2016年「小5最難関模試」 中学入試レポート
入試問題に少しずつ近づく学力と適性を培うこと!
今回の小6・小5対象「最難関模試」は、年に1回の貴重な機会。小5の皆さんは、今回の成績や判定結果をバネに、目標に向けて努力を重ねていってほしい。そして保護者の皆さんには、これから約1年2ヶ月後に、わが子が第1志望校にチャレンジしていく覚悟を固めるためのサポートを上手にしていっていただくことをお願いしたい。
記事の見出し
・第1志望校は、迷わない。強い意思をバネに持続的な努力を!
・難関校に挑む気持ちと目標をバネに、入試直前まで学力アップをめざす!
・志望校の過去問題を指標にして、志望校への適性を育てよう!
・親としての最後の大事な役割は、万全の併願作戦を立ててあげること!
コラム
・第1志望校は迷わずに、強い気持ちで目標に向かおう!
・志望校の過去問題に親しみ、それとの“相性”や“適性”を育てよう!
・“変わってきた”難関校の入試問題から、そこで求められる力をしっかりつかもう!
・中学入試の「合格最低点」は、最難関校でも意外に低い!
・難関校の入試も動き、変化する。その背景にある意図に注目しよう!
今回の「最難関模試」を受けてみたお子さんの手応えは、どのようなものだったろうか。今回の判定結果からは、いま親子で決めている志望校に対して、さまざまな手がかりや実感が得られることだろう。ただし何度もいうように、志望校への合格判定の結果が良くても決して油断してはいけないし、また、結果が予想より悪くても、気に病む必要はない。こうした模試は、あくまでも合格可能性の一端を探るものであり、自分の学力(成績)について、ある母集団のなかで相対的な位置を探るためのもの。つまり大勢の仲間のなかで「力試し」をすることが本来の目的だ。今回の「最難関模試」は、いつもの「統一合判」と比べても出題の難度は高めで、受験生の母集団も選り抜きの優秀生ばかりであったことを考えれば、なかには厳しい結果もあったことだろう。しかし、保護者のみなさまにお願いしたいのは、今回どういう結果であったとしても、第1志望校については、必要以上に迷うことなく、今後も努力を続けていってほしいということだ。親子で選んだ志望校ならば、この時期から迷う必要はない。
中学入試はたった1度きりのチャンスなのだから、むしろ残り約1年と40日~2か月の間に、入試本番で良い結果を残せるよう、全力で努力していく強い意思を固めるべきなのだ。以前にも本レポートで、「小学生の学力は入試直前まで伸びる」と強調したことがある。まだ12歳で成長期の真っ只中にある小学生だからこそ、ひとつ自分にとっての「飛躍のきっかけ」をつかむことができれば、学力も精神力も大人がびっくりするほど急成長する。そしてそういう例は決して珍しくはない。その点でも、こうした難関校の入試へのチャレンジを目標におき、最後の最後まで努力を重ねることが、そうした「学力の急成長」への最も効果的なステップになる。
記事ではさらに、これから志望校を決めるに当たってのポイント等を詳しく掲載しています。
詳しい内容、記事の続きはPDFファイルをご参照ください。