どのような成果につながっているか?
統一合判テストも今回で4回目。5年生の受験生の皆さんには統一合判テスト結果をうまく生かして、ステップアップに結びつけてほしい。保護者の皆さんには、そうした視点で成績表や答案の見直しをお願いしたい。今回は、再来年2016年入試でのお子さんの学校選びのために、私立中高一貫校の進学教育・キャリア教育がどういうことをめざし、その教育がどのような成果につながっているのかをご紹介しておきたい。
記事の見出し
・10数年後の新たな社会を担う子どもたちに求められる力とは?
・わが子が「より良く生きる」ための私学の進学&キャリア教育
・“相互理解・協調・共生の時代”に必要とされる力を育む
・男子と女子の成長リズムの違いを考えた私立中高一貫校の進学&キャリア教育
・この先も公立中高をリードする私立中高一貫校のキャリア教育
わが子が再来年の春、中学に入学して、中高の6年間を経て大学や大学院を卒業して社会に出るのは、いまから11年後にあたる2026年以降。その時代は、世界やアジア諸国のなかでも経済的な競争はさらに激しいものになるといわれている。さらには競争だけではなく、世界各国の人々と意思を通わせ、協働・協調、そして共生を図りつつ、グローバルな意識や視点で物事を考え、国家や民族の壁を越えて、地球全体に課せられた諸問題を解決していく力が求められる時代となる。わが子が将来、社会に出た後に、豊かで幸せな人生を歩んでほしいと考えることは親として当然の願いだ。そのために、子どもの時代から青年期にかけてのわが子の教育環境が、その土台となる力を育ててくれることを親は期待する。教育が担うものが、個人の幸せと同時に、社会(民族や国家、世界)の安定(平和と繁栄)だと考えると、経済や政治など、さまざまな意味で「国境がなくなる」今後の社会では、グローバルに物事を考え、論じ、実現・実行することのできる人材が求められる。そのためには、当たり前に英語で話すことができ、国や民族、文化の違いを越え、互いの意思や主張を尊重しながら理解し合える力が必要になる。環境やエネルギー問題など今の世界が抱えるさまざまな問題について、自ら問題意識を持ち、調べ、解決する、クリティカル・シンキングの力も必要になってくる。このような人間的な総合力は、簡単に身につけられるものではない。だからこそ、人生で最も多感で吸収力のある中高生の時代に、これらの力の基礎になる学力や人間力を育て、さまざまなことを仲間と一緒に体験できる環境が私立中高一貫校に期待される。
記事ではさらに、これからの社会を見据えた各校の取り組みや、園中での学校選びのポイント等を掲載しています。
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