2015年7月「小5統一合判」 中学入試レポート1
私立中高一貫校を勧める理由!
折しも現在は、5年後に控えた「2020年大学入試改革」をひとつの節目に、日本の教育が大きく変化しようとしている時期。現在の小5のお子さんたちが大学受験に挑むときには、まさにその変化に直面することになる。そうした変化を意識して、いま小学生が選ぶことのできる「5つの進路の選択肢」から、親子でどの進路を選んでいくべきなのか、その点をここで考えてみたい。
記事の見出し
・小学生と保護者が選ぶことのできる卒業後の「5つの進路の選択肢」を考える
・保護者の意識の変化が目立つなか、8年ぶりに受験生数が増加した2015年の首都圏中学入試
・保護者の教育への注目を喚起した「2020年大学入試改革」の方向性とそこで問われる新たな学力観・学習観
・現行の大学入試でも成果を伸ばし、今後の入試改革にも対応できる「21世紀型」教育が人気を集めた
・従来とは変わってきた保護者の価値観が、わが子の学校選びにも反映されて、「偏差値を飛び越える」併願が出現
・新たな中学受験市場が生まれた、この2015年を転機に2016~2017年入試は再び活況へ!
コラム
・2016年~2017年にかけての人気動向を変化させる私学の教育・学校改革!
12歳を迎える小学生が選べる卒業後の進路(中学校)は、いまの小学生の保護者がその年代の頃よりも、かなり多様化している。かつては、居住地で決められた公立中学校に進学するか、それとも中学受験をして、私立中学校か国立大学の附属中学校を選ぶかという、大きくは3つの選択肢があった。しかし、2000年頃から各地方自治体ごとに導入が進められた「学校選択制」や、1999年からスタートした公立中高一貫校の設置制度によって、全国の多くの地域(都道府県や市区町村)では、この2つのタイプの学校を含めた「5つの進路の選択肢」を、小学校卒業に際して選ぶことができるようになった。
2007年以来、右肩下がりの傾向にあった首都圏の中学受験生数は、今年は8年ぶりに(わずかながら)増加に向かった。とはいえ、個々の私学の志願者数の増減を見ていくと、求心力の強い(全体から見れば少数派の)私学が多くの人気を集め、それ以外の私学にとっては厳しい入試であった。しかし、そうした状況下でも、新たな教育のスタイルの導入などの学校改革や入試改革を打ち出し、求心力を強めることができた私学には、前年より多くの志願者を集め、難化するケースが多く見られた。そうした意味で、今春2015年の入試は、今後の中学入試の動向を予想するうえでも、大きな転機を迎えたといえるだろう。
記事ではさらに、これからの時代に求められる力と、各校の取り組み及びそれに伴う人気動向の変化等を詳しく掲載しております。
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