2014年10月「小6統一合判」 中学入試レポート4
チャンスを生かす受験校の選び方
夏休みを終えて、6年生が本格的な入試対策に取り組み始めてから、ひと月半。入試本番まで残り3か月半となった。保護者の皆さんも、いよいよ併願校を含めて、受験校を決めていく時期。年ごとに多くなる入試要項変更によって、“激動”が恒常化してきた中学入試だが、来春2015年入試はどうなるのか。目立った動きを確かめてみるとともに、そこで生まれるチャンスを生かす、受験校の選び方を探ってみよう。
記事の見出し
・グローバル人材を育てる21世紀の教育は、私立中高一貫校がリードする!
・「模試を受ける」ことで、最新の動きを知りわが子の合格のために役立てる!
・入試地図はまた変化する!2015年の首都圏中学入試
コラム
・激動の2015年入試で“合格”を得るために、模試を上手に利用しよう!
・模試を受けることで、第一志望への課題と、ベストの併願作戦を組み立てるヒントを探ろう!
・また変化が起こる、2015年首都圏中学入試の状況を的確につかむ!
毎年、非常に多くの入試改革が行われることで激しく状況が変わってきた首都圏中学入試。例年、前年入試の直後から翌年に向けての入試変更が次々と公表され、それぞれの学校の志望者数や難易度の変化、全体的な人気動向の変化などが、その翌年入試に向けての話題となっていく。来春2015年の首都圏中学入試は、2月1日が日曜日にあたる、"サンデーショック"の年。日曜日には入試を行わない方針のプロテスタント校の多くが、この年だけは2月1日の入試を避けて、翌2日に入試日を移行する。これによって、女子学院、フェリス女学院、立教女学院、東洋英和女学院A、横浜共立学園Aなどの人気校の入試日が移動するため、とくに女子の入試の全体図が大きく変わる。一方でこの“サンデーショック”の動きに対して鎌倉女学院①、湘南白百合学園など、従来は2月2日に実施してきた入試日程を、逆に2月1日に変更するケースも出てくる。また、先のプロタスタント校の2月2日入試への移行に同調して、(従来の併願パターンを崩さないよう)カトリック校ながら2月1日から2月2日入試に移行する横浜雙葉、清泉女学院①などの動きの影響も少なくない。同時に、これらの動きに合わせて、近隣エリアや周辺の人気競合校にも入試日を変更する動きが出てくることになる。これらの変化によって、人気が増加して難化の予想されるケースと、逆に合格のチャンスが広がることが予想されるケースが出てくる。受験生にとって、来春2015年の首都圏中学入試では、これらの大きな変化のなかに、“合格のチャンス”を見出すことができるということだ。
記事ではさらに”サンデーショック”に対する各校の取り組みと、それにより生まれた受験チャンスなどの情報を掲載しています。
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