2015年12月「小5統一合判」 中学入試レポート4
どのような成果につながっているか?
現6年生が挑む来春2016年入試に向け、各私学の説明会ラッシュとなった10~11月も過ぎ12月を迎えた。5年生の受験生の皆さんも、6年生の先輩たちに負けない真剣さで受験勉強に励んでいることだろう。今回は、再来年2017年入試でのお子さんの学校選びのために、私立中高一貫校の進学教育・キャリア教育が何をめざし、その教育がどのような成果につながっているのかを、ここでご紹介しておきたい。
記事の見出し
・現在の小学生が生きる将来の社会では、65%が今は存在しない職業につき、今ある仕事の47%が消える?
・わが子が「より良く生きる」ための私学の進路&キャリア教育
・“相互理解・協調・共生の時代”に必要とされる力を育む
・男子と女子の成長リズムの違いを考えた私立中高一貫校の進路&キャリア教育
コラム
・将来の社会で求められる力や大学入試制度が変わり、私立中高一貫校のキャリア教育も変わる!
・「読む・書く」に加え「話す・聞く」の4技能が問われるこの先の大学入試とグローバル社会
わが子が再来年の春、中学に入学して、中高の6年間を経て大学や大学院を卒業して社会に出るのは、いまから11年後にあたる2027年以降、私たち大人が経験していない近未来の社会はどのようになっていくのだろうか。たとえば、アメリカ・ニューヨーク市立大学大学院センターのキャシー・デビッドソン教授は、「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」と予測している。一方、英国のオックスフォード大学で人工知能などの研究を手がけているマイケル・A・オズボーン氏によると、「今後10 ~ 20年程度で、約47%の仕事が自動化される可能性が高い」という。つまり、AI(人工知能)の急速な進化によって、いまの社会に存在する約半数の職業が機械化される可能性が高いということだ。そして、こうしたAIの進歩による以前から、すでに時代は刻々と変化し、日本にもさらにグローバル化の大きな波が押し寄せようとしている。現在の小学生が社会に出るときには、いま以上に、世界やアジア諸国のなかでも経済的な競争は激しいものになるといわれている。しかも競争だけではなく、世界各国の人々と意思を通わせ、協働・協調、そして共生を図りつつ、グローバルな意識や視点で物事を考え、国家や民族の壁を越えて地球全体に課せられた諸問題を解決していく力が求められる時代となる。
記事ではさらに、これから変わり行く社会、またそれを見据えたこれからの時代に求められる力やこれからの中学受験について掲載しています。
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